【ライブレポート】<ポルノ超特急2022>DAY2、「また必ずライブハウスで会おうぜ」

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ROTTENGRAFFTYが12月17日および18日、京都パルスプラザにて自身主催<ポルノ超特急2022>を開催中だ。2022年は銀閣ステージも復活し、全29アーティストが出演。先ごろ公開した<ポルノ超特急2022>初日レポに続いて、2日目のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆<ポルノ超特急>DAY2 画像

<ポルノ超特急2022>初日よりさらに冷え込んだ冬の京都。そんな寒さにもかかわらず、京都パルスプラザには朝早くからたくさんの観客が詰めかけていた。金閣ステージでやべきょうすけ氏による注意事項の説明とオープニングMCが行われた後、ROTTENGRAFFTYのN∀OKI(Vo)、NOBUYA(Vo)、侑威地(B)、HIROSHI(Dr)が呼び込まれ、1人ずつ挨拶。やべ氏より体調を聞かれた際には「昨日よりもめちゃくちゃ元気」という頼もしい返事が。4人による「ポルノ超特急!」「2022!」「出発!」「進行!」という号令の下、<ポルノ超特急2022>2日目がスタートした。





▲04 Limited Sazabys

GEN(B, Vo)の透き通った声が広い会場に響き渡り、「Buster call」で04 Limited Sazabysのライブがスタート。KOUHEI(Dr, Cho)が繰り出すタイトなビートに、HIROKAZ(G)とRYU-TA(G, Cho)のアンサンブルが絡む。数え切れない拳が振り上げられた「monolith」を経て、4人が演奏に込めた熱をさらに強くする。前から後ろまでびっしり埋まった客席エリアは全員が04 Limited Sazabysの音に乗ってノリノリ。

「今年も僕は音楽にいっぱい救われました。これからも音楽と共に生きていきたい」とGENが言い、「ずっとそうして生きてきたROTTENGRAFFTYを心から尊敬しています」と言葉を続ける。「こんないい場所に立たせてもらってありがとうございます。俺たちが名古屋の04 Limited Sazabysだ。忘れんな」と最後は「Remember」でオーディエンスをひとつにして終演。彼らの素晴らしいライブで<ポルノ超特急2022>2日目は華々しく幕を開けた。





▲SHIMA

「俺たちが北九州から来たSHIMA。よろしく!」とEGACCHO(Vo)の言葉でライブが始まった銀閣ステージは、金閣に負けず劣らず、ステージの上も下も朝から凄まじいテンション。パワフルでエネルギーに満ち溢れた彼らのライブを、観客は思う存分堪能している。

オーディエンスがヘドバン、クラップ、ジャンプとライブを楽しんでいる様はライブハウスそのもの。金閣も銀閣も素晴らしい幕開けに、2日目となる本日1日への期待がさらに高まった。





▲Hump Back

Hump Backが<ポルノ超特急>に初めて出演したのは2019年だったが、その時はほとんどROTTENGRAFFTYと交流がなかったという。その後、今年夏にツアーに呼んでもらった際に「絶対に出たいです。まじでお願いします」と直談判し、晴れて今回の出演となった…そういった経緯を、ライブの前に説明する林萌々子(Vo, G)。「だらだらとバンドしているだけでは立てない場所だとわかってます。でもうちら3年前から死ぬほどライブしてきたので後は任せてください」と言ってライブスタート。

ステージを転げ回り、感情を爆発させるエネルギッシュなそのライブは、観る者の心をぐっと掴んで離さない。「ティーンエイジサンセット」の曲中に林が言った「うちらのこと初めて観る人もおるやろ? こういうのは恋と同じ。ときめいてもうたら終わりで、始まりで。これからもよろしくって感じ」という言葉が痛快で、3人の魂がこもったライブはとんでもなくカッコこいい。最初の「拝啓、少年よ」から最後の「がらくた讃歌」まで、オーディエンスの心を掴み続けた熱いライブに大満足。





▲ASH DA HERO

ROTTENGRAFFTYの「金色グラフティー」でライブをスタートさせ、銀閣に集まったオーディエンスを歓喜させたASH DA HERO。ROTTENGRAFFTYのN∀OKIとNOBUYAがそれぞれステージに乱入してコラボし、会場の熱気はさらに上昇。

昨年は客席側で観ていたという彼らは「<ポルノ超特急>にはASH DA HEROが欠かせないと言われるようなバンドになる!」と熱い想いを告げ、ヘヴィかつ鋭いステージでオーディエンスを魅了し、バンドの高いポテンシャルを見せつけた。





