【インタビュー】BREAKERZのAKIHIDE、ループペダルがもたらした刺激「好きなスタイルを全部集約できる」

■このアルバムが小さな喜びや
■明日へのちょっとした力になったら

──『LOOP WORLD』の世界が視覚的にも楽しめる配信ライブツアーはどんな内容になりそうですか？

AKIHIDE：過去から遡っていく構成にしようと思っていて、第1夜と第2夜は過去の楽曲を中心に、第3夜と第4夜では『LOOP WORLD』の楽曲を演奏して、それぞれ違うコンセプトでお届けしたいと思っています。

──配信ライブは映像や演出に凝ったりしますが、アルバムの世界を視覚的にも具現化するんですか？

AKIHIDE：基本、僕は自分のスタジオから配信しているので、スタッフの方がいるような状況ではないんですね。でも、だからこそのこだわりがあってスチール撮影のような世界や空気感を出したいと思っているんです。ライブの生々しさというよりはスチールが描く光の質感やボケ感だったり、ちょっと憂いのある絵にしたくて、毎回照明にも凝っているんです。アートワークも飾ったりしますが、そうやって自分が楽しんでいる様をまずは見ていただきたいですね。普通の配信ライブとは少し違うので面白いと思います。


──そして12月19日には東京・日本橋三井ホールでクリスマスライブ＜AKIHIDE SPECIAL LIVE X’mas LOOP WORLD＞が開催されますね。

AKIHIDE：はい。2020年の最後は、ファンの方やお世話になっているミュージシャンの方々と感染対策を徹底しつつ、一緒に楽しみたいと思ったんです。＜1st stage -白銀のクリスマス-＞は過去曲を収録した特典CDの曲をメインに、＜2nd stage -真夜中のクリスマス-＞は『LOOP WORLD』の曲を軸にしたステージにしたいと計画しています。

──では最後に、アルバムで伝えたかったことについてBARKSユーザーへメッセージをお願いします。

AKIHIDE：コロナ禍で人との繋がりがなくなる中、僕は自分自身の弱さに気づかされたんです。でも、きっと、些細な何かが見つけられないから苦しいわけで、このアルバムが小さな喜びや明日へのちょっとした力になったら嬉しいですね。この時代を共に歩いていけたらいいな、という想いを込めて作りました。

取材・文◎山本弘子






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