【対談連載】ASH DA HEROの“TALKING BLUES” 第10回ゲスト:NOBUYA [ROTTENGRAFFTY]

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■裏方三人衆の繋がりもすごくカッコいい
■これはもう導かれている。いつか俺らも

──この取材時現在、6月下旬です。2020年は中止や延期を余儀なくされたフェスシーンでしたが、今年から再開し、ROTTENGRAFFTYも各フェスでぶちかましています。コロナで活動もままならなかった去年とは、モチベーションも全然違いますか?

NOBUYA:“ライブハウスはやっぱりいいでしょ”とか“野外フェスで音楽を楽しむのもやっぱりいいでしょ”とか、そういう“あの時代に戻る”って言い方はあまり好きじゃないんですよ。でも、そこに近づくための第一歩であれば、そこに挑戦しようと思ってアコースティックアルバムを作ったし、ありがたいことに今、各地フェスに呼んでいただいている。そこで感じるのは、100%ポジティヴでいられるのかと言われたら、全く違ってて。こういう状況でも来ていただいているお客さんがいることはすごく嬉しいし、ROTTENGRAFFTYを楽しみにしてくれているヤツらがいるってことに、こっちのテンションも上がるんです。でも言い方は難しいけど、ステージで傷はいっぱい負ってます、客席の光景を見ながら。

ASH:やっぱりコロナ前とは違いますよね。

NOBUYA:こっちはフルパワーでライブをしているわけだけど、温度差というか、ちぐはぐな部分は感じるからね。“客席が声を出せない代わりに、こっちが代弁するように声を出そう”とか、“モッシュやダイブはできないから、こっちがステージ上で暴れ狂ってやろう”とか、“コイツらのために”っていう表現はしてるし、今、拍手でしか表現できないオーディエンスに対して申し訳ないなと思っていることに間違いはなんだけど、でも拍手を求めてロックバンドやってるわけじゃない。こっちもどこかで、そんなことを思っているから。観に来てくれる人達の葛藤と、こっちの葛藤がぶつかり合ってるのが、今のフェスの現状じゃないかな。

▲NOBUYA [ROTTENGRAFFTY]

ASH:もどかしさはありますよね。ステージに立つ側のバンドマンもそうだけど、オーディエンスはもともと人の上を転がったり、身体をぶつけ合って汗まみれになるのが好きなんだから。

NOBUYA:そう、自分自身もそれが好きだったからさ。フェス行って、いろいろなバンドを観るのも大好きだったし。その楽しさを知ってるからこその葛藤だよね。

ASH:そういう制限がある中で、より良い未来を少しでも早く手繰り寄せるために、ライブが好きな人たちが、今のレギュレーションをしっかり守って成立させる。これは愛でしかないって感じます。

NOBUYA:そうそう。いろいろルールがあるけど、それでも観に行きたいっていう人たちがいるから成立しているものでもあって。

ASH:バンド側の“ちゃんと力になりにいくぞ”って感じもすごく伝わってくるし。双方からの愛を感じるんですよ。でも、早く進んでほしいですね。この向こう側に早く行きたい。

NOBUYA:そして、対バンを果たして、フェスの現場でASHと会いたいよね。お互いのライブをステージ袖で観て、“ウオーッ!”と。早くやりたい。

ASH:ROTTENGRAFFTYと同じフェスのステージに出られるように、早くそういうなりたいってすごく思ってます。頻繁に会えるようになりたいです。

──NOBUYA君がASHに掛ける言葉からは愛しか感じない。すごくいい先輩ですね。

NOBUYA:いやいや、そんなことはなくて(笑)。俺のこととかROTTENGRAFFTYのことに少しでも興味持って話し掛けてくれるヤツや、自分自身が興味あるヤツもそう、一人逃さず自分の近くにいてほしいんですよ。前はそんなことなかったんだけど、今、気持ちが切り替わってるんです。“ついて来たかったら、来いよ”って。こんなROTTENGRAFFTYに興味を持ってくれる人がいるなら、そいつらのためになにかできることがあるんじゃないかなって。このコロナ禍はそういうことが感じられた期間でもあったから。でも、もともとはそんな感じじゃなかったことは、たぶんASHも知っているはず(笑)。

ASH:10年前はやっぱり怖いイメージがありましたよ。僕は生意気なところあるから「NOBUYA君!」とか積極的に話し掛けちゃうんだけど、“けっこうATフィールドが固そうだな”と(笑)。

NOBUYA:はははは!