▲SUPER BEAVER

楽器陣3人が拳を合わせて気合いを入れ、渋谷龍太(Vo)はステージ最前まで行って客のテンションを煽る。割れんばかりの拍手と熱気の中、SUPER BEAVERが「名前を呼ぶよ」でライブをスタートさせた。「俺たちはこの4人で、<ポルノ超特急>であなたたちと音楽をやりに来ました」と言い、観客の1人1人に話しかけるように渋谷が歌う。柳沢亮太(G)はギターを鳴らしながら感情を爆発させ、上杉研太(B)は気持ちよさそうに身体を揺らしてベースを奏で、笑顔の藤原”34才”広明(Dr)は力強くリズムを刻む。4人がひとつになって音楽を届けるステージに、我々はどんどん夢中になっていく。

観客全員が手を上げて渋谷と一緒に心の中で大合唱した「青い春」を終え、「あなたに、心からありがとうございます」「あなただけに、しっかり歌えるように」と渋谷が想いを込めて「人として」で終演。なぜ彼らが今日ここでライブをしていて、なぜ渋谷が歌っているかがはっきりとわかる、胸のど真ん中にドスンと突き刺さるような強くて温かいステージだった。





▲SHADOWS

多くの観客が詰めかけた銀閣。ステージ両脇のスピーカーから歪ませた爆音が鳴り響き、SHADOWSが「All I Want」でライブをスタート。初っ端から会場のテンションは一気に最高潮へ到達し、「Fail」「Senses」「Into The Line」とキラーチューンを連発。

ヘヴィでタフ、そして血液が沸騰するような圧巻のステージに客席の熱気はぐんぐん上昇し、「BEK」「Chain Reaction」で存分にオーディエンスを暴れさせ、最後は「The Lost Song」と最高の流れで締め括る。現場の最前線を走るライブバンドの真髄を味わえた。





▲HEY-SMITH

ステージに勢いよくHEY-SMITHのメンバーが飛び出し、オーディエンスは手拍子に込めた力をさらに強くする。猪狩秀平(G, Vo)が「今日の俺たち、思い切り飛ばしていくぞー!」と熱いライブを宣言。「Come Back My Dog」「Dandadan」と重ね、「まだまだ飛ばすぞー!」と「Over」で加速。音に乗って身体を激しく動かし、飛び跳ね、拳を振り上げ、踊り、心の中で歌い叫ぶオーディエンス。ステージの上も下も、ライブが本当に楽しそう。

そして終盤に差し掛かった頃、「これ全然暗い話じゃないねんけど…」と前置きし、つい先日祖母が亡くなった話をする猪狩。彼が言いたかったのは、やりたいことをやってたくさんの人に愛されながら長生きしたおばあちゃんを見習って、みんなもやりたいことをしてほしいということだったらしいが、少しばかりしんみりした会場の雰囲気を察知して「まあそうなるよね」と笑いつつ、ライブで演奏するのは稀という「Tide」でオーディエンスを興奮させ、「Don't Worry My Friend」「Endless Sorrow」で終演。人間味とバンドの魅力に溢れていて、もっともっとHEY-SMITHが大好きになったステージだった。





▲RITTO

メロウなトラックに乗せ、鋭いラップを次から次へと繰り出して存分に興奮させたRITTO。ROTTENGRAFFTYのN∀OKIから「一緒にやろうや」と誘われて出演が実現したという彼は、「高校のときから憧れていた人たちのステージに立てて嬉しい」と喜びをあらわにし、「小さくてもどんなことでも、できることがあるならやり続けたい」と宣言。

心地よく踊らせながら感情に突き刺さるインパクトは中毒性が高く、曲を重ねる毎にオーディエンスはどんどん惹き込まれていった。ロックシーン最前線のライブと同時に、HIP HOPシーン最前線の現場で活動するアーティストのライブが楽しめるのはROTTENGRAFFTYならではのラインナップだろう。





▲Dragon Ash

たくさんの観客が詰めかけた金閣ステージ。<ポルノ超特急2022>2日目も折り返しに突入、いよいよDragon Ashが登場。その幕開けはROTTENGRAFFTYの「THIS WORLD」をカヴァー。親交の深い仲間のバンドに対する粋な計らいに、オーディエンスは腕を振り上げて大喜び。この日のセットリストは新旧織り交ぜたもので、「Let yourself go, Let myself go」で魅了した後に「Fantasista」で会場のテンションを爆発させ、「静かな日々の階段を」の言葉ひとつひとつは強くて温かく、「百合の咲く場所で」は我々の感情に火を点け、「ROCK BAND feat. SATOSHI, KO-JI ZERO THREE」のコラボ実現で興奮はピークに到達。

