【世界珍楽器さんぽ #5】バグパイプって、どのパイプから音が出てるの?

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今回紹介するのはバグパイプ。テレビ番組のスコットランド特集などで姿を見た事がある方も多いと思います。

バグパイプは教科書にも載っている楽器ですので、「珍楽器」というほどでもないかもしれません。ただ、発音の仕組みなどの詳しいことは知らない方がほとんどでしょう。ちなみに「スコットランドの楽器」というイメージのあるバグパイプですが、中東の方にも親戚がいるようです。

この楽器、見た目は「袋にリコーダーが何本もくっついてる」という感じなのですが、多くはリード(ダブルリード)がついており、“ビーッ”というリコーダーとは違う硬質な音がします。戦争で敵を威嚇するために用いられたほど音量が大きいのも特徴です。


管楽器はふつう、吹いた息がそのまま管を通って音になって出てきます。しかしバグパイプとその親類楽器では、「呼気→袋→管→音」と、空気がいちど袋に溜められてから音となって出るそうです。

これはドローン(ずーっと同じ音を鳴らすこと。持続音)をずーっと鳴らすための仕組みでして、よく音を聴くと同じ音が伴奏のように“ベーッ”と鳴っているのが聞こえると思います。また、奏者の口元に注目すると、息継ぎのときも音が途切れていません。

なお、バグパイプでは背中の方に伸びている管でドローンを鳴らし(つまり同じ音がずっと鳴ってる)、下に伸びた管でメロディを奏でているそうです。



ところで、「この袋って何でできてるんだろう?」と思って調べてみたら、「袋の材料は羊の毛皮。手足の部分に管をくっつけている」という記述が見つりました。そう考えると急に怖くなってきたぞ。

(BARKS編集部 安藤)

■今日の楽器「バグパイプ」

地域:主にヨーロッパ
分類:特殊な管楽器
特徴:呼気→袋→管という独特な発音システム
日本での入手難易度:おおむね15万円前後で購入可能
ひとこと:日本には奏者が少ないため、物凄く頑張ればプロになりやすい楽器、と聞いた事がある。ただし楽器の難易度自体は高い
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