【インタビュー】Doul、時代が生んだ恐ろしき規格外の逸材

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Doulがアルバムを完成させた。3月9日発売の『W.O.L.F』である。

いつの時代も、突如とんでもない逸材が出現する。Doulが世に才覚を表わしたのは17歳のとき。デビューという形で世に現れ世界中から脚光を浴びたタイミングだった。その時すでに音楽歴は数年にも及び、表現者として欠かせないいくつもの要素を会得済という才器を輝やかせていた。その「スキル」「表現するという意思」「手段への柔軟性」「音楽で自分を縛らない理知」…あらゆる面において、常識の枠を逸脱している稀代の才を生み出したのは、時代性なのか?

インターネットのその自由さ故に、アーティスト成長の道筋を描くテンプレートがなくなり、誰もが表現者になり得る時代となった。が、だからといって誰もが表現すべきものを兼ね備え、それを作品として整える才覚を持ち合わせているわけもなし。この恐ろしき規格外の逸材はどのようにして誕生したのか、Doul本人を直撃した。



──Doulというミュージシャンの誕生…アーティストとしての自意識が芽生えたのはいつ頃なのか、覚えていますか?

Doul:Doulっていうアーティストができたのは…多分13歳くらいの時。

──中1ですか。

Doul:そうですね。12歳でギターを買ったときはアーティストになろうとかいう感情は全くなくて、だけど13歳くらいから独学でギターをしっかり練習して、14歳から2年間ストリートライブを本気で始めたんですよ。で、その頃から自分でギターとかピアノを奏でることや弾き語りの良さに気付いて、人前で演るときの快感とか自分の曲を聴いて感動したりするお客さんを見た時に、アーティストとして本気でやっていきたいなっていう。なんなら「音楽やってるときの自分が一番カッコいいな」って思ってた。おそらくその時、13~14歳…中学1~2年がその思いが一番はっきりできたときじゃないかなと思います。

──そもそも、12歳の時になぜギターを買ったんですか?

Doul:もともとギターに興味があって、ニルヴァーナとかすごい好きで、あのアコースティック・ライブにすごい衝撃を受けたっていうのがあって。それでクリスマスにアコギを買いました。

──エレキじゃなくてアコギのほうが良かった?

Doul:そうですね。アコギが好きでした。っていうか今もアコギ好きです。

──アンプラグドのほうが自分の感覚にフィットしたってことですか?

Doul:そうですね。ニルヴァーナでいうと、エレキを持つとほんとにハードな曲にはなるんですけど、その曲をアコギに持ち替えるとあんなにいい曲になる。別の目線で聴けるあの音の心地よさに、すごく影響を受けたり刺激を受けたり。アコギを持って静かに演奏してても、自分の声が武器になってくるっていうのもいいなと思っています。やっぱり声が強みだと思っているので。

──それでアコギなのか。


Doul:でもなんかね、なんだろ…12歳の時に「人から何かを習うことは必要ないな」って気付いたんですよ。習い事とかあるじゃないですか。

──ええ。

Doul:そういう習い事とか人から習うことって、その人の色が入るし、自分らしさをもっと出すには一から自分で学んで自分について研究することなんじゃないかと、12歳の時にすごく思った。で、そのときに習い事を全部やめた。

──それにしても小6で自らアコギを手にするって、やっぱり異端ですよね?手も小さくて指も痛いでしょう?

Doul:いや、でも12歳で買って1年くらい放置してたんですよ。なんか、買ったことに快感を持ってしまって。

──ちょっと満足?

Doul:そう。ちょっと満足してしまって、まあ触ってはいたけど本気で演ってなくて壁の間に入れ込んでるくらいだったんですよ。

──小6らしいエピソードで、ちょっとホッとした(笑)。

Doul:そうそう。でも中学校にあがったときに「せっかく持ってんだから」って思って、それから1年間ありえないくらい毎日弾いて練習してました。

──ガラッと変わった、そのきっかけは何だったんですか?

