【インタビュー】NOISEMAKER、新曲「APEX」にこの1年間のリアル「それでも上を見ていたい」

■ワクワクするものを作るという意味で
■常に新しいトライはしています

──NOISEMAKERのファンならわかっているんじゃないですか。最後に、これからの話も聞かせてください。リリースに関しては、まだ具体的な予定は決まっていないと思うのですが、そろそろファンもまとまった曲数で新曲を聴きたがっているんじゃないでしょうか？

AG：でも、出し過ぎですよね。だって、『H.U.E.』を出して……

──1年経ちました。

AG：でも、まだ『H.U.E.』のツアーもできてないから。昔のバンドだったら、3年越しでようやくアルバムが出るってざらじゃないですか。もうちょっと曲を大事にしてもいいのかな。この間、HIDEとも話してたんですけど、売れたからまた出そうとか、売れなかったから出そうとか、Tシャツじゃないんだから。もっと作品として大事にしたほうがいいんじゃないかなって思うんですよ。

──でも、曲は作り続けているんですよね？

AG：そうですね。おもしろい曲ができてますよ。同じような曲は作らないんじゃないかな。自分たちがワクワクするものを作るという意味で、常に新しいトライはしています。


HIDE：今後の予定としては8月5日から始まる＜NOISEMANIA 2021＞ですね。リリースツアーとか、フェスとかでやらない曲をやる毎年恒例のツアーなんですけど、今年で5年目になるのかな。今回は主要都市じゃなくて、行ったことがないところとか、普段なかなか行けないところに行くんですよ。コロナ禍でどうなるかわからないですけど、自分たちだけなら小回りもきくから、極力できるようにしていきたいですね。延期や中止を前提にチケットを買ってもらうって、ずっと気になっていたんですよ。さすがにもう厳しい。場合によっては、交通費、宿泊費も掛けてきてくれる人もいるわけじゃないですか。延期や中止にしたら、その人たちにホテルのキャンセル料まで負担させることになる。そこに疑問を感じるんです。だったらやらないほうがいい。それも考えて、敢えて小回りがきくツアーにしたんです。

──主要都市を回らないことには、きっと何か意味があるんですよね？(※同取材終了後、追加公演および＜NOISEMANIA PREMIUM HALL TOUR＞開催を発表。詳細は以下)

HIDE：もちろんあります。ありますけど……。でも、勘のいい人なら気づいているんじゃないかな。東名阪がなんでないの？ そりゃ何かあるよねって（笑）。

取材・文◎山口智男







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