【世界珍楽器さんぽ #2】スロバキアの羊飼いのデカすぎる笛

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本日紹介しますのは、フヤラと呼ばれるスロバキアの楽器です。

こちらは“羊飼いの笛”らしいのですが、まあデカい。とにかくデカい。羊飼いってこんなデカい楽器持って仕事してるの? そして音を聴いてみると、これもめちゃくちゃ面白い。「笛」の概念を覆されるような、電子楽器みたいな音がします。


この楽器、音を出す仕組み自体はリコーダーに近いらしいのですが、音孔(音を変えるために指で押さえる穴)は3つしか無く、吹き込む息の量やスピードで音程を変えているそう。強く吹き込むと「ディーッ」「ディディディッ」という特徴的な倍音が鳴り、不思議な音色の世界を作ります。

このように倍音を使う笛はオーバートーン(倍音)・フルート(笛)と呼ばれ、世界中に様々な形や大きさのものがあり、最も単純なものにはもはや音孔もついていません。基本的には端っこの穴を塞いだり開けたりする指、息の当たる角度やスピード、速度で音程を変えてメロディを奏でています。


オーバートーン・フルートは音色もビジュアルもびっくりな楽器ですが、構造は至って単純。ホームセンターにあるビニール管などで自作することもできるようなので、日曜大工にいかがでしょう。作り方の解説サイトや動画などもたくさん出てきます。

(BARKS編集部 安藤)

■今日の楽器「フヤラ」

地域:スロバキア(ヨーロッパ)
分類:木管楽器
特徴:倍音が特徴的な大型楽器。オーバートーン・フルートの中でも最大種
日本での入手難易度:10万円ほどで販売している模様。がんばれば自作もイケる。
ひとこと:たまに映画のBGMなどで聞く音色の正体
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