フィル・キャンベル、モーターヘッド最後のツアーで「レミーを見ているのが辛かった」

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元モーターヘッドのギタリスト、フィル・キャンベルが、レミーが亡くなる数週間前まで続けていた、モーターヘッドの最後となってしまったツアーについて振り返った。

レミーは2015年12月28日に70歳で死去。バンドはその2週間半前の12月11日までヨーロッパでツアーを開催していた。ただ、レミーはその2年くらい前から体調を崩すことが増え、公演の中止は珍しくなくなっていた。

キャンベルは『CATales』ポッドキャストでこう話した。「最期の数年間、レミーは彼らしくなかった。彼は続けたがっていた。レミーがちょっと年を取ったのは見て取れたと思う。俺らより年上なのは確かだからね。でも、彼は元気にやってたんだ。演奏も良かった。だから、俺らは続けたんだよ」

「ちょっとスローダウンしたけど、ほかの多くのバンドと比べたら、それでも激しかった。2ヶ月間、求められているとこならどこにでも行ってた。レミーはできる限り続けたがっていた。でも、最後の最後はときどき見ているのが辛かった」

モーターヘッドは2016年、そのラスト・ツアーで、レミーが亡くなる約ひと月前に開いたドイツ・ミュンヘン公演を収めたコンサート映画『モーターヘッド/クリーン・ユア・クロック』をリリースしている。

キャンベルはまた、レミーとの別れだけでなく、モーターヘッドが終わってしまったことを受け入れるのも簡単ではなかったと話した。「30年間、俺のルーティーンだったんだ。バスで旅し、サウンドチェックやって、笑う。これを来る日も来る日も来る日も来る日もやってきたんだ。それが、突然終わった。でも、素晴らしい思い出ばかりだよ。俺らは、いまでも人々の心を揺さぶる素晴らしい音楽を作った」

Ako Suzuki
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