【インタビュー】神はサイコロを振らない、コラボ第二弾はキタニタツヤ「キーワードは“エロ” “キャッチー” “ノレる”」

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■2~3回ぐらいしか会ってないのに
■ずっと前からの友達のような感覚

──歌詞も共作なんですよね?

柳田:はい。「ここは俺が書くから、こっちはキタニが書いてよ」という感じでやりとりをしながら。テーマはまさに“エロ”で、“クソみたいな男の話を書こうぜ”っていうイメージを共有して。

黒川:そういえば、「愛のけだもの」を聴いた友達から「この歌詞を書いた人、大丈夫? ヤバくない?」って言われたんだけど(笑)。

柳田:あはははは!

──黒川さんはどう返したんですか?

黒川:そうですね、「俺は美しいと思うよ」と言っておきました。


▲桐木岳貢(B)

柳田:はははは。これ、歌詞のどの部分をどっちが書いたかわかります? この曲、リリース前から歌詞が先行公開されていたんですけど、キタニがSNSで「当てられた人には5万円分の投げキッスを贈呈」というふうに言っていたので、キタニファンの人たちがちょいちょい考察し始めていて。ちょっと当ててみてください! 

──難しいので確実に行けるところから攻めると、1回目のサビは柳田さん、2回目のサビはキタニさんだと思いました。

柳田:おおー、なるほど! 他に気になったところとかありました?

──“竜涎香”というワードはキタニさんっぽいなと。だけど、唄い出しの“アイマイでギリギリなカンケイ”はどちらが書いたのかも、カタカナ表記である意図もわかりませんでした。

柳田:へえ~、おもろいですね。人が考察しているのを聞くのって。

──はははは。で、正解は?

柳田:1回目のサビはキタニで、2回目のサビが俺です。残念(笑)。

──え~!? やられた!

柳田:2回目のサビはキタニだと考察した人がSNS上に多いんですけど、実はそこは逆なんですよ~。で、“竜涎香”はキタニで、俺が1番に“我爱你”を入れていたので、そこにキタニが被せてきた感じです。 “アイマイでギリギリなカンケイ”は俺なんですけど、なぜカタカナにしたかというと、ジャニーズさんらしさを出したくて。ちなみに、サビをユニゾンで唄っているのは、ジャニーズさんのアーティストさんたちが4~5人で一緒に歌うあの雰囲気を出したかったからで。

──柳田さんはSexy Zoneに楽曲提供をしていましたよね。その期間中にジャニーズの音楽を研究しただろうし、それが提供曲以外のアウトプットにも影響したというか。

柳田:そうですね。制作時期が被っていたので、そのモードが「愛のけだもの」にもちょっと入っています。


>▲黒川亮介(Dr)

──キタニさんとユニゾンで歌ってみてどうでしたか?

柳田:いや~、ムズかった。唄うこと自体というよりは、ミックスが難しかったです。声の帯域で言うと、俺ってローミッド寄りなんですよ、だけどキタニは上のほうのザラついている部分が主だから、2つの声を混ぜると、どうしてもキタニの声が抜けてくるという。

──高音のほうが耳に入りやすいですからね。柳田さんの声が、キタニさんの声を下から支える形になってしまうということですよね。

柳田:そうです。極端に言うと、ギターとベースみたいな。なので、俺の声を聴かせようとレベルを上げても、モッとした部分も大きくなっちゃうので、それが他の楽器と被る。男ボーカルとユニゾンするというのは始めての試みだったので、ミックスのときのバランスには本当に手こずりましたね。さっきリファレンスとして挙げた米津さんと野田さんの「PLACEBO」は、お互いの声質も似ていて、帯域もきっと近くて、でもお互いの住み分けがちゃんとできているんですよ。今回改めて聴きながら、やっぱりスゲーなって思いましたね。

──今回のコラボを経て、キタニさんに対する印象は変わりましたか?

桐木:クールでシュッとした人なのかなと思っていたんですよ。だけど、初めて会ったとき、テンション高い感じでスタジオに入ってきたので、“あ、こういう人なんだ”と思って。そこから全くイメージが変わりました。

柳田:キタニって、作っている音楽の印象からして、シュッとした感じがするというか。あんな曲を作っていて、あんな詞を書いていて、しかも東大卒で……会う前は“仲良くなれないかも”と思っていたけど、思考回路が一緒だったんですよね。

桐木:確かに。

──心の何割かは小学生男子のままというか。

柳田:そうそう。キタニは最近、全裸でベースを弾く動画をSNSに上げていて。全裸なのにベースがめっちゃ上手いからウケるんですけど(笑)、俺もふざけた動画を上げたりするので、親近感がわいたというか、“あ、一緒なんやな”って思いました。だから、キタニと吉田と俺のファーストコンタクト……ファミレスだったんですけど、そこで話した時点から“絶対仲良くなれるわ”って確信できて。だからこそ、2回目に俺の家で会ったときは、本当に大変なことになりましたね。俺が全裸で……。


──まあ、詳しく聞くのは控えておきます(笑)。歳は近いんでしたっけ?

柳田:キタニは俺の1個下なんですよ。でも、会ったときからずっとタメ口だから、“俺のこと年下だと思ってるのかな? めっちゃ舐められてるな”と(笑)。……(黒川)亮介がプライベートで会ったときに言ってくれたんだよね?

黒川:そうそう。キタニくん、ずっと「柳田、柳田~」って感じだったので、「そんなに仲良くなったんだ」と嬉しく思ってたんですよ。だけど、柳田のことを年下だと勘違いしてたみたいで、「え、あいつ俺より年下じゃないの?」と言ってたので、訂正しておきました(笑)。

吉田&桐木:あははははは!

柳田:まあ舐められていたみたいですけど(笑)、本当に2~3回ぐらいしか会ってないのに、ずっと前から仲が良かった友達のような感覚です。あと今回、キタニと一緒に制作したことで“自分のスタジオがほしい”っていう夢ができたんですよ。自分の家でデモを録るとき、奇跡のワンテイクが録れる瞬間っていうのがあって。それをいざ、レコーディング当日に出そうと思っても、出せないことがあるんです。だけど家がスタジオだったら、それが残せるのでめっちゃいいなあと思って。キタニ羨ましいなあと(笑)。

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