【インタビュー】10-FEET、2年ぶりシングル完成「全部をひっくり返すような存在。そういうものになったらいいな」

■頭でイメージするのと実際にやってみるのとでは
■全然違う。“やってみましょう”って

──そういった意識が、他に収録されている2曲にも貫かれているんですか？　「heart blue」からは、“君の笑顔を見るために自分が行動すれば、自分自身も変わる”といったメッセージを感じ取りました。

TAKUMA：そうですね、変わっていければいいなと。頭でイメージするのと実際にやってみるのとでは全然違うってのは、何ごとにも言えることやと思うんですけど。そういうトライとかがそんなに迷いなく今回は全体にあるかもしれないですね。やってみましょうって。でもヤケクソやったりするわけじゃないし、苦し紛れでもないんで、すごくいいんじゃないかなと。

▲KOUICHI (Dr&Cho)

──そういう発言も含め、いい感じでマインドが突き抜けたように思います。

KOUICHI：そこまで自覚する感じはないんですけど。TAKUMAの詞からいろいろ感じることはもちろんあります。そのときの心境を反映させたものとか、いろんな歌詞の書き方をTAKUMAはできると思うんですよ。「ハローフィクサー」に関してはメロディにも合ったいい歌詞やなと思うし。最初、“フィクサー”の意味が分かんなかったですけど（笑）。後々、分かったんですが。「ヒトリセカイ」とはまた全然違うタイプの詞でね。すげー立ち向かってるなって思いますよ。

NAOKI：詞に関しては、楽曲があって、そこに乗ってくるメロディと言葉という、トータル面でいいなと感じられるかってことが大事やと思っていて。今回もいいなって思います。

──そういった意味でいくと、3曲目「123456789101112」はどういうことなんやと？

NAOKI：この曲が一番、歌詞がいいっすよね、はい（笑）。

KOUICHI：一番伝わってくる。

NAOKI：多分、一番時間も掛かったんちゃいますかね。

TAKUMA：ええ、哲学っすね（笑）。“最高 洗濯”で“psycho 忖度”で、自己啓発曲っすね（笑）。

▲NAOKI (B&Vo)

──ははは。10月からは久々のワンマンツアーも決定しました。まだ具体的イメージは湧いてないと思いますけど、意気込みが相当すごいのは伝わってきます。

TAKUMA：ツアーは全力でやるのは当たり前なんですけど、僕らも学べることもたくさんあると思うので、より学びが芽生えるように楽しんでやりたいと思ってます。

KOUICHI：楽しみ。楽しんでやろう。

NAOKI：セットリストも、この3曲だけってライブもやってみたいですね。

──イヤな意気込みを語りましたね、今。

TAKUMA：だってこのシングルのツアーだもの。

──なんだよ、その相田みつを的な言い方。小憎らしい！

TAKUMA：この3曲だけでセットリストを変えてみたりね（笑）。

NAOKI：お客さんも“今日はこっちが1曲目なんやー”ってね。

KOUICHI：1曲100円でやる？

TAKUMA：それ、北ぱちのカラオケ屋やんけ。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎西角郁哉

















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