ASH:地雷がどこにあるか分からなかった頃は、“踏む場所を間違えるとやられるな”と(笑)。最初は、ヒリヒリ感を伴いながらしゃべっていたんですけど、ちょいちょいNOBUYA君と交わる機会が増えてくると、すごく気さくで。“飛び込んでこいよ”みたいなオーラを自然と出してくれるし。僕にとって懐の深い兄貴のような存在というか。

▲ASH DA HERO

NOBUYA:いやいや。今、フェスとかで近づいてきてくれる若いバンドマンにも、「そんな硬くならずに。近所の兄ちゃんでいいよって」感じで(笑)。

ASH:若手バンドマンは硬くなるでしょ、NOBUYA君を前にしたら。

NOBUYA:「俺より先輩にはそれをやったらダメ!」とは言ってる。「BRAHMANのTOSHI-LOWに近所の兄ちゃん的な接し方をしたら、殺されるよ」と(笑)。ASHに関して言えば、自分自身がすごく興味あるし、早くライブハウスでやり合いたい相手の一人でもある。あと重要なことは、“イケてるアーティストは、その裏方も絶対にイケてる”っていう自分なりのセオリーがあって。ROTTENGRAFFTYのマネージメントをしてくれている岩佐は、もともと俺と古くからの友達なんだよね。ROTTENGRAFFTYのマネージャーになる話が浮上したとき、他のメンバーはみんな「ガンちゃん、お願い」ってなったんだけど、俺だけは「やめておけ」と言ってたんだよ。

ASH:えっ、なんでですか?

NOBUYA:マジで大変な仕事だからやめておいたほうがいいと思ったし、友達関係ではなくなるから俺は「イヤだ」と言ってて。でも、ROTTENGRAFFTYにマネージャーとしてついてくれて、岩佐の気合いでROTTENチームがさらに良くなった。今でも大好きな友達でもある岩佐の昔からのツレが、ASHのマネージャー(安井)なんだよね。あとThe BONEZのマネージャーであるマクシムも、岩佐とASHのマネージャーとすごく仲がいい。“コイツはイケてる”と思える裏方のヤツらが、楽しく談笑してたりするのを見てるのも嬉しいんだよね、俺。岩佐とマクシムが、ASH DA HEROのキャップをかぶって、いろんなフェス現場に来てたりするんだけど、そういうのも嬉しい。マクシムも岩佐もASHが大好きだし、そのフェスにASHの名前も連れて行ってるって意思もあると感じていて。そういう裏方三人衆の繋がりも、すごくカッコいいと思ってるし。もう、これは導かれていると思うから、いつか俺らはライブハウスでガチンコ勝負しなきゃダメ。これはもう決まっていることだね。

ASH:嬉しいですね、はい。

NOBUYA:そういう関係性も俺はすごくいいなと思ってるんだよ。

ASH:“運命”って言葉を使うと青臭いかもしれないけど、それを感じずにはいられないです。絶対に対バンしたい。あとYouTubeの番組『居酒屋610』にも出たいっす!!

NOBUYA:いいよ、誘うよ。ASHの9月のZepp Tokyo公演前ぐらいにやろうよ。

ASH:やったー!

NOBUYA:ただ、『居酒屋610』の内容はだいぶ緩いよ(笑)? でも、そういうのに出るのも全然いいと思う。ステージ上でバシッと音楽だけ決めてればいい。

ASH:それ以外のところは基本的にどうしようもない人間なんで、僕は(笑)。

NOBUYA:知ってるよ、知ってる(笑)。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎井上 翔

■<ASH DA HERO LIVE 2021 “THE SHOW MUST GO ON”>

9月4日(土) Zepp Tokyo
open17:00 / start18:00
▼チケット(税込)
前売り ¥4,500 / 当日 ¥5,000
※全席指定
一般発売 6/26(土)10:00〜
https://ashdahero.com/contents/8639


