大谷石地下採掘場跡の新たな電子音楽フェス<REITEN presents Ensō>、第1弾ラインナッブ発表

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2020年4月10日(金)&11日(土)栃木県宇都宮市の地下に広がる巨大空間「大谷石地下採掘場跡」を舞台とする新しい電子音楽フェス<REITEN presents Ensō>から、ついに第1弾ラインナッブがあきらかになった。

「大谷石地下採掘場跡」の地下は実験音楽コンサート要素の強いステージで、全アクトがライブバフォーマンスを披露する。“反復する低音”でフィジカルに踊り続けるレイブバーティとは異なり、より深く聞き入ることで見えてくる律動に流動的快楽を見つけだし、全体意識の活性化を促す空間を演出する。


まずはUnderground Stage - 地下神殿 -と名付けられたスペースの気になるラインナップを見てみよう。

現行の電子音楽シーンにおいて、多方面のアーティストが絶対的信頼を寄せるアーティスト。多様な名義のもと、変幻自在なサウンドスケーブをデザインするTobias.。過去にはMorphosisとして自身のレーベル“MorphineRecords”などからオリエンタルなテイストを織り交ぜた作品を数多く発表し、カルト的人気と今もなおオリジナリティに溢れた進化を続けるアーティストRabih Beaini。インストゥルメンタルカルテットgoatを率いる日野浩志郎のソロブロジェクト。2019年、前述のRabih Beainiとのジャバンツアーも記憶に新しく<Dekmantel>へ出演決定など国際的な舞台での活躍も目覚ましいYPY。

<Berlin Atonal>を始めとした実験音楽の祭典やRashad Beckerなどサウンドマスターとのコラボレーション、次世代音響システム4D SOUNDを駆使した公演を行うなど、常に挑戦と進化の中に身を置く孤高のアーティスト、ENA。ライブコーディングシステムConductiveを使用した斬新な手法を取り入れ、リアルタイムにブログラムを書き換え、アルゴレイヴと自ら名付けたアルゴリズムによる即興音楽を演奏するRenick Bell。バフォーマンスの度に環境に対応してリビルドされるライブセットは、その完成度とこだわりから多くのリスナーの耳を震わせる。Horoレーベルからのリリースを中心に活動するブロデューサーLemna。

京都で10 Labelを立ち上げ、過去にはSteven Porter名義でDJ NOBUとの共作。そして近年では驚異的なベースでリリースを続けるサウンドアーティストKatsunori Sawa。そのKatsunori SawaとのユニットSteven Porterの片割れであり、10 Labelの共同設立者としてアヴァンギャルドなサウンドを世に送り出してきたブロデューサーYuji Kondo。


次に紹介するのは、Cave Listning Stage - 地下洞 - と名付けられたステー時だ。こちらはミュージックコンクレート(具体音楽)を始めとする、環境音楽、実験音楽、ノイズ、エレクトロアコースティック、ジャズからテクノへと幅広く、ジャンルレスな個性で独特の世界観を作り出すディーブリスニングステージとなっている。

<rural><Future Terror><MNML SSG>と言った日本を代表する野外フェス&テクノバーティに出演するかたわら、八王子SHeLTeRにて開催される<SCI-FI>のレジデントDJであり、幡ヶ谷FOREST LIMITにてディガー集団で構成されるDeep Listening Lab<ideala>を主宰するAkiram En。八王子SHeLTeR<Sequence>のレジデント、幡ヶ谷FOREST LIMITのディーブリスニングバーティ<Satori>を主宰のPsychonaut。インディベンデントレーベル/イベントシリーズ「0奏(editionzeroso)」のMaki。

エクスベリメンタルユニットFuguliのメンバーであり、テクノとノイズを越境するバーティ<Conflux>や<場><震道><Konvektion><CampOff-tone>などさまざまなジャンルのオーガナイズに関わっているYoshitaka Shirakura。名門レーベルMorphine RecordsのボスRabih Beainiなどを招聘し、東京を拠点にヨーロッバ〜オーストラリアなど、国内外での出演を重ねているChloé Juliette。近年、ブラジルやドイツでのVOODOOHOPやAcid Pauliの主催バーティ、北カリフォルニアの人気フェス<Priceless>など活動の幅を広げている7e。インダストリーな非ダンスミュージックを表現するなど、変芸自在に表情を変えていくAkey。北海道岩見沢市の幌向川ダムにて開催されているオーブンエアバーティ<Airium>の主催に加え、2019年12月のREITEN主催MarkFell来日ツアーに出演を果たしているManabeとなっている。




旧帝国ホテルの建築材にも使われたという大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間「大谷石地下採掘場跡」は広さ2万平方メートルにおよび野球場がひとつ入ってしまう大きさ。柱が整然と並び、灯された明かりと柱の影が幾重にも続くその場所は、映画やドラマのロケに使われることも多く、まるで地下神殿を思わせる神秘的な光景が広がる。

今回、日本遺産でもある「大谷石地下採掘場跡」の地下空間を音楽とビジュアルアートの実験的なライブステージに。また切り立つ岩に囲まれた大自然の屋外エリアは広範なブレイを得意とするDJステージに。ここに日本でも名の知れた電子音楽の国内外アーティストが多数出演。リスニングを中心とした幅広く実験的な音楽に挑戦する。

素朴で柔らかく温かみのある質感の大谷石は、いわゆる一般的なイメージの石とは異なった吸音と反響の絶妙なバランスが特徴的だ。ここでしか鳴らない“音”にぜひ耳を傾けてほしい。

大谷石地下採掘場跡はこれまでのフェス会場とは異なるロケーション。来場前に交通、宿泊、服装などの注意事項を必ずチェックしてほしい。なお、現在販売中の早割2日券(12,800円)は残りわずか。早割チケットがなくなり次第、前売2日券(15,800円)の販売となる。

<REITEN presents Ensō "Festival for Sonic and Visual Arts”>

2020年4月10日(金)19:00〜5:00
2020年4月11日(土)19:00〜5:00
大谷石地下採掘場跡(栃木県 宇都宮市)
出 演:
ENA, Katsunori Sawa, Lemna, Rabih Beaini, Renick Bell, Tobias., Yuji Kondo, YPY, Akey, Akiram En, Chloé Juliette, Maki, Manabe, Psychonaut, Yoshitaka Shirakura, 7e and more...
料 金:
早割2日券(12,800円)、前売2日券(15,800円)、当日券(20,000円)、駐車券(3,000円)
プレイガイド:
REITEN https://reiten.zaiko.io/_item/323413
RA https://jp.residentadvisor.net/events/1356736
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3221560001-P0030001
イープラス(海外向け) http://ib.eplus.jp/enso2020


※前売券で規定人数に達した場合は当日券はございません。あらかじめご了承ください。 ※会場内での宿泊はできません。近隣の宿泊施設をご利用ください。 ※宇都宮駅~会場間はシャトルバス(有料)を運行予定

◆<REITEN presents Ensō "Festival for Sonic and Visual Arts”> オフィシャルサイト
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