60年以上の長い歴史をもつ楽器博物館「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」4月より一般公開開始

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武蔵野音楽大学は、わが国初の楽器博物館をリニューアルし、「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」として、2022年4月から一般公開を開始する。

◆「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」 関連画像

▲鍵盤楽器展示室1
本ミュージアムは60年以上の長い歴史をもち、西洋の歴史的楽器、日本の伝統楽器のほか、世界各地の民族楽器など、その所蔵資料は5,700点を超え、わが国最大規模を誇る。また楽器のみならず、指揮棒やマレットのコレクションのほか、オルゴールや演奏人形、楽器演奏写真や絵画など、音楽に関わる資料の多様さは、所蔵数の多さと並ぶもう一つの大きな特徴だ。

館内は「鍵盤楽器展示室」「管弦打楽器展示室」「日本の楽器展示室」「世界の民族楽器展示室」という4つの展示室で構成され、それぞれ異なるイメージで演出され、楽器の歴史や種類、地域的な広がりが系統立ててわかるように工夫されている。

<鍵盤楽器展示室>

「鍵盤楽器展示室」では、ピアノが誕生する以前に隆盛したチェンバロやクラヴィコードなどから始まり、初期のピアノとその後の発展、さらに、さまざまな形状のピアノや各家庭に普及したアップライトピアノなど、ピアノの歴史が体系的に学べる。その他パイプオルガンやリードオルガンなども。

<管弦打楽器展示室>

「管弦打楽器展示室」では、ヨーロッパの管弦打楽器の歴史的変遷が学べる。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの銘器、木管楽器の体系的コレクションやユニークな形状が目をひく歴史的な金管楽器、さらに、多様なマリンバコレクションなどが展示されている。

<日本の楽器展示室>

歌舞伎の舞台を再現したような三味線音楽の演奏形態を表した展示をはじめ、雅楽、琵琶など、各種伝統音楽の楽器が見られる。また邦楽器研究家である水野 佐平氏の箏を中心とした歴史的価値の高い楽器コレクションも展示されている。

<世界の民族楽器展示室>

世界の民族楽器が、8つのエリアに分かれて展示。各エリアでは各地域の伝統的な楽器をはじめ、少数民族が使用する稀少な楽器も。民族楽器を通じて、各地の自然環境や生活文化、民族のもつ感性などが感じられる。


「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」

所在地 : 〒176-8521 東京都練馬区羽沢1丁目13-1
      武蔵野音楽大学 江古田キャンパス S棟地下1階
アクセス: 西武池袋線江古田駅下車 北口より徒歩4分
      西武有楽町線新桜台駅下車 4番出口より徒歩4分
      東京メトロ有楽町線/副都心線小竹向原駅下車 2番出口より徒歩9分
営業時間: 火曜日、水曜日、土曜日 12:00~16:00
*祝日及び学園休暇中は休館
*詳細は、楽器ミュージアムウェブサイトの「開館カレンダー」でご確認ください。
*新型コロナウイルス感染症の状況により変更する場合があります。
料金: 中学生以上500円/小学生300円/本学園学生・生徒および教職員 無料

■学外の方の見学予約について
4月より公開範囲を拡大し、学外の方もご鑑賞いただけることになりました。ただし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、当面の間、人数を制限の上、学外の方は完全予約制とさせていただきます。予約は、楽器ミュージアムウェブサイト「申し込みフォーム」よりお申込みください。(1グループ5名までとさせていただきます。)なお、予約は、見学希望3日前15時までとし、楽器ミュージアムから返信される「予約確定メール」をもって、予約確定といたします。
*館員の解説による団体見学は、当面の間見合わせます。
*新型コロナウイルス感染症の感染状況により、変更になる場合があります。

◆武蔵野音楽大学楽器ミュージアム見学申し込みフォーム
◆武蔵野音楽大学楽器ミュージアムウェブサイト
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