BROTHER SUN SISTER MOON、1stフルアルバム『Holden』のアナログLP盤リリース

BROTHER SUN SISTER MOONの1stフルアルバム『Holden』のアナログLP盤が、11月27日（土）にリリースされる。それに伴い、アルバム全曲のメンバーによるライナーノーツを公開した。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

また、2022年1月9日（日）に新代田FEVERで開催する自主企画イベント＜XO vol.4＞にTAWINGS、The Wisely Brothersの出演が決定している。

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【BROTHER SUN SISTER MOON　ライナーノーツ】

１．Time
「Holden」のイントロであり、最後に完成した曲です。アルバムの曲が全て出揃い、改めて自分たちの音楽性を客観視したうえで出来た曲なので、より今の僕らのビジョンがはっきり出ていると思います。次の曲へのつながりも考えたコード進行になってるので、ぜひアルバムの流れのなかで聴いてほしいです。（惠翔兵）

２．Escapade
前から「もしアルバムを作るなら、こんな曲から始まればいいな」と温めていた曲。曲名は翔兵さんが付けてくれましたが、色んな意味のある言葉で、この曲に相応しいなと思っています。（岡田優佑）

３．A Whale Song
スタジオでのセッションから種が生まれて、一週間後にはレコーディングしていた曲です。わたしたちはポップな曲ほど早く出来あがる傾向があって、この曲もそうでした。Sacha BeeleyによるフルアニメーションのMVもぜひ一緒に楽しんでください！（惠愛由）

４．Heartbreak
スタジオの中でギターを弾きながら思いついて、そのままさらっと組みあがった曲。ちょっと変で面白いコード進行になりました。レコーディングでは高野勲さんを迎え、初めてゲストミュージシャンとともに作りあげていきました。ハッピーな曲なんで、ハッピーに聴いてください。（惠翔兵）

５．Days Gone
良いアレンジが思いつかずお蔵入りになっていましたが、「Holden」を作る過程で今ならいける、と再構築して完成した曲です。これまであえて避けてきたシンプルなかっこよさのある数少ない曲ですが、詩世界はそれとは対照的で、部屋のなかで何もやる気が起きずただ時間だけが過ぎていく、そんなこじんまりした、普遍的な内容になっています。そうしたギャップも楽しんでもらえたら。（惠翔兵）

６．Try
僕がパソコンを手に入れた喜びから生まれた曲です。BSSMでこういったノリ良いビート感の曲をやったら面白いかも、と思って作りました。お気に入りは2バース後のギターソロです。（岡田優佑）

７．I Said
僕らの初期のアンセムといってもよい曲。「Some Same Soul」というひとつのワードから、愛由に歌詞を組みあげてもらい曲にしていきました。これには並行世界の自分の魂を見にいく、といったイメージが込められていて、「Holden」ともシナジーしていると思います。僕のかなり気に入っているボトルネックのソロが入っています。（惠翔兵）

８．In Front of Me
わたしが中古で買ったYAMAHAの古いシンセを、兄がぽろぽろ弾いていたときに出てきたフレーズから出来た曲。歌詞もお気に入りです。（惠愛由）

９．All I Want
翔兵さんの家で、数時間で出来あがった記憶があります。思いつくフレーズやメロディがどれも良くて、いつの間にか完成していました。ポップで自由な曲です。（岡田優佑）

１０．Last Moment
ピアノだけから始まる曲を作りたいとずっと思っていて。この曲は死の直前の一瞬を拡大したような、そんなイメージから作っていて、僕のひとつの経験からきています。（惠翔兵）

１１．Cactus
「Paris, Texas」という映画が冒頭、砂漠の荒野から始まるんですけど、そこでぽつんと立っているサボテンに目がいって。観終わったあと、孤独で何の脚光も浴びないあのサボテンのストーリーが頭に浮かび、そこから作っていきました。
この曲は僕らには身に余る大作だと思っていて、ゲストミュージシャンを招き、外部の血を入れることで初めて客観的にも聴ける大きな作品となりました。Gateballersのかやにラップスチールを弾いてもらったり、高野さんにピアノを弾いてもらったり。レコーディングも楽しかったです。（惠翔兵）

１２．Painted Memories
M1「Time」の壮大なイントロは、この12曲目につながるようなコード進行になっています。
僕たちはいつもアコースティックな雰囲気から意図的に遠ざけて曲を書いているけど、この曲に関しては違った。延々と繰り返されるメロディと、アコースティックギターっていうのがまず頭のなかにあって、それをそのまま曲にしました。もっとも裸に近いと言える曲だと思います。
過去の記憶ひとつひとつに色を付けて、壁に一枚ずつ貼りつけていくような気持ちで作っています。（惠翔兵）

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