MCでKj(Vo, G)が言った「みんなもこういう日なんだから、自分のために楽しんでほしい」という言葉にグッと胸が熱くなったし、名曲「陽はまたのぼりくりかえす」で締め括るという最高の流れ。MCで話した言葉だけではなく、楽曲の1つ1つがバンドからのメッセージだと思えるような、胸アツで余韻が凄まじいライブだった。





▲SIX LOUNGE

オーディエンスが無数の拳を突き上げる中、3ピースから骨太のロックサウンドを放って魅了したのは4年ぶりの出演となったSIX LOUNGE。「ナイトタイマー」「スピード」で勢いよくライブの口火を切り、ヤマグチユウモリ(G, Vo)が「今日は歌えんから心の中で合唱してください」と「メリールー」で会場の温度を上げる。

ステージから降り注ぐロックンロールを浴びて感情をむき出しするオーディエンスと共に、3人は最後の「カナリア」「俺を撃て」まで最高のテンションで駆け抜けた。





▲THE ORAL CIGARETTES

山中拓也(Vo, G)が「どれだけやれるか見せてみろや!」と啖呵を切って「BLACK MEMORY」で激しくライブをスタートさせたTHE ORAL CIGARETTES。会場が揺れるほどに観客を飛び跳ねさせた「狂乱 Hey Kids!!」、音が何重にも重なって襲いかかってくる重厚なビートがオーディエンスを陶酔させた「BUG」と、ライブキッズの琴線に触れるバツグンのキラーチューンを惜しげもなく連発。

このたび、奈良県の観光大使になったという彼らは、ROTTENGRAFFTYが主催する<ポルノ超特急>を指して「俺らもこういう遊び場を奈良に作っていきたい」「そのときはROTTENGRAFFTYを是非呼ぶのでみんなも遊びに来て」と言う。山中は「言いたいことは観光大使になったことくらい」と笑ってライブを再開させたが、案外こういう話は重要で、いつかこのときのMCを思い出す日が来るかもしれない。「5150 feat.NOBUYA」ではROTTENGRAFFTYのNOBUYAとのコラボで歓喜させ、「これからも俺らバンドマン全員よろしくお願いします。ありがとう」と言ってラストの「LOVE」で壮観な景色を作り出し、オーディエンスを熱狂させてライブを終えた。





▲TETORA

上野羽有音(Vo, G)が「ロックバンドTETORA、やります!」と言って「わざわざ」でライブを始めたTETORAは、随所からバンドマンとしての意地と誇りを感じさせる、ロックで人間性が溢れるステージを展開。

「あと3バンドで<ポルノ超特急2022>が終わる。クソガキバンドでもいい、TETORAはTETORAなりに事件を起こしに来た」と上野は言葉を重ね、曲を重ねるに従って感情を強くし、演奏に込める熱量を高くする。最後は「Loser for the future」。音楽とバンドに込めた想いがびしびしと伝わってくる、バンドマン魂が溢れるステージだった。





▲SiM

「The Rumbling」で厳かにライブの幕をこじ開けたSiMは、続けざまに「FXXKFXXKFXXK」と殺傷能力の高いチューンを連射。アグレッシヴに攻め立てる4人のステージにオーディエンスは狂乱し、飛び跳ねて喜びを表現する。しかし彼らは一切満足せず、MAH(Vo)はステージの端まで足を運んで「飛べー!」と追加命令を下す。さらに「Blah Blah Blah」でオーディエンスは暴れ狂い、金閣ステージは狂乱の渦と化した。

ギュッとパンプアップされた強靭なアンサンブル、緊張と緩和を織り交ぜた緩急で観る者をどんどん陶酔させる「WHO'S NEXT」。体力がなくなるまで観客を踊り狂わせた「GUNSHOTS」。楽しくて激しくて見どころが満載なライブは圧巻だったが、どうやらMAHがMCでしゃべりすぎたらしく(笑)、「KiLLiNG ME」で最高潮に達した後、「(残り時間が)あと3分しかないのに、次の曲4分ある」と言ってテンポが速いバージョンの「BASEBALL BAT」を始めたはいいものの、あえなく時間となって曲の途中で自らライブ終了。「駆け込み乗車できませんでした」と爆笑させてステージを去った。