Doul:…なんだろ。でもなんか、中学校がまったく楽しくなかった。それが一番でかいかもしれない。中学校に入ってスマホも持つし、サブスクで何でも聴けるから音楽に触れる機会が多くて、中学に入ってからもっと音楽を深く研究したりとかしてた。それでギターをずっと置いてるのも楽しくないし、学校自体も自分に必要じゃないって思ってたんで、そこから本気で始めました。

──学校は不要と思っている娘を、両親はどう見ていたんでしょうね。

Doul:もともと小学校低学年からモデルをして事務所に入ったりしてたんで、人と違うことを親もやらせたんだろうし、学校も私服だから毎日おしゃれしていくし、ランドセルもこだわったものを使ってたんで、小学生の頃からハブられていろんな被害…妬みを凄く受けてた。親も私が変わってるっていうのは知ってたし、「もしかしたら人前に出る仕事をするんじゃないか」とも言ってたから、違和感はなかったですね。自然でした。

──それにしても多感な時期ですから、恋・ファッション・スポーツ…いろんな刺激があると思いますが、やっぱり音楽だったのですか?

Doul:正直な話、その頃は格闘技のプロを目指してたんです。14歳くらいまでは格闘技が上回ってて、まだ音楽で世界一になるとかは思ってなかった。なんならその頃は普通に登校して恋愛したり遊びに行ったりもしてたんで。中学校3年生…卒業する間際になってから完璧に音楽がいいっていう風になった。実際、その頃に自分で音楽を真剣に作り出したんで。格闘技よりも自分で音楽を作ってその音楽でステージに立つ姿のほうがカッコよかったんで、格闘技もジムも全部辞めて音楽に専念するって決めた。それが16歳の時でしたね。

──「16yrs」って曲もありますね。

Doul:そうです。そのまんま。


──音楽を選んだのは、発表の場が欲しかったからなのでしょうか。

Doul:自分のことを誰も知らない中で「自分の音楽を聴かせてどれだけの人間が集まるのかな」って、興味本位っていうか不思議な気持ちがあって。それと同時に、知らない場所に行ってギター担いでマイクとアンプだけで人前で演るのがすごく楽しかった。自然にギター持って「今日歌って帰ろう」みたいな感じでハマってた。

──楽しいだけじゃなく、自分への問いかけやその答え合わせとか、自分の未熟さに対するストレスとかはありませんでしたか?

Doul:いや、それはめちゃくちゃありました。16~17歳ぐらいまではほんとに結構毎日のように悩んでた。「こういう声を出したい」「こういう音楽作りたい」「こういう風になりたい」みたいな理想を自分の中に固めちゃってたんですよ。

──理想の人物像?

Doul:そうそう。だからその人になれなくてストレス抱えて「なんでこの声出ないんだ」とか「なんでこのキー出ないんだ」っていうのがその頃の悩み。16歳を超えて17歳になったくらいにそれをやめて、自分に合ったキーの曲を作ったりとか、ほんとに自分の一番いい声が出るところをずっと研究していたから、その頃からそういう悩みは一切なくなりましたね。

──理想と自分とのギャップの埋め合わせ?

Doul:その人になろうとしても絶対誰もなれないんで。だからその考えを捨てて、自分の中でできる最大級のことを考えるっていうことに集中しました。

──その考えはコロッと変えられたんですか?けっこう大変なことだとも思いますけど。

Doul:そうですね。でもなんか、自分の曲を作り出してオリジナルができてからは全然苦労しなかったです。

──自分の成長とともに楽曲も歩んでるということですね。歌詞は最初から英語だったんですか?

Doul:そうですね。英語でずっと作ってます。

──なぜ?

Doul:小さい頃から英語の曲しか聴かなかったり、基本英語の環境にいたから、メロディを作る時に自分から何が出るっていったら英語が自然なんですよ。英語の音がほんとに気持ち良くて、音遊びとか音選びがすごく楽しいし、英語の良さってそういうところだったりしますよね。今はいろんな言語が海外で学べるようになってるから、関係ないなとは思うんですけど、自分から最初に出る音が英語だったから、日本語で歌おうともまったく思ってなかった。

──英語はどうやって習得を?

Doul:いや別にベラベラじゃないですよ。普通にしゃべったり理解はできるんですけど、そんな海外も行ったことないし、ビジネス英語はできないんで。多分映画とかも全部英語だし聴く音楽も英語だし、小さい頃からなんか自然と家に外国人がいたりとか、中学校くらいからは友達が全部外国人ばっかで。

