Moog Musicからスプリング・リバーブ内蔵のセミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー「Grandmother」登場

ツイート

アルペジエーター、シーケンサー、ハードウェア・スプリング・リバーブを内蔵したセミモジュラー・アナログシンセサイザー「Grandmother」がMoog Musicより登場。コルグ・KID(KORG Import Division)より10月下旬に発売される。

「Grandmother」は、パッチングしなくてもすぐ演奏が楽しめるセミ・モジュラー・シンセサイザー。41のパッチポイントとわかりやすいフロントパネルにより、際限のない音の探求が可能。内部回路やスプリング・リバーブ、そしてそのスピリットは、クラシックなmoogモジュラー・シンセサイザーの影響を受けたものだ。

パッチングにより内部の接続を無効にできるのも特徴の一つ。これにより独立したモジュールと同じように各セクションを機能させることも可能。スタンドアローン機能に加え、外部音源用のアナログ・オーディオ・プロセッサーとしても利用できる。入力された音を内蔵スプリング・リバーブで処理するといったことも可能というわけだ。「Grandmother」は、「Mother-32」「DFAM」、さらにユーロラックのモジュラー・システムを強力に拡張するキーボードとなっている。


▲フロントパネルはARP/SEQ、MODULATION、OSCILLATORS、MIXER、UTILITIES、FILTER、ENVELOPE、OUTPUT、SPRING REVERBの各セクションを色分けして配置。鍵盤はベロシティ対応Fatar製32鍵。

▲リアパネルにはAUDIO(メイン出力/ヘッドホン出力、インストゥルメント入力、ユーロラック出力、リバーブ出力)、ARP/SEQ CV(CLOCK IN、ON/OFF IN、RESET IN、CLOCK OUT)、MIDI(IN、THRU、OUT、USB)端子を用意。左のツマミはFINE TUNE。

製品情報

<おもな特徴・仕様>
・ハードウェア・スプリング・リバーブを使用して外部サウンドの処理が可能
・ギター、ドラムマシンなどに使える1/4インチの外部オーディオ入力
・セミ・モジュラー - パッチングの必要なし
・使いやすいアルペジエーターとシーケンサー
・最大3つのシーケンスをそれぞれ最大256 まで保存可能
・選択可能な波形とハード同期を備えた2つのアナログ・オシレーター
・クラシックな4極10Hz~20kHzのラダー・フィルター
・パッチング可能な1極のハイパス・フィルター
・アナログADSRエンベロープ・ジェネレーター
・オーディオ・レート機能を備えたアナログLFO
・ベロシティ有り32 Fatar鍵盤
・パッチングにより内部の接続を無効にすることが可能
・DIN MIDI IN/OUT/THRUとUSB MIDI
・Mother-32、DFAM、その他のユーロラック・モジュラー・システムと連携可能
・パッチング可能なバイポーラ・アッテネーター
・21インプット、16アウトプットおよびパラレル有線4ジャック・マルチを備えた41のパッチポイント
・電源:12V、2A、100VAC-240VAC(ユニバーサル電源)、50/60Hz
・外形寸法:約585(W)×362(D)×140(H)mm
・重量:約8.17kg

<モジュール>
・Moog Minimoogに基づく発振器
・Moog CP3に基づくミキサー
・Moog 904に基づくフィルタ
・Moog 911に基づくエンベロープジェネレータ
・Moog 902に基づくVCA
・Moog 905に基づくスプリングリバーブ

◆Grandmother
価格:125,000円(税別)
発売日:2018年10月下旬
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス