ニュース総合 TOP10【2018年をBARKSニュースで振り返る】

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2018年も終わり、ついに平成最後の年となる。多くの人災天災に襲われた2018年だったが、音楽業界も様々なことが巻き起こり激動の1年となった。聴き放題サービスがすっかり生活に根付き、音楽は所有するものではなく共有するものとなったのも2018年の特徴だ。もちろん音楽の売上自体は落ちる一方。とは言え、ライブ/フェス事情は変わらず活況で、音楽シーンに陰りはない。

◆ニュース総合(TOP20)

2018年にお届けしたBARKSニュースは全部で12,000本以上に及び、18年を超える年月で蓄積された記事は全部で15万本近くにもなるけれど、2018年に最も読まれた全記事を集計してみると、単なるニュースではなく、音楽体験と密着したもの/ライブレポートやフォトギャラリーなど、ライブ関連の情報が上位に食い込んでいることがよく分かる。

一般的に2018年を振り返るならば、米津玄師「Lemon」やDA PUMP「U.S.A.」の大ヒット、今日俺バンド「男の勲章」、King &Prince「シンデレラガール」など、話題となった作品のほとんどがTVドラマやバラエティ番組と連携しており、そこにYouTubeやTikTokをはじめとするSNSが密接に絡んだ作品が、国民的な人気を獲得する構造となっていた。あいみょんやMANIWAの躍進、安室奈美恵の引退やX JAPANの無観客ライブ、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒット、ボブ・ディランとケンドリック・ラマーという新旧リリシストのフジロック共演など、トピックスも多かった2018年だが、AMPMのようなアーティストが彗星のごとく現れ、日本に逆輸入されるというSpotifyが生んだ新たな動きも、音楽がクラウドに乗った新世代ならではの音楽事情だったと言えそうだ。

2019年はウッドストックからちょうど50年。1969年はロックにとって重要すぎる年ゆえに、2019年の音楽シーンはいい意味で大荒れのとんでもない年になったらいいな…、そんなふうに思っていたりもします。

もちろんTOP20以外にも面白い記事/貴重なニュースも満載で、キリ番100位にはクイーンネタが、200位には<中津川ソーラー>の即レポ、300位にはAimerのインタビューがランクイン、400位には吉川晃司が500位には倉木麻衣が顔を出しました。

100位 ブライアン・メイ、フレディを演じたラミ・マレックは「アカデミー賞に値する」
200位 【速レポ】<中津川ソーラー>本日も晴天なり、熱狂と大自然のPHOTO GALLERY
300位 【インタビュー】Aimer、唯一無二の歌声を手に入れるまでの絶望と葛藤、そして希望
400位 吉川晃司、今後1年間は歌わずポリープ治療に専念+2019年2月に“復活&35周年的”武道館公演
500位 【インタビュー】倉木麻衣、初コンセプトアルバム完成「夢を重ねてきた20年間だと思ってるんです」

文◎BARKS編集長 烏丸哲也


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