──自然と英語に接する機会が多かったのか。

Doul:めっちゃ多かったです。だから中学1年生の時の英語のスピーチみたいなので県で優秀賞みたいなの取って、全員の前で英語で喋ったりしてました。

──よくわかんないけど、そんな感じだったのか。

Doul:そんな感じです。ノリです。英語はノリで話してました(笑)。

──耳が良いんだな…。

Doul:耳はいいですよ。自分でも耳はすごくいいと思います。

──でも今後、日本語詞の曲を書くこともきっとあるんでしょうね。

Doul:ないと思います。

──ないんか(笑)。

Doul:そうですね、英語の音がほんとに気持ち良く感じているので。

──もしかしたら好きになる日が来るかも。

Doul:日本語でも結構面白い言葉とか響きがいい単語ってあるじゃないですか。そういうのを使うのは全然良いんですけど、これからもっと海外に触れたり向こうに行くと思うんで、なんならもっと少なくなる気がしますよね。ただ日本へのリスペクトは常にあるし、日本語の丁寧さとかはすごくいいとは思います。自分が好きだったのがたまたま英語だったっていうだけで。

──英語であれ何であれ、表現したい伝えたいことはたくさんあるということですね。

Doul:そうですね。常に「何でだろう、これ」って思うようなことが世の中に多くて、そういうことに関しての考えとか、経験してきたこととか、今の10代とか同世代に伝えたいなっていう思いは常にたくさん持ってます。

──不安や不満もなく、今は無敵状態ですね。

Doul:ふふふ(笑)。でもなんだろ、不安とか不満って絶対常にあるんですよ。だけど、人に言いたいこともめちゃくちゃあるし、不満があればしっかり伝えるし、別にそれで何かが悪くなるとかじゃないし、そういうの伝えていかないと何にもできないし。だから常に不安はあると思うんですけど、今は自分のことが好きで自分の可能性をすごく感じているし、メンタルも強くなってる。やっぱり自分に自信があって、常に経験した上で音楽をやっているというのがあるんで…だから最強かもしんないですね(笑)。


──ストリートの経験は、メンタルに影響しましたか?

Doul:もちろんそれはあります。すごい罵声浴びせられたりとか、もの投げられたりとかしてたんで(笑)。

──え?なぜ?

Doul:やっぱ英語ってだけで文句言ってくる。「英語歌うな、ここ日本だ、どけや」とか、石とかペットボトルとか投げてきたりとか。

──そんなひどいことあるんですか。

Doul:ありましたね。メガフォン持ってでっかい声で邪魔したり、おじさんが目の前でなんか変なことして邪魔してきたり、目の前で着替えだしたりして。

──なんだそれ、最低だな。

Doul:でもそれも気にせず私は歌ってた。

──へこたれなかった。

Doul:うん。だってDoulの音楽の方がカッコいいし、Doulの声で来てくれるファンの方が多いから。そこは別に邪魔しとけよって思ってました。

──ネット上も含めて、そういう状況はつきまとうものなのかな…残念ながら。

Doul:そうですよ。常にあります。多分何してても、自分から好きなことをやってる人間って絶対なんか言われるんで。それは小学校の時から知ってるし。だから、自分に自信を持つこととブレないことをちゃんと軸に持ってれば、何言われてもいいなって。

──「軸がぶれない」「自信を持つ」という大切さは、Doulに限らず誰しにも当てはまるキーワードですよね。

Doul:そうです。生きることにおいて自分の好きなことする。仕事することにおいて自分を曲げない。全人類に関係することだと思います。


──生まれたときからネットが成熟しソーシャルが発展していた環境や世代・時代性は、Doulというアーティストにどう影響を与えたのでしょうね。

Doul:自分に一番大きかったのは、サブスクで時代・ジャンル関係なく音楽を聴けること。そこが一番大きかったな。Instagramとか自分を発信することはすごく好きなんですけど、SNSでの悪影響も多くて、誰も見てないところで匿名で書いてるヤツが人間殺せる時代になったんだっていう恐怖をほんとに身近に感じた。

──そうか。

Doul:あとSNSでの拡散。ほんとは拡散されたくない動画とか、ちょっと言ってしまった言葉とか、ちょっと映り込んでしまった映像が全国世界中に簡単に回ってしまうような恐ろしいもの。もちろんいいように捉えれば、自分を世界中に発信できて、自分の好きなようにクリエイトができて、それを人に伝えるっていうすごくいいアプリだとは思うんです。けど、やっぱ小学生や中学生くらいの子が自分をたくさん発信してすごく悪影響になったりしているのを見ると、SNSの影響力ってある意味怖いなと思います。

──世のSNSって一般的に「こうでありたいという着飾った自分を披露する場」だったりもしますよね。本当の自分ではなく脚色された自分の演出の場です。でもアーティストは、本当の自分と向き合う場所が音楽だと思いますから、そんな生々しい音楽を乗せる場として、ソーシャルってちょっと居心地悪いなと思ったりもします。

