【ライブレポート】WANIMA、メットライフドームで「これからも聴かせたい曲、見せたい景色がある」

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メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』を引っさげて、2月からスタートした過去最大規模の全国ツアー<Everybody!! Tour>のツアーファイナルが、8月25、26日に埼玉・メットライフドームで開催された。チケットは即日完売し、この2日間だけで7万人を動員したWANIMA初のドーム公演。そしてメットライフドーム史上初のアリーナスタンディングを実現させ、超巨大会場をライブハウスのような熱狂で包む2日間となった。このレポートでは、26日の模様をお送りする。

◆WANIMA ライブ画像

4月に観た幕張メッセではアリーナ中央にステージを設けたが、今回はドームのどの客席からも観えるワイドなメインステージと、そこからアリーナの中央まで縦の花道があり、アリーナの端から端までを横切る長い花道と交わっている。大会場だが、客席との距離はとても近く感じるステージとなっているのは、ライブハウスで切磋琢磨してきた彼ら自身のこだわりだろう。

アリーナからスタンド席までみっちりと埋まった会場にライブ開始のカウントダウン映像が流れ、SE「JUICE UP!!のテーマ」が流れると、ドームの屋根をビリビリ震わせるような歓声が沸く。そしてKENTA(Vo&Ba)、KO-SHIN(Gt&Cho)、FUJI(Dr&Cho)が登場して、挨拶がわりに広いステージを駆けまわり、「OLE!!」でライブの幕をあけると3万5千人の歓声が大合唱に変わった。8月の終わりながら、この週末は猛暑が復活して、夕方でも気温は40度近い体感があったが、ライブのスタートからさらにグンと上がっている。凄まじいボルテージだ。





「<Everybody!! Tour Final>、WANIMAとみんなで“開催しまーす!!”」(KENTA)。お決まりのコールから、続く「BIG UP」でアリーナの観客は大きなステップを踏み、またサークルを作って隣の子と肩を組み踊る。ここがドームだということを忘れてしまうような光景である。「2日間、みんなのためにメットライフドームを貸し切りました。迷いなら捨てて、あとくされなく、今日1日、楽しんでいきましょう! WANIMAはギンギンです。みなさんもたぎってますか?」というKENTAの声に、観客は高くコブシを突き上げて叫び、返答する。「じゃあ、あと2万曲やります!」とKENTAがMCをしている間に、花道の中央付近にスイカが準備された。なんでも、スイカ割りを成功させて、次の曲にいくという。じつに新しい花道の使い方だ。そしてちょっとズルはしつつも、2発目で見事に割ったスイカにKENTAがかぶりつくと、ここから中盤戦がスタート!







「Japanese Pride」「やってみよう」「THANX」、そして「情けない思いを燃やしていこう」と「Drive」でシンガロングを起こしていった。続く「CHEEKY」では、メインステージから3人を乗せたイカダ状のステージがゆっくりと花道を移動してきて、アリーナ中央に到着。そしてFUJIがおなじみのモノマネで、DA PUMPの「U.S.A」を披露して会場を笑いで包むと、イカダ状ステージをぐるぐると回転させながら「いいから」を演奏。ドームらしいド派手なアトラクション感に、ワクワクする。ここからは、スタンド席にももっと近づきたいということで、アリーナを横切る長い花道の両端に設置したステージでそれぞれ曲を披露。上手のレッドステージでまず「SLOW」をプレイし、センターに戻ると彼らの出身地、熊本の県花をモチーフにした新曲「りんどう」を演奏した。観客たちがそれぞれスマホのライトを灯し、ドームいっぱいに花を咲かせ、またKO-SHINが上京した当時の部屋を再現した4畳半の畳敷きの下手ステージでは、「ここから」をアコースティックセットで披露した。元々はパンキッシュな曲だが、3人で抜群のハーモニーを響かせるグッドメロディが際立つシンプルなアコースティック・アレンジで、歌の持つ力強いメッセージを手渡しするような曲となった。

アコースティックで聴かせた後は、いよいよ後半戦。「3、2、1でともに歌おう」(KENTA)という声から、会場一体となった「ともに」の大合唱を起こし、「雨上がり」「ヒューマン」とぐっと胸に迫る曲を連発。観客の歌声も相まって、エモーショナルな熱気が立ち込める会場をかき回すべく、ファストな「Hey Lady」で踊らせたり、ウェーブを起こしたり、また炎の特効で歓声を一段と大きくする「サブマリン」で最高潮を更新していく。「すごかですねえ、みんなに押されてバテ気味です」「表情がいいよね」と語り合う3人は、とびきりの笑顔だ。









「メットライフドーム史上、初のアリーナスタンディングのライブ。これは音楽史上でも、歴史に残ると思います」(KENTA)。そう自信を覗かせながらも、この景色を実現させてくれたスタッフや観客への感謝を伝える3人。そして、「これからも聴かせたい曲、見せたい景色がある。WANIMAとともに生きていってください」(KENTA)と告げると、「シグナル」、そしてアルバム・タイトル曲である「Everybody!!」で本編を締めくくった。何度も「いつでも戻ってきてよ。待ってるからさ」と観客に語りかけ、大きなステージを走り、歌いプレイするWANIMA。そして見知らぬ隣の子ともガッチリと肩を組んで、輪になって歓声をあげるアリーナや、声をからして歌うスタンド席の観客たち。ライブハウスのような濃密な空間だが、見渡せばここは3万5千人を収容したドーム。改めて、凄まじい光景だなと思う。





