サム・ゲンデル、日本の伝統的な刺しゅう“刺し子”の模様にちなんだ最新AL『blueblue』リリース

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サックス奏者/マルチインストゥルメンタリストとして高い評価を受けるサム・ゲンデルが、江戸 時代に発展した日本の伝統的な刺しゅうである「刺し子」の模様にちなんだ最新アルバム『blueblue』をリリースする。

◆サム・ゲンデル 関連画像

2022年にリリースし、高い評価を得た11歳の少女アントニア・サイトリノウィックスとの衝撃的なコラボーレーション・アルバム『LIVE A LITTLE』に、未発表曲集『SUPERSTORE』や、サム・ウィルクスとの共作『Music For Saxofone & Bass Guitar』といった数々のコラボレーション作品など、精力的なリリースと独自の音への探求を続けるサム・ゲンデルによるニュー・アルバム『blueblue』がLeaving RecordsとastrollageのコラボレーションでCDリリースされる。

今作の大部分は、オレゴン州コロンビア川の支流に浮かぶ小屋に作られたスタジオで、孤立してレコーディングされたもの。ギターのメロディをスケッチした後、5週間ほどでレコーディングを終え、その間に彼は川の潮の満ち引きを熟知するようになり、その有機的なリズムは、このアルバムに浸透しているようだ。また今作を語る上で欠かせないのが名門ブルーノートからリリースした『Joel Ross / The Parable Of The Poet』にもドラマーとして参加したクレイグ・ウェインリブのキットワークである。サム・ゲンデルがオレゴンに滞在している間、遠距離でコラボレーションを行い創り上げられた。クレイグ・ウェインリブによる素晴らしいブラシテクニックが、楽曲にさらに輝きを与えている。『blueblue』の反復と逸脱から導かれる絶妙な揺らぎはノスタルジックであり、拡大し続ける彼のカタログへの入り口として、重要な作品であることは間違いないだろう。


『blueblue』

2022年11月23日(水)
Leaving Records / astrollage ASGE46 2,750円(税込)

■Tracklist
01. Tate-jima (縦縞, vertical stripes)
02. Tate-waku (竪沸く, rising steam)
03. Hishi-igeta (菱井桁, parallel diamonds or crossed cords)
04. Shippō (七宝, seven treasures of the Buddha)
05. Toridasuki (鳥襷, interlaced circles of two birds)
06. Fundō (分銅, counterweights)
07. Kōshi (格子, checks)
08. Amime (網目, fishing nets)
09. Uroko (鱗, fish scales)
10. Hishi-moyō (菱模様, diamonds)
11. Kagome (籠目, woven bamboo)
12. Nakamura kōshi (中村格子, plaid design of the Nakamura family)
13. Yarai (矢来, bamboo fence)
14. Yoko-jima (横縞, horizontal stripes)

◆サム・ゲンデル オフィシャルサイト
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