【俺の楽器・私の愛機】407「ワカるぞ…!全員が五輪(Olympic)だ!!!」
【EPIPHONE Olympic】(文京区 エピマニア 40代前半)
某相撲取りキャラ風に表題しておいていきなりですが、このコレクションはまだ完成していません。1950年代のアコースティックバージョンとその復刻版、シングルカッタウェイのソリッドボディ初版が欠けています。しかし、オリンピックネタが旬な今しかないと思い投稿いたします。
こうして並べてみても同じモデル名なのが信じられないほどの見た目の変化は、長期連載漫画のキャラクターの姿が別人のように変わってしまう現象を彷彿とさせます。
◆カラマズー工場時代(バットウィング前)
1963 Epiphone Olympic
1965 Epiphone Olympic Special
同じ工場で作られたギブソンのメロディーメイカーと非常に似ている時期のモデルです。髪型が真ん中分けなのがチャーミングポイント。Specialの方は経年で崩壊したピックガード以外はほぼ未使用で、もったいないのであまり弾いていません。
◆カラマズー工場時代(バットウィング後)
1967 Epiphone Olympic
1968 Epiphone Olympic Double
ギブソンのファイヤーバードがノンリバースになった頃、Epiphoneのソリッドボディモデルは皆バットウイングスタイルにモデルチェンジします。1967年の方は私のエピ狂を知っている会社の後輩が渋谷で見つけてくれたという思い出があります。Youtubeの試奏動画で様々な奏者が語っていますが、特にDoubleの方はテレキャスターのような太いシングルコイルサウンドが出せます。ただ、同じような音なら普通はテレキャスターの方を買うかもしれません。
◆マツモク工場時代
1970's Epiphone Olympic Cutstom
輪郭が1963年と似ていなくもないですが、オールメイプルボディ、2ハム、ビグスビー、ジャーマンカーブにあり得ない位置のトグルスイッチに加え、そもそも何故Olympicという商品名で販売しようと思ったのかが疑問なツッコミどころが多すぎて息切れしそうな一本です。しかし考えてみると1970年代は「エレキギターは1965年頃までが最良」という固定観念が出来上がる前。10年前のギターを復刻しようという発想ではなく、10年前のギターをより良いものにグレードアップしよう、という発想で設計したと思われます。
◆工場不明国産
1990's Epiphone Olympic×2
バットウィングスタイルの復刻版は韓国、中国、インドネシアで作られているので、私の知る限りでは日本の工場で作られたバットウィングはこの機種だけです。同じ国産でもこの時代だと、完全に1960年代の仕様を意識していることが見てとれます。1960年代と完全に同じではないですが、なるべく近いパーツが選ばれています。1970年代のような派手な自己主張はありませんが、ネックのスケールがFenderと同じという隠れたオリジナリティを持っています。
◆ ◆ ◆
【俺の楽器・私の愛機】305「変色コウモリ三兄弟」でやばい投稿来たと思っていましたが、底なしでした。ということで、東京五輪も無事終わりパラリンピックの開会を待っているこの時期に、すべてがオリンピックというエピフォン祭りの開催です。40代前半という若さで重篤なエピ患い…エピマニアさんが金銀銅総なめです。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
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