アンコールでは、ドームの天井に花火を映し出した多幸感溢れる「花火」や、KENTAが客席に降りて、観客から直に聞いたリクエスト曲「TRACE」を披露し、金テープが降り注ぐなか「これだけは」を響かせた。メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』をリリースし、今回の<Everybody!! Tour>ではロックバンドとしては破格の勢いで、ライブハウス、アリーナ、そしてドームという会場を制覇していったWANIMA。あまりのスピード感に、一体、ここからどこへ向かうんだろうという思いも湧く。しかしこのアンコールで本人たちから発表されたのは、このドーム公演最終日の模様を収録したライブDVD/Blu-rayを11月にリリースすることと、11月から来年3月にかけて全27公演にものぼるライブハウス/ホール公演ツアー<1CHANCE NIGHT TOUR 2018-2019>を開催するということだった。

ドーム公演の余韻もそこそこに、彼らの歌を聴きたいという全国の声のもとに、新たなツアーへと出発するライブ猛者、WANIMA。この先、どこへ向かうのかなんていうのは、まったくもって野暮な考えだった。「東京在住、熊本出身。日本でいちばんWANIMAが好き。WANIMAでした!」。その言葉どおり、この3人はどこまでいっても音楽が好きでバンドが好きで、ライブが好きなWANIMAだ。





取材・文◎吉羽さおり
撮影◎瀧本 JON... 行秀、岸田哲平

  ◆  ◆  ◆


【セットリスト】

<Everybody!! Tour Final>
8月25日(土) 、26日(日) メットライフドーム
開場:16:00 / 開演:18:00 (25日、26日共通)

[DAY2]
1_OLE!!
2_BIG UP
3_Japanese Pride
4_やってみよう
5_THANX
6_Drive
7_CHEEKY
8_いいから
9_SLOW
10_りんどう
11_ここから(アコースティック)
12_ともに
13_雨あがり
14_ヒューマン
15_Hey Lady
16_オドルヨル
17_サブマリン
18_シグナル
19_Everybody!!
EN1_花火
EN2_TRACE
EN3_これだけは

2nd DVD/Blu-ray『Everybody!! TOUR FINAL』

2018年11月28日(水)発売
DVD(2DISC) ¥4,500(税抜)  Blu-ray ¥5,000(税抜)
【収録内容】
8月26日(日)「Everybody!! Tour Final」2日目公演LIVE本編+特典映像

先着購入者特典案: B2ポスター ※先着購入特典は無くなり次第終了となります。予めご了承下さい。
早期予約特典:WANIMAが持ってそうなバンダナ ※9月17日(月・祝)締切
※先着購入特典ならびに早期予約特典は、一部店舗ではお取り扱いのない場合もございます。
詳しくは店頭にておたずねください。

▲早期予約特典“WANIMAが持ってそうなバンダナ”デザインイメージ
※こちらはデザインイメージです。実際とは異なる場合がございます。

■特設サイトURL: http://wanima.net/everybodydvd/

<1CHANCE NIGHT TOUR 2018-2019>

11月5日(月) Zepp NAGOYA
11月7日(水) Zepp Osaka Bayside
11月8日(木) Zepp Osaka Bayside
11月13日(火) 仙台PIT
11月19日(月) Zepp Sapporo
11月21日(水) 旭川市民文化会館
11月23日(金) 釧路市民文化会館
11月25日(日) 苫小牧市民会館
12月8日(土) Zepp Fukuoka
1月11日(金) 周南市文化会館
1月13日(日) 米子コンベンションセンター BiG SHiP
1月14日(月・祝) 倉敷市民会館
1月24日(木) 石川県・本多の森ホール
1月25日(金) 福井フェニックス・プラザ
1月27日(日) コラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)大ホール
1月29日(火) 長野県・ホクト文化ホール 大ホール
2月7日(木) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
2月8日(金) なら100年会館 大ホール
2月16日(土) 宇都宮市文化会館 大ホール
2月17日(日) ベイシア文化ホール(群馬県民会館)大ホール
2月19日(火) けんしん郡山文化センター大ホール(郡山市民文化センター)
2月21日(木) リンクステーションホール青森(青森市文化会館)
2月26日(火) 鹿児島市民文化ホール 第一
2月27日(水) アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
3月1日(金) 大分iichiko総合文化センター
3月2日(土) 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
3月4日(月) 佐賀市文化会館 大ホール

SATANIC ENT.先行受付期間:8月29日(水)18:00〜9月2日(日)23:00
SATANIC ENT.先行受付URL:https://satanic.jp
■特設サイトURL: http://wanima.net/everybodydvd/


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