【インタビュー】「俺らってサーカス団みたい」 MADKIDが1stアルバム『CIRCUS』に込めた思い

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MADKIDが初のフルアルバム『CIRCUS』をリリースした。2018年頭にシングル「Never going back」でメジャーデビューして以来、最新の音楽トレンドを取り入れたエッジーなポップミュージックを作り続けている。そんな彼らのターニングポイントとなったのは、アニメ「盾の勇者の成り上がり」のオープニングテーマとして「RISE」を書き下ろしたこと。半自伝なリリックとハイクオリティなサウンドがアニメのストーリーともマッチして、グループの知名度は飛躍的に高まった。今回のインタビューでは、アニメとのタイアップがグループのクリエイティブに及ぼした影響、そしてアルバムで表現したかったことについて、メンバー五人に話を聞いた。

◆MADKID 画像ページ

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▲ALBUM『CIRCUS』TYPE A

■BARKSを見てるような音楽好きの人たちにも聴いてもらいたい

── アニメ「盾の勇者の成り上がり」のオープニングテーマ「RISE」が話題になってますね。しかも同アニメの第2クールのオープニングテーマも書き下ろしたんだとか。

YOU-TA :「FAITH」ですね。どうやら「盾の勇者の成り上がり」とMADKIDはめちゃくちゃ補完性が高いみたいです(笑)。というのも、前回の「RISE」も今回の曲も、タイアップだからと言って僕らは何も妥協してないんですよ。


KAZUKI:意識したのは、アニメを観る人は毎週この曲を聴くことになるので、ハキハキ歌うとかわかりやすい言葉を選ぶ、といった点くらいですね。

YUKI:クリエイティブの根本的な部分は曲げてないです。

LIN:そうそう。このアニメは絶望的な状況を打破する男の子の話なんです。俺たちもこれまでいろんな偏見に晒されたりとか、くやしい思いもいっぱいしてきてるので、そういう思いを歌詞に落とし込みました。

SHIN:この2曲はアニメのキャラのことを歌ってるようで、実は自分たちのことでもあるんだよね。だから僕は歌ってるとものすごくテンションが上がる(笑)。


LIN:とはいえ書き下ろしは初めての経験だったので、最初はかなり戸惑いました。というのも、アニメという違うメディアのために曲作りをすることが、自分のクリエイティブにどんな影響を及ぼすかが未知数すぎて。やっぱり自由に曲を作るのとは全然違うから。でもスタッフさんとかいろんな人たちに助けてもらって、そしたら、意識したわけじゃ全然ないのに「盾の勇者の成り上がり」っぽい曲を作ることができたんです。YOU-TAの言う通り、MADKIDとの相性が良かったんでしょうね。でもすごく新しい体験ができました。

── 「RISE」「FAITH」が話題になる中でフルアルバム『CIRCUS』が完成しました。

YOU-TA:これまでリリースしてきたシングルと、配信限定曲、さらに新録が4曲とボーナストラックが入ってるんで、MADKIDを知ってもらうのにこれ以上ない一枚になったと思います。“ダンスヴォーカルグループ”というとアイドルみたいなイメージが強いと思うんですけど、僕らはこのアルバムをBARKSを見てるような音楽好きの人たちにも聴いてもらいたくて。このアルバムには、僕らは五人の全然違う個性が反映されています。

▲YOU-TA

YUKI:俺らってサーカス団みたいだなって。いろんな個性を持ったプロが観客を楽しませるエンターテイメント集団というか。だからタイトルを「CIRCUS」にしたんです。

■「アルバム出します」「はいっ、曲作ります!」「締め切りはこの日で」「やります!」みたいな

── さまざまな音楽の要素が含まれつつも、すごくまとまったアルバムに仕上がりましたね。


YOU-TA:それは嬉しいですね。僕らはまとめるためにどこかを妥協するのが絶対に嫌なので、今回も自分たちの現時点のいいところは最大限に出しつつ、作品全体のクオリティを高めることを意識しています。

KAZUKI:このアルバムは僕らがやりたいことを全部やらせてもらえた作品。歌も、音も、歌詞も、スタッフさんからNGが出ることはなくて。

YUKI:だけど制作期間はタイトだったので結構大変でしたね。レーベルの方から「アルバムを作るよ」って教えてもらったのも、去年末か今年の頭くらいだったし。

LIN:最初に既発曲の中からアルバムに入れる曲を選んで、全体のバランスを見て新しく何曲か作ることにしました。しかも新曲の制作期間が今年の2月に出したシングル「RISE」のリリースイベントの準備とかなりかぶってしまって。1月の後半から2月中くらいに作曲からレコーディングまで一気にやった感じでしたね。

▲LIN

SHIN:「アルバム出します」「はいっ、曲作ります!」「締め切りはこの日でお願いします」「やります!」みたいな(笑)。

KAZUKI:本当にそんな感じ。1曲できたら「はい、次の曲」って(笑)。

── MADKIDはどのように楽曲制作するんですか?

YUKI:曲によりますが、まず俺とLINでディスカッションしながらトラックを作ります。メンバーのみんなに聴いてもらう時は、すでにかなりブラッシュアップされてるかな。

YOU-TA:そこから僕がヴォーカルチーム全員のパートを割り振って、歌入れをするんです。でもメジャーデビュー以前はKAZUKIとSHINのパートも僕が1回仮歌を歌ってて。それを二人に覚えてもらってからレコーディングしてたので、ものすごく時間がかかってた。

KAZUKI:YOU-TAの仮歌を自分のものにするのが結構大変で。自分では覚えたと思っても、実際にレコーディングしてみてると全然イメージと違ったりとか。それで何度も録り直したり。

▲KAZUKI

SHIN:とはいえKAZUKIとYOU-TAの間には阿吽の呼吸があるんですよ。僕はみんなよりも後にMADKIDに入ってるから、最初の頃は本当に苦労しましたね。

KAZUKI:でも去年の夏に出した2ndシングル「Summer Time」から、僕とSHINもプリプロ段階から参加するようになって、レコーディングスピードが格段に早くなったし、MADKIDとしての引き出しも増えたと思う。このやり方じゃなければ、今回のスケジュールでアルバムは完成できなかったと思うな。

◆インタビュー(2)へ
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