【対談】DAISHI(Psycho le Cému) × 一聖(BugLug)「絶対デュエットしたいです」

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■ 顔がかわいくて心が欲深い方がヴィジュアル系って感じがする/DAISHI

── 一聖さんがいつか話してみたかったのがDAISHIさんなんですね。

一聖:はい。DAISHIさんとはなかなかお話する機会がなくて、seek(Ba)さんとは面識があって連絡先も教えていただいて、仲良くさせていただいてるんです。

▲一聖(BugLug)

DAISHI:seekは、だいたいの人を知ってますからね。どこのイベントに出ても「seekさんにはいつもお世話になってます」って言われて、そうじゃない後輩、見たことないですもん(笑)。

── (笑)どれだけお世話してるんだっていう?

DAISHI:きっと、みんなが知ってるのがseekだけなんでしょうね。ウチのギタリスト2人(Lida&AYA)は交友関係ゼロですから(笑)。ツアーとか一緒に廻ると仲良くなりますけどね。だから、四天王(己龍、BugLug、R指定、vistlipの4バンドがライブツアー<均整を乱す抗うは四拍子>を実施した)のツアーで共演したみんなの連絡先は知ってるでしょ?

一聖:知ってます、もともと繋がりがあったからこそ生まれたイベントなので。……この対談をキッカケにぜひ。

DAISHI:ぜひ!

── こうやって話してみて一聖さんの印象はどうですか?

DAISHI:いや〜、かわいいなって(笑)。

一聖:雰囲気だけです。裏は深いので。

DAISHI:顔がかわいくて心が欲深い方がヴィジュアル系って感じがします(笑)。

一聖:(笑)正解です。自分のキャッチコピーにしたいぐらい。

DAISHI:大事だと思いますよ。ドロドロしててほしいですね。

▲DAISHI(Psycho le Cému)

── ギラギラしたものを感じますか?

DAISHI:感じますよ。僕らも22才から26才ぐらいまで「俺らより売れてるヤツ、全員消えろ」ぐらいに思ってましたからね(笑)。今の僕らにはないものを感じます。まぁ、seekはまだギラギラしてるかな(笑)。だって、4バンドで廻った時もギラギラしてたでしょ?

一聖:そうですね。そういう想いはあります。

DAISHI:僕らぐらいの年齢になると、30才〜40才ぐらいの間にみんな、どんどんバンドをやめていくからやっぱり寂しいし、続けているバンド自体にすごくリスペクトの気持ちがあるんですよ。先輩とか特にそうですけど。だから今はシーン全体が盛り上がればいいなっていう想いがありますね。

一聖:ええ。

DAISHI:だから、パワーのある4バンドさんで一緒に廻れるのはすごくうらやましいと思いましたけど。seekがよく“四天王”と呼ばれるバンドの中にポーンとサイコ・ル・シェイムが入って演奏したら、どんな感じなんだろうって言うんですよ(笑)。ファンの人の反応とか怖いなって。

一聖:昔から好きだからこそ思うのは、サイコ・ル・シェイムさんは芯がブレてないから、絶対どの場に出ても関係ないと思います。

DAISHI:優しくしてくれますかね?(笑)。

一聖:(笑)。ファンとなるとまた難しいんですよね。興味がない人はそっと観てる感じなので。

DAISHI:今、そうなんですってね。サイコ・ル・シェイム、静かに観られたらあかんぐらいに衣装、コテコテしてますから(笑)。

一聖:でも、そこがまた食いつくポイントになると思うし、曲だったり、歌詞の良さがあるので。

DAISHI:ライブを重ねてきたバンドマンの意見ですね。一見盛り上がってないように見えても、食いつく時ってありますよね。

一聖:めっちゃあります。

DAISHI:だからライブって不思議なんですよ。

一聖:自分はノッていない人がいる方が心が燃え上がるんです。

DAISHI:いいですねぇ。ウチのAYAくん、同じこと言います。

一聖:やった!(笑)。ホームのライブだと慣れ親しんでいる場所だから「良かったね。おめでとう」で終わっちゃう気がして。逆境を跳ね返したほうがやっている意味とか価値が生まれるんじゃないかって思います。

DAISHI:それ、D’ERLANGERさんのトリビュートライブ(<D’ERLANGER presents ABSTINENCE'S DOOR #009>/2017年9月16日@EX THEATER ROPPONGI)に出演した時の僕らの心境です。昔、コピーはしていましたけど、あそこまで男っぽいゴリゴリのお客さんに受け入れられるのかなって心臓バクバクでしたよ。

── 堂々としていて、やっぱりサイコ・ル・シェイムはサイコ・ル・シェイムだなって感じたライブでしたけどね。

DAISHI:ありがとうございます。それしかできないんです(笑)。

一聖:でもそこが大事だと思います。

DAISHI:僕ら、そんなにイベントをやってないんですよ。ぜひ、一緒にやってみたいですね。怖いですけど。

一聖:や、僕もめっちゃ怖いです。

DAISHI:ウチのファンはめっちゃ優しいですよ。

一聖:ホントですか? すぐ疑っちゃうので怖いんですよ。

DAISHI:すごくノリがいいと思いますよ。2マンとかやっても「ワンマンみたいじゃん」っていう雰囲気なので。でも、自分らの時代はイベントでお客さんが興味ないから途中で帰るとかなかったんですよ。きっちりイベントを楽しんでた。今は出ちゃったりするんでしょ?

一聖:速攻、出ますよ。

DAISHI:観たくないのかな? せっかくの機会なのに。

一聖:自分の推し(のバンド)が決まっているから、それ以外は観ないっていうのもあるのかもしれない。

DAISHI:でも、そうなると「全バンド観てよ」って言わないとイベントが成立しなくなるから、呼んでもらえなくなったりしますよね。難しいですね。

── 一聖さんも歌っていて、その場を立ち去る人の姿を見ちゃうこともあるわけですよね?

一聖:そうですね。でも、それが当たり前になっている感覚があって、悔しいという想いも当然あるんですけど。「もっと良い方法ないのかな」って考えたりしますね。

DAISHI:BugLugクラスのバンドになったら、ないでしょ?

一聖:いや〜、そういうことはすごく考えますよ。イベントだと1人でも多くの人に観てもらわないと「今日、出た意味ねーじゃん」って思っちゃうので。ファンの人が観てくれるのは「ありがとう!」って気持ちで、それ以外の人に観てもらえるチャンスだとも思うので。

── アウェイに燃えるボーカリストとしてはね。

一聖:そうです、そうです。

DAISHI:僕らも一時期はファン以外の人にも観てほしいっていう気持ちが強かったんですよ。でも、ある時から考え方を変えたんです。自分らのファンがめっちゃ楽しいセットリストにして、他のバンドのファンの人も楽しいと思えるライブをしないとダメだなって。

一聖:ああ、なるほど。

DAISHI:昔は、ファンの人はついてきてくれるだろうと思っていたから初めて観る人に向けてセットリストを考えていたんです。

一聖:めちゃめちゃ参考になります。対バンだからこそ、自分たちのファンは置いていってももっとガツガツ激しく行こうぜって思うこともあるけど、ファンがいるからこそ自分たちはライブができる。そこをうまく融合させてライブを展開していきたいんですけど、難しいですね。

DAISHI:どっちもバンドを良くしようと思ってのことなので間違いじゃないもんね。

一聖:そうですね。

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