▲山嵐

いよいよ残すバンドは2組のみ、と思って銀閣ステージに足を運ぶと、なんと山嵐のサポートドラマーであるGAKUが新幹線の運休によって出演できない事態になったとのこと。そして急遽、この日出演した3人のドラマーに手伝ってもらってライブをやるという。

突然のハプニングとサプライズで山嵐のライブがスタートし、1人目はSHADOWSのRyo、2人目はHEY-SMITHのTask-n、そして3人目はDragon Ashの櫻井誠という豪華なラインナップ。ステージ袖では多くのバンドマンが見守り、ラストの「BOXER'S ROAD」ではDragon AshのKjもゲスト参加して銀閣の熱気は最高潮。これぞライブ、これぞバンドマンという、素晴らしい現場を観ることができた。




▲ROTTENGRAFFTY

<ポルノ超特急2022>はいよいよ残すところ1組。観客で埋め尽くされた金閣ステージ。関係者エリアにも多くのバンドマンや関係者が詰めかけ、愛すべきバンドの出番を心待ちにする。HIROSHI(Dr)、MASAHIKO(Support G)、侑威地(B)と1人ずつステージに登場し、N∀OKI(Vo)が口上を述べてこの日のライブにかける想いを放っていく。ほどなくNOBUYA(Vo)も登場。初日はカジュアルな服装だったと記憶するが、MASAHIKOも含めて今日は全員黒い衣装を纏っている。そのことからなんとなく、今日のライブにかける彼らの並々ならぬ気合いを感じ、ライブに対する期待が一層高くなる。

「ぶっ飛べ!ぶっ飛べ!ぶっ飛べ!」とN∀OKIが叫んだ後、「輝き狂え!」と「金色グラフティー」。いきなりのマストチューンに客席はいきなり沸騰したような盛り上がりで、侑威地はステージ端の大型ヴィジョン下まで行って楽しそうに客席を煽り、鬼気迫る形相でNOBUYAとN∀OKIが歌う。立て続けにタイトなビートの「秋桜」へ。2人のヴォーカルが入れ替わりでエモーショナルな歌を重ね、オーディエンスの興奮はどんどん高くなり、客席エリアを見渡せば全員が楽しそうに腕を振り上げてROTTENGRAFFTYと一緒にライブをする最高の情景。

NOBUYAが「拳を上げろ!」と叱責し、体力を一切残すなとばかりに「STAY REAL」へ突入。そんな彼らの気持ちがわかっているのか、会場にいる者全員が全身全霊の気迫でライブに没頭。さすが京都、さすが<ポルノ超特急>、ステージの上と下の呼吸がぴったり合っている。「それぞれのバンド、それぞれの人たちが、それぞれのルールを貫き通してくれたから、この2日間完走できました」とNOBUYAが言い、くわっと目を見開いて「俺はもっともっと狂いたい!かかってこい!」と咆哮して「THIS WORLD」へ。ヒリヒリした心地よい緊張感の中、爆発するようにエネルギーを放出する同曲のアンサンブルに、オーディエンスは狂喜乱舞。

「あっと言う間の2日間。いろいろガイドラインがある中、ほんまにありがとう」と感謝の気持ちを伝えるN∀OKI。「この場所に来て7回目。(<ポルノ超特急>が)2001年にライブハウスから始まって、こんなになるなんて思ってなかった」とN∀OKIとNOBUYAが感慨深く語った後、「この曲で俺ら自身も何度も救われた。心の根っこで聴いてくれ」とN∀OKIが叫び、Dragon AshのKjが参加して「マンダーラ」へ。バンド初期の最重要曲と言える同曲は、ライブで観るたびに心に深く突き刺さる。N∀OKIが放つ言葉のひとつひとつがみずみずしく胸に突き刺さる。

余韻に浸る暇を与えず、畳み掛けるように「So...Start」でヒートアップさせ、追い撃ちのように「D.A.N.C.E.」へ。あの手この手で攻めまくる超攻撃型布陣がROTTENGRAFFTYのライブスタイル。そんなステージの熱に応えるように、オーディエンスも強く拳を振り上げ、踊り狂い、満面の笑みをステージに向ける。N∀OKIが「雨が降ろうが槍が降ろうがへこたれねぇ!」と叫び、本編最後は「ハレルヤ」。狂気と多幸感が入り乱れる凄まじい展開に、金閣ステージはこの日いちばんの沸騰状態へ突入。ギラギラと目を光らせたNOBUYAの口上でライブを締め括った。

