【インタビュー】wyse、TAKUMAが語る充電完了後の初アルバム「励みや支えになるものを届けたい」

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■音楽があってこそのwyseであり
■音楽でファンと繋がっている

──なるほど。21周年を迎えたり、3年ぶりのアルバムだったりなので、いま、TAKUMAさんがメンバーに感じている変化や成長についても教えていただきたいのですが。

TAKUMA:20代の頃と違って、いまは頻繁にメンバーと会えるわけではないし、物理的な距離もあるんです。だけど、いまもスタジオに入ると不思議と昔の感覚に戻れちゃうんですよね。それはインターバルがあったからなのかもしれないし、時間を重ねたからなのかもしれないけど、そんなメンバーだから真剣に遊べる。この4人がいるからwyseだというよりも、音楽あってこそのwyseで、音楽でファンと繋がっていると思ってます。だからこそ、言葉を交わすよりもスタジオやライブで音を出すほうがわかり合えたりするんですよね。

──音楽でコミュニケーションが生まれる。

TAKUMA:各メンバーのことを言うなら、MORIはいちばん変わったと思います。社交的になってファッションも変化したし、いろんな人とのパイプを持っている人間でもあり、以前はいちばん年上だから「リーダーはMORI」って言ってたけど、いまとなってはいちばんリーダーにふさわしい。サポートの仕事でも吸収して成長しているのが感じられて刺激を受けますね。

▲無観客ライブ生中継<Thousands of RAYS ZERO>フライヤー

──HIROさんは?

TAKUMA:wyseが解散したあとに音楽とは違う道を選んで、普段は仕事をしているので頭の切り替えが大変かもしれないけれど、wyseをやるのは楽しいみたいで。「うるさいからもうやめて」って僕が注意するぐらい(笑)、ギター持ったらずーっと弾いてるんですよ。サウンドや機材にもこだわりを持っていて、ギターに貪欲ですね。月森は、変わったといえば変わったし、変わっていないといえば変わってない(笑)。ただ、メンバーのことをどこかで気にかけていて、繋がっていることを意識しているし、“そうありたい”と思って生きているんだろうな。もしかしたら“wyseはこうあるべきだ”っていちばん考えているのはアイツかもしれない。センターに立っているからこその、責任やプレッシャーもあると思うし、だからこそライブをやっているその瞬間は解放される、満たされる。ファンのためにも月森のためにもライブはしてあげたいと思いますね。

──TAKUMAさんとのツインボーカルのバンドだから、呼吸感も含めて人一倍、月森さんのことがわかるのでは?

TAKUMA:月森にしても僕にしても声を聞くだけで、全部わかりますからね。いまどういう状況、状態か、どんな生活をしていたか。僕はベーシストとしての責任もありますけど、アイツのコンディションが良くて僕が最悪だったら足をひっぱることになるので、お互い心身ともに整えておくことは大事ですよね。

──最後に、アルバムツアーは残念ながら中止になってしまいましたが、違う形でwyseのライブに触れられるんですよね?

TAKUMA:はい。僕らもファンのみんなも楽しみに頑張ってきたし、なにかできないかってずっと考えていたんですが、5月23日と31日に、<Thousands of RAYS ZERO>と題してLIVE STREAM (無観客ライブを生中継)をします。当初のツアー予告どおり、ドラムはshujiさん(ex.Janne Da Arc)が叩いてくれるんですけど、セットリストもいまのwyseを見せたいということで、また組み直してるんですよ。しかも無料で閲覧できる。だからといって10曲とかの曲数ではないですよ(笑)。

──通常のワンマンライブの曲数を演奏するんですか?

TAKUMA:通常以上のライブをしますよ。最高のショーをお届けするので楽しみにしていてください。

取材・文◎山本弘子


■オリジナルアルバム『Thousands of RAYS』

2020年5月20日(水)発売
価格:3,000円(税抜)
販売元 / 発売元:コロムビア・マーケティング
01. Moon Dance
02. RAYS
03. Over Drive
04. 瞑色
05. 雨上がりの空
06. SHINING DAY
07. Reversi
08. Beyond the line
09. Parasite City
10. Last Letter
11. 未来


■無観客ライブ生中継<Thousands of RAYS ZERO>

-LIVE STREAM- YouTube
▼theatre1
5月23日(土) 16:30〜 生中継
▼theatre2
5月31日(日) 15:30〜 生中継

※視聴に費用は発生しません
※お客様の入場はできません
※最少人数によるカメラスタッフと固定カメラを使用し、ライブさながらの中継を目指します
※アーカイブの予定はありません




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