■ASH DA HEROライブ情報

▼<ASH DA HERO LIVE TOUR 2021 "NEW ERA">大阪振替公演
7月17日(土) 大阪・OSAKA MUSE
1部 open16:30 / start17:00
2部 open19:00 / start19:30
※チケットSOLD OUT
https://ashdahero.com/contents/8608

▼<ASH DA HERO× MARUHA RESORT 「SUMMER RESORT PARTY」>
7月23日(金/祝) 愛知・マルハリゾート 野外特設会場
open16:30 / start18:00
※チケット一般発売中
https://ashdahero.com/contents/8684




■ROTTENGRAFFTYミニアルバム『Goodbye to Romance』

2021年6月9日(水)リリース
【610倶楽部 / VICTOR ONLINE STORE数量限定盤 (CD+GOODS)】¥6,171 (税込)
▼数量限定盤付属グッズ
・マイクロピースパズル1,000ピース(仕上がりサイズ W260mm x H380mm)
・オリジナルロゴナップサック(サイズ:W420mm×H530mm)
【完全生産限定盤 (CD+GOODS)】VIZL-1898 ¥4,730 (税込)
▼完全生産限定盤付属グッズ
・マイクロピースパズル1,000ピース(仕上がりサイズ W260mm x H380mm)
【通常盤(CD)】VICL-65504 ¥2,200 (税込)
1. Goodbye to Romance
2. 相殺微量サイレンス
3. アンスキニー・バップ
4. Walk
5. 「70cm四方の窓辺」〜君のいない空〜
6. It's Alright (instrumental)

■購入者特典■
ROTTENGRAFFTYオリジナルピック(全5色から1枚プレゼント、ランダム配布になります)
※Amazon.co.jpの特典は「メガジャケ」になります
▼特典対象チェーン・オンラインストア
・タワーレコード全国各店/タワーレコード オンライン
・HMV全国各店/HMV&BOOKS online
・TSUTAYA RECORDS 全国各店 / TSUTAYA オンラインショッピング
 ※TSUTAYAオンラインショッピングはご予約分のみ対象です。
・楽天ブックス ※特典付カートを選ぶ様お願いします。
・ビクターオンラインストア
・Amazon.co.jp ※特典は「メガジャケ」になります。特典付きカートを選ぶ様お願いします。
※特典の数には限りがございます。無くなり次第終了となりますので、お早めにご予約・ご購入ください。
※一部お取り扱いのない店舗もございます。予めご了承下さい。



■<ROTTENGRAFFTY “Goodbye to Romance Tour 2021” in Billboard Osaka>

6月25日(金) Billboard OSAKA
・1st:open14:45 / start15:30
・2nd:open17:30 / start18:30
6月26日(土) Billboard OSAKA
・1st:open14:45 / start15:30 *610倶楽部ONLY
・2nd:open17:30 / start18:30
▼チケット
VIP ¥16,100(税込)
通常 ¥6,100(税込)




■ASH DA HERO × NOBUYA [ROTTENGRAFFTY] 直筆サイン入りチェキ プレゼントキャンペーン概要

【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Twitterアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。

【賞品名・当選人数】
ASH DA HERO × NOBUYA [ROTTENGRAFFTY] 直筆サイン入りチェキ
2名様

【応募方法】
1.BARKS編集部 Twitterアカウント「@barks_news 」をフォローしてください。
2.BARKS編集部 Twitterアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3.上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。

【応募期間】
2021年6月26日(土)〜2021年7月26日(月)23:59まで
上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【当選発表】
Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
専用フォームで必要事項を入力ください。

【賞品発送】
配送は国内のみ、賞品は2021年7月中に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1.ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2.ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。

【ご注意事項】
転売 (不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募は、ご遠慮願います。

【個人情報取扱い】
お客様からいただいた個人情報は、賞品の発送及び、サービスの開発や、個人を特定しない統計資料、当該プレゼント/モニタにおける商品の発送、及びそれにまつわるサポートのために利用いたします。上記以外の目的で個人情報を利用する場合は、予めその目的を明示し、お客様の同意を頂いた場合のみ、個人情報を利用いたします。
詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。


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