【インタビュー】TETSUYA (L’Arc-en-Ciel)、1st EP完成「常に攻めの姿勢で音楽を作る」

■楽曲だけで勝負していくようなライヴ
■いつもとはまた違ったテイストになると思う

──ヒステリックでエモーショナルなソロは聴きどころですね。続く4曲目の「Eureka」はウォームなメロディアスチューン。

TETSUYA：たしか「DIVE TO BLUE」みたいに爽やかな曲を作ろうかなというところから入ったんですよ。だから、リズムの感じとかベースの感じとか、Aメロの雰囲気とかはちょっと近いものがあるかもしれません。作りながらハモリを入れたりコーラスを入れたりして、思ったよりも壮大な感じになりましたね。

──煌びやかな曲調に加えて、“自分らしく生きる もう迷わない”という前向きな歌詞も注目です。ラストにボーナストラックとして収録された「wondeful world(Acoustic Version)」も聴き逃せない1曲といえますね。

TETSUYA：僕はアコースティックライヴもやっているんですけど、限られた空間で限られた人たちの前でしかやってきていないので、音源として、より多くの人に聴いていただきたいなという思いのもとに録りました。

──アコースティックヴァージョンは歌が最大の聴きどころともいえますが、それにふさわしいエモーショナルなヴォーカルです。

TETSUYA：本当ですか？　自分では、そんなことはないと思いますけど。

──いやいや、温かみのある歌声に惹き込まれましたよ。

TETSUYA：この曲は重実(徹)さんのアレンジ力です。それと(山口)周平さんのギターじゃないですか。もちろん他の曲で弾いていただいたギターの方々も全員上手いんですけどね。僕はもともとギターが好きなんでしょうね。ソロ初期の頃は自分でもギターを弾いてソロとかも入れていましたけど、最近は人に弾いてもらうほうがいいんですよ。上手いギターが聴けて楽しいから（笑）。

▲通常盤

──たしかに、5曲ともギターが良質です。そして、それはギタリストをその気にさせる楽曲をTETSUYAさんが書かれていることも大きいと思います。さて、「I WANNA BE WITH YOU」は5色の夏を味わえる必聴の一作になりました。このシングルリリースに伴って7月23日にめぐろパーシモンホール 大ホールで行われるスペシャルライヴも楽しみです。

TETSUYA：僕はデビュー前からいつかパーシモンホールに立ちたいなと思っていたんです。パーシモンホールは聖地じゃないですか。アーティストはみんな目標にしているだろうし、僕もそこを目標にやってきたので、やっとそのステージに立てる日がきたなと思ってめちゃめちゃ気合が入っています。もうね、いつも以上に熱い気持ちで臨むことになると思います（笑）。

──えーと、えーと、えーと、わりと最近できた(2002年開館)ホールだと聞いていますが（笑）。

TETSUYA：久しぶりに新曲4曲がリリースされるので、セットリストも変化が出せると思うんです。今回はシンプルにいこうかなと考えているんですよ。楽曲だけで勝負していくようなライヴにしたい。いつもとはまた違ったテイストになると思うので、楽しんでいただければと思います。

取材・文◎村上孝之








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