Doul:はいはい、分かります。正直Doulはオールドのロックとかすごい昔の曲とかが好きだったりするし、昔のカルチャーをすごく尊敬してるんで、正直サブスクで音楽を配信したり耳中で聴く音もいいけど、ほんとにライブに来て欲しくて。ライブでDoulを実感してほしい、感じて欲しいっていう思いが常にあるんですよ。今はSNSで音楽がすごく広がるけど、その人のライブは観たことないって人、多いじゃないですか。いいことでもあり悪いことでもあるのがSNSですよね。いろんな思いもあるし、それを活用して生活してる人もいるし、Doulはそれを音楽のために使ってはいるんですけど。

──そういう意味では、今回の『W.O.L.F』は、アルバムというひとつのパッケージにいろんな思いが一杯詰まったものになったでしょうね。

Doul:そうですね。CD盤になって作品になって人に届けるっていうのが初めての経験だし、フルアルバムとして17曲もあるボリュームの大きいものを作るってことで全体のストーリー性を気にしたり。1曲1曲のジャンルがすごく違うものも作ったりするんで、全体の統一感は要らないけどDoulとしての統一感はアルバムには出したいなっていうのがあって、何回も流れを聞いて曲順もめちゃくちゃこだわった。

──曲順決めるのって楽しいですよね。

Doul:めっちゃ楽しいです。「一番気持ちいいものが次にきちゃう」とか「ここにこういう音が欲しい」とか自分の感覚だけで決めてるものでもあるんで、すっごい楽しかったです。

──テンポ、キーも関係するでしょうし、ストーリー性があるからこそ「I’m in the zone」や「Broken」といったインタールードも生まれるわけで。

Doul:そうですね。やっぱ全体を聴いてストーリーを考えないとインタールードは絶対出てこないと思うんで。「Bone」っていう曲がすごくダークなイメージに聴こえるじゃないですか。インワードとかF**kという言葉が入っているのは、そこまで行かないと伝わらない思いやそこまで苦しんだ自分が伝えたいことをあの歌詞にしたからで、「あの曲を書くにあたっての深い思いは、曲が始まっただけで伝えられるかな…」って思って、アルバムだからこそ伝えやすくなるように、その前に「I’m in the zone」というインタールードを入れたんです。あれは、マイクの下に紙一枚置いて、真っ黒になるまでペンシルで重ね塗った音をマイクで録ったんですけど、それも「Bone」を書くのにこんだけ悩んだんだという意味だったり。本当は上手くいかないけど、こうやってモノにしていくことの大切さだとか、そういうところもインタールードのちょっとした時間で伝えたかった。

──思いがこもっていますね。

Doul:「Broken」は次の「What’s missing」という曲に関連させて作った内容なんですけど、男女トラブルというかトラウマみたいなのが実際にあったから、会話を入れてリアル感を出して「What’s Missing」を聴かせたいと思って、敢えてメロディも付けずに外の雨のザーっていう車の音を軸に引いて、外国人の友達に頼んで録音した。インタールードもすごくこだわりましたよ。


──アルバム作り自体は、すごく楽しんだみたいですね。

Doul:楽しかったです。時間はめっちゃ限られていたから、伸び伸びと作ったわけではなかったんですけど、その期間の中でも最大限を出せたんじゃないかな。すごく楽しい制作になったし。忙しかったけどその期間だからできたんじゃないかなっていう曲もあったんで。

──音楽制作って、締め切りを設けないと永遠に終われないから、それでいいんじゃないですか?

Doul:まあ、確かにそれはありますね(笑)。ずっとやっちゃいますしね。

──「Bone」を始め、自らのアイデンティティを歌ったものが詰め込まれていますね。

Doul:そうです。自分から出るそのものっていうか、「Bone」を聴いてると「自分だな」って思うし、あの楽曲のMVも自分で作ってるんですけど、すごく自分っぽいなって思います。そこも経験しつつその苦しみさえも表現できる人がすごくかっこいいなって思ってるんで。

──一般的に、ネガティブ面は人には見られたくないものですけど、そこはへっちゃらってことですか?

