アナスタシア・クリステンセン＆ママ・スネイク、コペンハーゲンの精鋭ふたりが放つパワーテクノの最新形

アナスタシア・クリステンセン＆ママ・スネイク、コペンハーゲンの精鋭DJふたりが来日する。

近年、熱い視線が注がれているコペンハーゲンのテクノシーン。その理由は、数名の重要アーティストが数十年にわたるクラブカルチャーへ地域独自の変化をもたらしているからだろう。中でも筆頭の存在として挙げられるのが、アナスタシア・クリステンセンだ。

厳めしいまでのDJスキルを武器に世界のさまざまなテクノシーンへ登場するようになった、この数年。早いテンポと実験的な音の質感で構築される正確無比なセットに、感染者が続出中だ。圧倒的な強度を誇りながら、そのタフなリズムと鋼鉄のごときムードには繊細なニュアンスとグルーヴが織り込まれ、力技一辺倒ではない柔らかさが全体のインパクトを一層魅力的に仕上げている。


一方、コペンハーゲンのテクノストーリーに登場するもうひとりの主要人物、ママ・スネイク。激しく打ち付ける4つ打ちトラック、UKベースミュージック、ダーティなエレクトロといった鋭いトラックが飛び交う選曲により一躍して評価を獲得したDJクルー、Apeiron Crewのひとりだ。Apeiron Crewの解散後も、トランスやポップの要素を陰鬱としたサウンドに取り入れて表現の幅を更新し続け、ジャンルの違いなど存在しないかのように、あらゆる要素をなめらかにDJセットへ融合している。

アナスタシア・クリステンセンとママ・スネイクのふたりに共演の舞台を提供するこの夜には、これまでとは違う切り口の凄まじいテクノ体験を期待せずにはいられない。その目で確かめてみては？



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