【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「スネアサイド」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第78回のお題は「スネアサイド」です。

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スネアドラムの打面の反対側(ボトム)に装着する皮。スネアドラムはスナッピー(響き線)を振動させて、独特のザラザラとした音を形成するため、専用のヘッドを用いることが多く、他のドラムヘッドと区別するためにスネアサイドと呼ばれる。

スネアサイドは、打面側ヘッドを叩いた振動をスナッピーと接触することで音を鳴らす。その振動をより伝わりやすくするために、スネアサイドは通常のヘッドよりも薄手に作られているものが多く、3mil(0.0762mm)が標準と言われている。打面ヘッド同様、そのチューニングによって、音が大きく変わるとされている。

なお、タム、フロアタムの場合、打面の反対側のヘッドをボトムヘッドと呼ぶ。バスドラムの場合は、地面に対して垂直に置いて使用され、打面の反対側のヘッドが正面を向くことになるため、フロントヘッドと呼ばれる。ちなみに、サウンドの好みにより、ボトムヘッドやフロントヘッドを使用しないドラマーもいる。

文:竹内伸一



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