【インタビュー_前編】wyse、充電完了宣言「音楽、行動、態度でひとつひとつ大切に返していきたい」

■新曲を耳にしたときにギターを弾く姿や
■ライブで演奏する絵が浮かんだんです

──現在オフィシャルYouTubeチャンネルに公開されている4曲は、すべてTAKUMAくんの作詞作曲なんですか？

TAKUMA：そうですね。

月森：僕は“思っていたより早く新曲を作ってきてくれたな”と思いました。曲がなかったら再スタートできないし、充電完了というしっかりした気持ちで始めたいと思っていたので、嬉しかったですね。さっきTAKUMAとHIROが「wyseがなくても大丈夫」っていう発言を聞いてビックリしたんですけど。

TAKUMA：“なくてもいい”じゃなくて、“なくても回っていく”っていう意味ね。

月森：わかるわかる。“なるほどな”って思いました。

MORI：僕もHIROが言っていたみたいに、“新曲ができたときがある種のスタートなのかな”と思っていたので、新曲を耳にしたときには、自分がギターを弾く姿やライブで演奏する絵が浮かびました。「RAYS」をひとつの軸として打ち出していますが、ミュージックビデオを撮った4曲をみんなに一気に楽しんでもらえるのも自分たちのモチベーションだし、ワクワクしてほしいですね。


──ツアーファイナル公演の終演後、スクリーンに手塚プロダクション制作による映像が流れましたよね。コールドスリープケースに入ったwyseを鉄腕アトムとお茶の水博士が見守るというアニメーション映像でしたが、充電完了の発表と同時にアップされた映像はその続編になっていますよね。

MORI：凄いことですよね。手塚作品を夢中で読んでいた学生時代の自分からしたら、考えられない出来事です。実際にアフレコまで経験させていただいて、アトムとお茶の水博士と会話をして、自分たちが手塚作品の世界に入り込めたことがとても感動的です。まさか、アトムの口から「wyse」という言葉が聞けるとは。感無量です。

──HIROくんはどうでしたか？

HIRO：感動しました！ 絵だけでも凄いと思っていたのに、それが動くなんて……。しかもアトムやお茶の水博士と共演。夢のようなことですし、本当にありがたいです。アフレコも難しかったですけど、楽しくやらせていただき、貴重な体験になりました。両親や友人に自慢したいと思います（笑）。

月森：個人的に、たくさんの作品を見ていた自分がアニメの世界で共演していることを、表現しろと言われると……感無量です。

TAKUMA：今回の映像、グッときますね。wyseに対して、そして関わる全てに対して、愛情を持って制作してくれているのが物凄く伝わってきますし、そもそも手塚プロダクションさんとコラボできるなんて人生でありえないことですから。しかも、自分たちの声をアフレコで入れさせていただいて、映像の中で僕らはアトムとお茶の水博士と共演させてもらっている。ホントに嬉しいし、幸せなことだなと思います。

──これ以上ない再始動のアナウンスですね。

TAKUMA：手塚プロダクションさんはもちろん、レコーディングチーム、撮影チーム、BARKSさんもそうですが、wyseに関わる全ての人たちが今回のアクションに想いを、心を注いでくれて、そのおかげで、これだけ大きな一つを生み出す結果に繋がっている。本当に感謝しかないです。そして、ずっと心をwyseに繋いでくれていたファンのみなさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。僕らはその感謝の全てをこれから音楽で、行動、態度でひとつひとつ大切に返していきたいと思っています。

取材・文◎山本弘子





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