【対談】Psycho le Cému × アルルカン、「本当に好きじゃないと、今、V系バンドは組まない」

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■打ち込みとバンドサウンドが混ざっていて
■エンタメでまとめている在り方がすごく好き

DAISHI:でも、若いときはメンバー同士、ピリピリしてたかも。年いったらメンバーの誕生日会とかやりだすキモいバンドになった(笑)。

來堵:暁と僕、誕生日が1日違いです。

DAISHI:じゃあ、キモいバンドになったほうがいい(笑)。うちはメンバー5人だけで誕生日会しますからね。しまいにはカラオケに行ってPsycho le Cémuの曲を歌い出したり(笑)。キモいでしょ(笑)?

來堵:ウチはそういう機会がないんですよ。メンバー間がもう少し普段から熱くなれる関係になれれば、さらに良くなりそうだなと思っていて、ジャスト悩み時期です。

▲アルルカン

DAISHI:でも、若いときはある程度メンバー同士でもミステリアスなほうがいいよね。“アイツ、ふだん何してるんやろう?”って。

暁:まさにそんな感じですね。撮影とかが終わったら、みんなめっちゃ静かなんですよ。

DAISHI:そういうのは全然、俺らも経験済み。月日を重ねるとなんにも腹立たなくなってくるから。逆に若いときはなにやっても腹立ったり。

seek:隣で寝てるDAISHIがペットボトルの水を飲む“ゴキュゴキュ”っていう音にも“なんやコイツ”って思ったり(笑)。まぁ、僕らの場合、1回活動休止したのは大きいですね。それぞれが違う分野でプロフェッショナルになっていてリスペクトできる関係になって。休止前はそんなことなかったから。

暁:(來堵に)ここまでブワーッ喋ってるけど大丈夫(笑)? 3人とも関西弁やんか?

來堵:ちょっと聴き入ってしまった。今までの会話の圧倒的なマシンガン感は関西だからだったのか(笑)。

暁:アルルカンは僕だけ関西出身なんですよ。だからメンバーといると“うわあ”っていうテンションにはならないんです。

來堵:バラエティ番組見てるみたいだったもん(笑)。

▲暁 [Vo / アルルカン]

──アルルカンの2人はリスナー時代、Psycho le Cémuにどんな印象を持っていたんですか?

暁:僕は「浪漫飛行」(2005年)や「夢風車」(2004年)とかメジャーになってからの曲を聴いていました。ヴィジュアル系バンドとしては見ていなかったですね。『ミュージックステーション』に出てる時もアイドルや、歌手と同じ風に見てました。

來堵:僕はアルバム『Prism』(2002年)をめっちゃ聴いていました。『ミュージックステーション』に出演されたときの「激愛メリーゴーランド」(2003年)のイメージがめっちゃ残ってて、メロディが立ってるいい曲だなって。子供の頃は今でいうEDMみたいなダンス系の音楽を聴いていたので、打ち込みとバンドサウンドが混ざっていて、しかもエンターテインメントでまとめているPsycho le Cémuの在り方がすごく好きで。

DAISHI:でも、アルルカンさんを聴いたときは共通点を感じましたよ。ちゃんとボーカルが前に出ていてシャウトしてるけど、サビがメロディアスで。機材車の中で聴きながら「このコ、歌えるやんか」って言ってましたもん。めっちゃ上から目線ですけど(笑)。

暁:ありがとうございます。

DAISHI:ギターのフレーズもめっちゃメロディアスで、そこもウチのLidaと通じるものがあるのかなと。あと、髪型ね(笑)。あれは絶対覚える。そもそも“これは目立つ!”と思って始めた髪型ですか?

▲暁 [Vo / アルルカン]

暁:あの髪型が生まれたのは初めてミュージックビデオを撮影する日やったんですよ。夜中に準備して朝方移動して、昼から撮影っていうスケジュールだったんですけど、メイクさんにお任せして寝てしまって、目が覚めたらああいう髪型になってたっていう。

DAISHI:ええ? そうなの? もっと戦略的なものかと思った。

暁:いや、全然。「これ意外といいかもしれない」って。

DAISHI:あの髪型はバンドが伸びたひとつの要因だと思うけど。

seek:その髪型を続けていっているところがすごい。だいたい飽きちゃうじゃないですか。僕はPsycho le Cémuを始めた当時、ポスターとかチラシの写真の人たちがそのままステージに出てくるようにしたいって言ってたんですよ。“あの人たち、この奇抜な格好でステージやるんや”、“あんなでっかいの背負ってやるんや”って。今の時代はその日にしか見られないものを求めるのかもしれないけど、僕ら、基本的にパンチがあるか?ないか?が基準なので(笑)。

DAISHI:MUCCのYUKKEくんの前髪パッツンの髪型見たときも“その手があったか”と思ったもん(笑)。アルルカンはいいとこどりしてるなって。

暁:ラッキーですね(笑)。

──來堵さんは、最初、暁さんの髪型に驚かなかったんですか?

來堵:記憶にないんですよね。今、髪の話題になって“そういえば暁、もう6年も同じ髪型なんだ”ってビックリしちゃって(笑)。

DAISHI:ひとつ間違えたらギリギリやからパンチがあったんだと思う。AYAくんに「これ意外と思いつかんよな」って言ったもん。

暁:メイクさんに「(魔法使い)サリーちゃんのパパみたいにしていい?」って言われて、サリーちゃんのパパの髪型を知らなかったんですけど「いいです」って(笑)。

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