Doul:気持ちは分かるけど、自分が表現者でみんなの前に立って発言している以上、自分の言葉に責任を持たなきゃいけないし、前に立っている人がただずっとカッコいいだけだと飽きるし。常にカッコよくてもいいですけど、そういう弱みも持ってて、それでもカッコいいっていう、ほんとに昔のロックスタイルでやってる人。

──達観しているなあ。

Doul:クイーンのフレディなんかも、自分の苦しみ…そういうのさえもカッコいいじゃないですか。カッコよく見せる苦しみ。そういうの、ほんとにめちゃくちゃカッコいいなと思って。昔のDoulの理想って、弱みを見せない、涙を見せないが一番いいって勘違いしてたけど。

──マドンナとかそうですよね。

Doul:そうですね。そのタイプだと思います。そういう人もめちゃくちゃカッコいいんですけど、そういうのはDoulのスタイルじゃないなって気付いた。その頃、ずっとカッコよくいることがめっちゃキツくなってきたんですよ。だから今は、別に泣いててもカッコよくいれるし、苦しんでる時はその思いさえもメロディに乗せたり曲にしたりできるようになって自然とメンタルも強くなりました。ま、人前では全然泣かないんですけど(笑)。

──やっぱ最強か。

Doul:最強だと思います。


──東名阪福をまわるツアー<A LONE WOLF -IF YOU CAN DREAM IT THEN YOU CAN BE IT.->では、どんなライブになりそうですか?

Doul:初めて自分のファンだけが集まるところでのライブだけど、「Doulはこういう人間だよ」っていうのを見せたいんで、いくつかの顔を全部見せれる名刺代わりになるようなライブになります。

──どんな顔が見れるんだろ。

Doul:ロックをやってる姿と、まったく違うラッパー/ヒップホッパーとしての姿、それを融合したハイブリットした姿も今回は見せられる。なんならアコースティックとかでアンプラグドみたいなコーナーも設けようと思ってるんで、いろんな顔がありつつも統一感があるものかな。

──「Infinity」は弾き語りで観たいなあ。

Doul:そうそう、そういうのも入れ込むのが、Doulにとって自然な流れでめちゃくちゃ面白くて刺激を受けるし、メッセージも伝えたいことがすごくあるんで、いいライブになると思います。

──最後に、アルバム『W.O.L.F』ってどういう意味ですか?

Doul:すごく感覚的な話になるんですけど、小さい頃から危機感を感じたり闘争心が出て来たり、何かと闘わなきゃいけないときに、よぎるのがオオカミっていう動物の存在なんです。すごく感じるところがあって、だから一発目のインタールード「The wolf is at my back」というのは、私の後ろに常にいてくれて、吠えてくれて燃えさせてくれてる守護神みたいなもの。別にオオカミがめっちゃ好きなわけじゃないのに、ずっと昔から感じてた。だから名刺代わりになるアルバムとしてタイトルは『W.O.L.F』。

──よくわかりました。インタビューも無事終われそうです。

Doul:ほんとにライブをすることで生きてるし、命をかけて音楽もやってる。人と関わるにおいても自分の音楽をするにしても常に本気。だから今でも苦しみをすごく味わうこともあるんですけど、だけど結局自分の音楽に戻ってくるし、音楽やってるときが楽しいし、まだ音楽をやりたいって思いがあるんで、これからですね。

──今後の活動も楽しみにしています。

Doul:はい。ありがとうございます。みなさんDoulの音楽をたくさん聴いてください。

取材・文◎烏丸哲也(JMN統括編集長)


Doul『W.O.L.F』

2022年3月9日発売
初回生産限定盤(CD+BD)XSCL-58, XSCL-59 4400円(税込)
初回仕様限定盤 XSCL-60 3300円(税込)
1.The wolf is at my back(Interlude)
2.Free
3.Super Hero
4.Dearest Friends
5.Howl
6.The Time Has Come
7.I'm in the zone(Interlude)
8.Bone
9.Bada Bing Bada Boom feat.Zag
10.On My Way
11.Insane Boy
12.Broken(Interlude)
13.What‘s missing
14.Infinity
15.My Mr.Right
16.We Will Drive Next
17.16yrs

<Doul First Tour 2022 “A LONE WOLF -IF YOU CAN DREAM IT THEN YOU CAN BE IT.-”>

【福岡】2022年3月20日(日)・21日(月祝)@Kieth Flack
【東京】2022年3月25日(金)@代官山UNIT
【大阪】2022年3月27日(日)@梅田Shangri-La
【名古屋】2022年4月2日(土)@ell.FITS ALL
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◆Doul オフィシャルサイト
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