マシン・ガン・ケリー、次作はヒップホップ・アルバム

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Photo: Jordi Koalitic

ミック・ジャガーから“ロックンロールに新しい息吹をもたらしている”と評されたばかりのマシン・ガン・ケリーだが、次のアルバムではラップの世界に戻る予定だという。

◆マシン・ガン・ケリー画像

マシン・ガン・ケリーは4枚のスタジオ・アルバムをリリース後、2020年に初のロック作品『Tickets To My Downfall』を発表。続く最新作『mainstream sellout』(2022年)でもその路線をとり、この2作で全米1位を獲得した。ヒップホップ・アルバムは全作トップ10入りしているものの、1位はなかった。

インターネット・ラジオ・プラットフォームAudacyのインタビューで、彼はこの先のプランについてこう話した。「自分のためにラップ・アルバムを作るつもりだ。もはや何かを証明する必要もないし、挑発的な態度を取っても意味ないしね。もし人々に認めてもらいたくて何かをやり続けるとしたら、まずは自分をイラつかせるだけだし、いいものなんか作れない」

「『Tickets』と『mainstream sellout』は自分が作りたかったから作ったんだ。それに、ああいうサウンドを人々に思い出してもらいたかった。あの2枚は“つがい”のアルバムだ。3枚目を作るのは、それ(ロックンロールのサウンド)が恋しいと思われていない限り、ワクワクしない」

「だから、このツアーをやったら、『Hotel Diablo』(2019年リリースの4thアルバム)で離れた場所に立ち入るつもりだ。ラッパーとして自分のストーリーテリングを広げ、ヒップホップ・マシン・ガン・ケリーの新たな革新的なサウンドを見つける。それが僕をワクワクさせ、音楽考古学者としての僕が探索したいと思っているところだ」

ミック・ジャガーは最近、スウェーデンのラジオ局P4のインタビューで、「ロック・ミュージックにおいてはエネルギーが必要で、ここしばらく、新しいロック・シンガーは多くはいない。(しかし)いま、何人かはいる。ヤングブラッドとマシン・ガン・ケリーがいる。あのポスト・パンクのヴァイブは、ロックンロールにはまだ多少、命があると僕に思わせる」と話していた。



Ako Suzuki

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