【ライブレポート】STARMARIE、10周年記念公演で三森すずこら豪華ゲストがお祝い

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7月9日、STARMARIEが渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにて、ユニット結成10周年記念ライブ<STARMARIE 10th Anniversary LIVE>を開催した。

◆STARMARIE ライブ画像

当日は満員のファンに加え、10年の歴史を語る上で欠かせない橘田いずみ、三森すずこ、古川未鈴(でんぱ組.inc)、Mia REGINAらもゲストとしてお祝いに駆けつけた。それぞれが出会った時期も、関わり方も異なる4者のゲストではあるが、全員がSTARMARIEのことを愛する気持ちに満ち溢れた、祝賀ムードたっぷりの一夜となった。

10年の歴史の中で、長くSTARMARIEのショーの幕開けを彩ってきたオープニングSEからこの日の公演はスタート。一人ずつ名前がコールされ、ステージに上がり深々と頭を下げる5人のメンバー。10年間の中でも、大きな出来事ともなったテレビアニメ『カードファイト!!ヴァンガードG NEXT』のED主題歌「ナツニナレ!」が飛び出すが、1曲目から泣いているお客さんを見つけてしまい、釣られて感傷的になる5人に会場からは大きな拍手が贈られる。

▲Mia REGINA、STARMARIE

そんなアットホームな空気の中、中根もにゃの「今日はたくさんのゲストの方がお祝いに来てくださっているので、楽しい一日にしていきましょう!」との声からゲストの橘田いずみ、Mia REGENAがステージに登場。それぞれが思い出話に花を咲かせる。「モノマネ師ネロが好きすぎて舞台化してしまった」という驚きのエピソードも飛び出した、ささかまリス子らMia REGENAと共に8人体制での「モノマネ師ネロ」が披露される。スタマリ愛を語るエピソードが次から次へと出てくるMia REGENAだけあり、完璧なコラボレーションステージが披露される。まるで単独公演ではないかと錯覚するほど8人で見ている者をSTARMARIEの世界観へと惹き込んでいく。

▲古川未鈴(でんぱ組.inc)、STARMARIE

続いてゲストとしてステージに現れたのは、前々日に山梨・河口湖ステラシアターにて全国ツアー特別公演を終えたばかりのでんぱ組.incの古川未鈴。STARMARIEの結成当初から共演していた仲であり「覚えてる? 石丸電気時代から見ていてくれた人いる?」と、こちらも昔話が次々と飛び出す。「最初に10周年ライブに未鈴ちゃんが出てくれるって聞いたとき嘘だと思いました」と語る高森紫乃に対して「話を聞いた時に『出ます!出ます!』ってすぐ答えました!」とこの日の出演を心待ちにしていてくれた古川未鈴とのコラボレーションにて、古川が大好きだと語る「浦薬剤研究所の新薬実験」を披露する。

さらなるゲストとして今度は三森すずこがステージに登場する。三森はSTARMARIEのオープニングナレーションも担当しており、高森は「レコーディングに立ち会わせてもらったのですが、一人ずつ名前を呼んでもらうシーンではゾワッとしていました!」と語るなどこちらもこの日だけの特別なコラボレーションに喜ぶ。

▲橘田いずみ、STARMARIE

三森が単独で「ユニバーページ」を披露し、再びステージに登場したのは橘田いずみ。橘田が作詞を担当した楽曲「私の居ない世界で君は明日を迎えられる?」を6人でコラボレーションする。「昨年のクリスマスイブ、初めてこの曲を橘田さんと一緒に歌った時に、『武道館に立ったらこの曲を必ず歌います』と約束したんです」と思い入れの深い楽曲を力強く歌い上げると、会場からは大きな拍手が贈られた。

▲三森すずこ、橘田いずみ、STARMARIE

まるでロックフェスのように、目まぐるしく入れ替わるゲストとSTARMARIEによるコラボレーションステージが立て続けに披露されるお祭りのような雰囲気の中、再び三森すずこがステージへ。今度は三森と橘田がメンバーを務めるミルキィホームズでの代表曲「それはTOYS☆」、「正解はひとつ!じゃない!!」を連続して7人で披露。まさかの逆コラボまで飛び出し、お祭りのような会場の熱量はピークとなり、大きな盛り上がりを見せた。


