【インタビュー】植田真梨恵、新曲ダブル配信が物語る充実のアルバム制作「全てのひらめきとわくわくを一枚に」

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■私にしかない方法で
■私がやるべき音楽を

──それって、歌に没頭したいということでもあるんでしょうか?

植田:というよりは、そういうアルバムを実現するには、とてつもないひらめきが必要だから。退屈しなくてアイデアに溢れた10数曲を私一人で書くのはムリだって思ったからです(笑)。渾身の一枚にするためにも。もっと言うと、私が書いた曲だけだと、“新しい植田真梨恵”っていうものをつくりたいのに、全然新しくならない可能性があるから。植田真梨恵にしかできないことを、あえて他人の目、作曲家さんたちの目を通して見つけたかったのかもしれない。冒頭のイメージの話にも繋がるんですけど、100で示したつもりでも自分が思っているようには伝わらないものだから。30歳を目前にして、私にしかない方法で私がやるべき音楽を、きっとやるべきなんだっていうことが、今、頭の中にあります。だから、凝り固まらないで様々な視野からアイデアを見て、なおかつ“それがめちゃくちゃ楽しいと最高だな”と思いながらつくっているところです。

──挑戦であり、全身全霊であり。

植田:そういう意味で、これがダメだったらもうダメだと思っている部分はあるんです、音楽家としてね。これまで尽くしたベスト以上に、“これがやりたいんだ”っていう1枚をしっかりと完成させるべきだなと思ってます。



──新しいアーティスト写真も公開されましたが、これは「WHAT's」と「I JUST WANNA BE A STAR」のダブル配信リリースに伴って撮影されたものですか?

植田:リリースに伴ってというよりは、今の植田真梨恵をしっかりと示すものが必要だっていう意味で撮った写真でした。<LIVE of LAZWARD PIANO “Academic!”>(2020年1月〜2月開催)のときのアーティスト写真をツアー終了後も使っていて、“LAZWARD”ってコンセプティヴなので、そうではなくてニューフェイズの写真をちゃんと撮っておきたかったんです。前髪も切っていたし。でもね、そこにはやっぱり、アルバムとかこれからの私っていうイメージがきっと含まれていると思うんですよ。だからフィルムを使いたいとか、今までも漠然と思っていたけど実行できていなかったことを、30歳を前にひとつずつ“ちゃんとやりたいことはやっておきたい”と思って。そういうテーマがこの写真にも反映されていると思います。

──写真は白バックに白い衣装の植田さんが花冠を持っているものですが、どのようなイメージをカメラマンと共有しましたか?

植田:普通の一枚が撮れたらいいと思っていたので、アートしすぎないようにしようと思っていました。<indies 10th ANNIVERSARY LIVE「loadSTAR」>(2018年7月30日@新宿ReNY)の頃に、真っ白な印象のアーティスト写真を撮ったことがあって、それくらいこざっぱりした“宣材です”みたいな写真がいいって考えていたんです。その中にたとえば、ヨーロピアンとか、アンティークとか、私が今一番好きなものを詰め込もうと思って。白いワンピースも一時期は敬遠していたけど、私にとってはものすごくオーソドックスな一着でもあって。ここにきて、自分のド真ん中ドーンみたいなものをちゃんとやっておきたいなっていう気持ちが、結果、こういう世界観にしたのかもしれません。

▲<indies 10th ANNIVERSARY LIVE「loadSTAR」>時のアーティスト写真

──なるほど。

植田:花冠は<PALPABLE! MARBLE! LIVE! -ANNIVERSARY 2019->当日に、マネージャーからプレゼントしてもらったもので、絶対雰囲気に合う!と思ってコンバースと一緒に持っていったんです。オトナコドモみたいな、硬くも柔らかくもない、温かくも寒くもない質感で、と思っていました。いつも通りカメラマンさんのデジタルカメラで撮影する合間に、おまけ的に私物のフィルムカメラでもお願いして撮っていただいたんですけど、その日撮れたものの中から、フィルムで撮影したものがやっぱり今のモードと合っていて、メインのアーティスト写真は、結局フィルムで撮った写真を選びました。

──“アルバムとかこれからの私っていうイメージがきっと含まれている”というお話ですが、アルバムを予感させるものではない?

植田:うーん、遠からず近からずですね。私のイメージでは、植田真梨恵の歴史の中にドンと杭を置くような気持ちで2020年にリリースするアルバムなので、もっと壮大なもののような感じもするし。それでいて、結局私が歌詞を書いているものなので、もっと身近で日常的なもののような気もしますから。だから遠からず近からず……この要素もある、みたいな感じですかね。どちらにせよ、私が好きなものが主軸なので、バリバリ今の植田真梨恵です(笑)。

──制作が充実しているんですね、今日のお話からはアルバムへの気合いしか感じません(笑)。

植田:もうホントに今、ちょっとでも適当なことはしたくないというか、ちゃんと好きなものにしておきたいっていう気持ちがむちゃくちゃ強いんですよ。

▲植田真梨恵 ONLINE SHOP『フィルムポートレート』

──世の中がこんな状況なので、進行がままならない場面もあると思いますが、とても期待しています。制作頑張ってください。では最後に、植田さんからみなさんへメッセージを。

植田:アルバムをリリースして行う秋のツアーが本当に楽しみなんです。今はライブができなくて、あまり大きな声で歌えていないから、歌が下手になってそうで怖いですけど(笑)。でも、日々をなんとか乗り超えて、ライブでみなさんに会えることがとても楽しみです。だからみなさんにも元気でいてほしいし、私は、「このアルバムが好き」って言ってくれる方が少しでも多くなるように、新しく植田真梨恵を好きになってくれる人にも届くように、頑張って素敵なアルバムを制作します。アルバムを楽しみにしていただくための「WHAT's」「I JUST WANNA BE A STAR」でもありますので、今はひとまず、この2曲を聴いてわくわくしながら待っていてください。

取材・文◎梶原靖夫 (BARKS編集長)

■ダブル配信シングル「I JUST WANNA BE A STAR」

2020年5月1日配信リリース


▲「I JUST WANNA BE A STAR」
ドラマ特区『ピーナッツバターサンドウィッチ』エンディング主題歌
https://www.mbs.jp/pbs_drama/
GRANSNOW OKUIBUKI SEASON TRACK ARTIST
https://www.okuibuki.co.jp

■ダブル配信シングル「WHAT's」

2020年5月1日配信リリース


▲「WHAT’s」
映画『ミセス・ノイズィ』主題歌
http://mrsnoisy-movie.com/

■ラジオトーク『植田真梨恵の朝まで生返事』

オンエア:毎週水曜日23:00配信
番組URL https://radiotalk.jp/program/41634

■<植田真梨恵 LIVE TOUR 2020>

09月18日(金) 高松 DIME
09月21日(月) 熊本 B.9 V2
09月22日(火) 福岡 DRUM Be-1
09月25日(金) 新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
09月26日(土) 宮城 darwin
10月03日(土) 石川 金沢vanvan V4
10月04日(日) 愛知 名古屋クラブクアトロ
10月11日(日) 北海道 札幌Sound Lab mole
10月16日(金) 大阪 BIGCAT
10月18日(日) 広島 セカンドクラッチ
10月25日(日) 東京 EX THEATER ROPPONGI
【プレリクエスト2次先行】
受付期間:4/20(月)12:00〜4/26(日)23:59
https://l-tike.com/uedamarie/


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