ローラ・マーリング、7枚目となるアルバム『Song For Our Daughter』リリース

英国のフォーク・シンガー、ローラ・マーリングの美しい7枚目のアルバム『Song For Our Daughter』が完成した。

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世界的に未知な混乱の中、何の前触れや警告もなく作品は発表されたが、そこには明確な目的、明快さ、そして穏やかさが存在する。今まで6枚のアルバムをリリースし、グラミー賞とマーキュリー・プライズにノミネートされ、ブリット・アワードを獲得し、バークシャーの子供時代からニュー・フォークのシーンを経て、リスペクトされるべく音楽的な存在へと着実に歩んできたマーリング。デビュー・アルバム『Alas, I Cannot Swim』をリリースした時、彼女はまだ18歳であった。それに続いた2010年の『I Speak Because I Can』から2017年の『Semper Femina』までの作品は、技術とアイデンティティの両方を探究する若いソングライター、まさに彼女そのものを捉えたものであった。

そして、しなやかで魅惑的な彼女の声も進化した。必要に応じてより豊かで難しく、かつスモーキーになった。一方、曲は知性と世界観、そして女性らしさを物語っていた。しかし、若くして成功したイメージは強く、多くの人にとってLaura Marlingは初期の時代の素朴でクリアな声を持ったフォーク・シンガーのままであったと言っていいだろう。


7枚目となる『Song For Our Daughter』は常に素晴らしい作品を提供してきたマーリングによる素晴らしい内容で、これまでの作品の中でも最も豊潤な作品と言える。プロダクションの多くは、長年のコラボレーターであるイーサン・ジョンズとドン・モンクスと共に、彼女自身が手掛けた。収録された曲には、過去10年に渡ってリスナーが彼女に対して描いていた親しみやすさや崇敬を失うことなく、豊かなストリングスのアレンジや幅広いスケール感が増幅されているのが特徴だ。2020年4月、デジタルで先行発売された『Song For Our Daughter』は、8月、Chrysalis Records/Partisan Recordsよりワールドワイドでフィジカル・リリースされる。



◆ローラ・マーリング オフィシャルサイト（英語）