すでにフィナーレのような充足感に満たされたフロアとSTARMARIEの5人だが、これはほんの序章に過ぎず、ここからがこの日の本編、STARMARIEのステージとなる。照明が全て落とされ、暗転したフロアに響き渡るのは、物々しいBGMとこの日だけの特別な三森すずこによる生ナレーション。それに合わせてステージに5人が現れると、会場の雰囲気も一変。今までのお祭りムードから、一気に奈落の底のような暗い世界へとゆったりと墜ちていく。「妻はハイドに会ってはいけない」「サーカスを殺したのは誰だ」と連続して披露されたダークな世界観を拡げる楽曲が会場をSTARMARIEの闇の色へ染め上げていく。前半のお祭りムードとのギャップが、さらにSTARMARIEの持つ世界観の深さと表現力を浮き彫りにさせる。

先日のツアーファイナルでも見せた映像表現もさらに彼女たちの描く世界観を拡張していく。「ホシノテレカ」、「さよならお弁当」と今度は物語性の強い楽曲を、その歌詞を背にしながら連続で披露する。このイベントはただ10年の歴史を懐古するだけではなく、これからさらに前に進んでいく、という気持ちを「Fantasy World For You」ではストレートに込め、「ドント・ルッキン・フォーミー」では切なくも温もりを感じるメロディに載せて、ゆっくりと何度もその気持ちを再確認するように歌い上げた。






10年の歴史の中で、メンバーチェンジ、解散危機など様々な壁を乗り越えてきたSTARMARIE。中根もにゃ、松崎博香、渡辺楓の3名が加入して現体制となり4年。今日魅せたこのステージこそが、10年の歩みの中で行き着いた”STARMARIEとしてのステージ“なのではないだろうかと強く感じさせてくれた。木下望が「STARMARIEは武道館公演をやることは決まっているので、しかも2days!」と大きな目標を再度確認し、「こんな素敵なゲストの皆さんと、ファンの皆さんに応援していただいている私達は無敵だと思います!これからも応援よろしくおねがいします!」と締めくくり、最後に、この日出演した全アーティストがステージに登場し「姫は乱気流☆御一行様」を全員でコラボレーションして10周年の夜を彩る狂宴は幕を閉じた。

「来年には11周年記念ライブもあるので」とさっそく木下望がぶち上げたように、STARMARIEは今後も多くの展開を発表している。Gacharic Spin、D.W.ニコルズ、凸凹凸凹-ルリロリ-がそれぞれ出演する3ヶ月連続の主催フェスの開催や、台湾単独公演、台湾、フィリピン、米国とそれぞれの海外イベントへの出演、そしてX JAPAN のギタリストHIDEによる夏フェス、<hide presents MIX LEMONeD JELLY 2017>にて共演を果たしたjealkb主催のイベント<オトタノ2018>への出演も先日発表されている。


■ツアー・イベント出演スケジュール

<3ヶ月連続主催ライブ『Fantasy Voyage』Voyage 1>
2018年8月12日 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
OPEN 14:30 / START 15:00
出演:STARMARIE / D.W.ニコルズ

<3ヶ月連続主催ライブ『Fantasy Voyage』Voyage 2>
2018年9月15日 渋谷RUIDO K2
出演:STARMARIE / 凸凹凸凹-ルリロリ-

<3ヶ月連続主催ライブ『Fantasy Voyage』Voyage 3>
2018年10月28日 TOKYO FM HALL
出演:STARMARIE / Gacharic Spin

<OTODAMA SEA STUDIO ~GIRL SPLASH 2018~>
2018年7月13日 OTODAMA SEA STUDIO(神奈川県三浦市三浦海岸)
OPEN 12:30 /START 13:15

<STARMARIE 10th Anniversary Show(仮)>
2018年7月21日(土)台湾 Taipei PIPE Live Music

<Touch The Japan>
2018年 8月24日〜27日
※STARMARIE出演日は8月24日と27日

<Anime Weekend Atlanta>
2018年9月20日〜23日開催
※STARMARIEのメインステージ出演は22日。他日程もイベント実施予定
●Anime Weekend Atlanta
https://awa-con.com/

<オトタノ2018>
2018年9月24日 Shibuya O-EAST
OPEN 11:00 / START 12:00
前売り¥5,800(+1ドリンク代)
出演:jealkb / m.c.A・T / オメでたい頭でなにより / 仮面女子 / キュウソネコカミ / STARMARIE / 高橋洋子 / NoGoD / はるな愛 / BOYS AND MEN(誠)/ まちゃあき(エグスプロ―ジョン) / 水木一郎 / LIFriends アイロンヘッド / クマムシ / けんじる / ジョイマン / 庄司智春(品川庄司)/ ですよ。/ どぶろっく / 永野 / なかやまきんに君 / にゃんこスター / はんにゃ / ミスター人間(ペナルティー・ワッキー)/レイザーラモンRG / and more...

◆STARMARIEオフィシャルサイト
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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