ロジャー・テイラー、デヴィッド・ボウイとのコラボ「“Criminal World”もやったが…」

クイーンのロジャー・テイラー(Dr)が、80年代初めに行ったデヴィッド・ボウイとのコラボについて振り返った。
◆クイーン画像
ボウイとクイーンは1981年に「Under Pressure」をリリースしたほか、最終的にはボウイの希望によりこのヴァージョンは削除されたが、ボウイはクイーンのアルバム『Hot Space』(1982年)に収録された「Cool Cat」にバッキング・ヴォーカルを入れていた。
『Classic Rock』誌のインタビューで、さらなるコラボレーションがあったとの噂について問われたロジャーは、Metroの楽曲「Criminal World」のカヴァーをボウイとレコーディングしたと答えた。「でも、あまり良くなかったんだ(笑)。僕ら、飲み過ぎていたんだと思う。それで、彼は別ヴァージョンを作り、『Let‘s Dance』(1983年)に収録した。うーん、僕ら、他にはやっていないと思うな。記憶がちょっとあいまいだ。ないな、とにかく、僕は覚えていない。でもさ、やったのを忘れていること、実はやってたって話、聞き続けているからね。もっとデヴィッドとコラボしていたらって思う。彼は楽しく、喜ばしく、類まれな人だったから」
ロジャーは昨年10月、『Big Issue』のインタビューで、もし一度だけ過去に戻れるとしたら「ニューヨークのパワーステーション・スタジオで“Under Pressure”を完成させた、デヴィッド・ボウイと過ごした週末に戻りたい」と話していた。「基本的に、そこにいたのは僕ら2人だけだった。あの週末はとても充実していて、僕はあの曲にすごく満足していた。僕は彼ととても気が合った。彼はあらゆる面で独創的で卓越していた。素晴らしいユーモアのセンスの持ち主だった」「2016年に彼を喪ったときは、本当にショックだった。彼は友人であり、天才だった。僕は本当に彼のことを愛していた」
ロジャーはソロ公演を開催するときには、デヴィッド・ボウイの「Heroes」を頻繁にパフォーマンスしている。
Ako Suzuki
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