トニー・マーティン「ブラック・サバスのリイッシュー盤、2023年に」
1987〜1991年および1993〜1997年にブラック・サバスに在籍していたヴォーカリストのトニー・マーティンによると、その時代に制作された彼らのアルバムのボックス・セットが2023年にリリースされるという。
◆ブラック・サバス画像
ブラック・サバスのアルバムのリイッシュー・プロジェクトに関わっているトニー・アイオミは昨年、『Loudwire』のインタビューで「しばらく前に『Forbidden』のリミックスが行われていると聞いたが、間もなくリリース予定なのか?」と問われると、「トニー・マーティン時代までたどり着いたら、そうする。いまはディオ(時代)に取り掛かっているからね。トニー・マーティンが長年、オジーとディオの中に埋もれてしまっているのは残念だ。素晴らしいアウトテイクと共にトニー・マーティン時代のアルバムをリリースできるときが来る」と話していた。
マーティンは最近行われた『Metal Voice』のインタビューで、「ブラック・サバスは僕のバンドではなかった。僕は、ブラック・サバスのレガシーを継続させるため雇われたんだ。それって光栄であり特権だ。だから、僕は何が起きているのかは知らない」が、「来年だってことは知っている。でも、自分が知っているのはそれだけだ」と、ボックス・セットのリリースが計画されていると明かした。
彼は今年7月には、『Cross Purposes』(1994年)制作時にエドワード・ヴァン・ヘイレンと行ったライティング・セッションを録音したテープを所有しており、それをアイオミに託したと話していた。「彼(アイオミ)は、“ワオ! こいつは素晴らしい”って言ってたよ。僕は、“使ってもらうのは歓迎だ。もし(リイッシュー盤に)収録したいのであれば”って言ってある」という。
トニー・マーティンは『The Eternal Idol』(1987年)をはじめ、『Headless Cross』(1989年)、『Tyr』(1990年)、『Cross Purposes』(1994年)、『Forbidden』(1995年)と、5枚のブラック・サバスのスタジオ・アルバムを制作している。
Ako Suzuki
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