攻撃的な楽曲を並べて全力で本編を走り抜けた彼ら。果たしてアンコールはどのようになるのだろう?と楽しみにしていたら、スペシャルゲストとしてHEY-SMITHのイイカワケン(Tp)がステージに呼び込まれる。そういえば2021年はHEY-SMITHのホーン隊3人を迎え入れてスペシャルな「Error...」を披露したので、今年も同じように…と思ったが、満(Sax)とかなす(Tb)が居ない…はて?と不思議に思っていたところ、イイカワケンが鳴らしたのは突撃ラッパだった。

突撃ラッパということは…と気づいたところでN∀OKIが「音で生かして、音で殺す!」と吠えて「零戦SOUNDSYSTEM」がスタート。MASAHIKOの鳴らすリフが、ヒリヒリとした緊張感と、何が起こるかわからない“あの”匂いを呼び起こす。ステージから襲いかかってくる凶暴な音に乗り、観客全員がヘッドバンギング。本編に引き続き、金閣ステージはもはや狂騒状態。2日間遊び狂ってきたオーディエンスは残る力をすべて使い切るほどの熱量でライブに酔いしれる。高い天井の大きな金閣ステージの空間を、観客全員のいろんな感情が塗りつぶしていく。

そして最後はN∀OKIが「良いお年を。お元気で」「guidance & protection」と言って「響く都」。<ポルノ超特急>で観る同曲は格別で、ROTTENGRAFFTYが奏でる音楽に合わせて全員がお祭り騒ぎで踊り狂う光景は何度観ても涙が出る。同曲の歌詞に“いい景色いい刺激”とあるが、我々にとって<ポルノ超特急>は間違いなくいい景色といい刺激がある場所だ。



▲ROTTENGRAFFTY

「また必ずライブハウスで会おうぜ」というN∀OKIの言葉でライブが終了。2日間、朝から晩まで会場を走り回り、仲間の雄姿を観て、2回のライブを全力で演り切った5人がステージ最前で手をつなぎ、何度も万歳したあと深く頭を下げる。彼らはステージで何度も何度も、それこそしつこいくらい「ありがとう」という言葉を口にする。飾ることなく、カッコつけることもなく、ありのままの感情をむき出しにして、自分たちがやりたいことを貫いている姿は本当にカッコいい。愛すべきバンドの主催フェスに今年も来れたことに感謝。たくさんの素晴らしいライブを観れたことに感謝。次はライブハウスで、そして来年の冬はまた京都で会いましょう。

取材・文◎山中 毅
撮影◎Yukihide"JON..."Takimoto / かわどう / 石井麻木 / 岩渕直人

◆<ポルノ超特急2022>初日レポートへ

■<ポルノ超特急2022>

12月17日(土) 京都パルスプラザ
12月18日(日) 京都パルスプラザ
乗車時刻:10:00 発車時刻:11:00 ※各日

▼12月17日出演
金閣:キュウソネコカミ / SHANK / 四星球 / dustbox / 10-FEET / MAN WITH A MISSION / ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY
銀閣:Age Factory / KUZIRA / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / Dizzy Sunfist / Hakubi / 裸繪札 / バックドロップシンデレラ
MC:やべきょうすけ

▼12月18日出演
金閣:THE ORAL CIGARETTES / SiM / SUPER BEAVER / Dragon Ash / Hump Back / 04 Limited Sazabys / HEY-SMITH / ROTTENGRAFFTY
銀閣:ASH DA HERO / SIX LOUNGE / SHIMA / SHADOWS / TETORA / 山嵐 / RITTO
MC:やべきょうすけ
https://porno.rotten-g.com/22/

■<ROTTENGRAFFTY “It's Alright Tour 2023”>

1月6日(金) 兵庫県 太陽と虎
open18:30 / start19:00 ※ワンマン
1月24日(火) 福岡県 小倉FUSE
open18:30 / start19:00
1月26日(木) 岡山県 CRAZY MAMA KINGDOM
open18:30 / start19:00
2月6日(月) 千葉県 千葉LOOK
open18:30 / start19:00 ※ワンマン
2月8日(水) 茨城県 水戸ライトハウス
open18:30 / start19:00
2月10日(金) 静岡県 静岡窓枠
open18:30 / start19:00
▼チケット
料金:¥4,610(税込¥5,071)
※未就学児入場不可・ドリンク代別途必要

■<ROTTENGRAFFTY “Hello Zepp Tour 2023”>

3月3日(金) 愛知県 Zepp Nagoya
open18:00 / start19:00
3月4日(土) 大阪府 Zepp Osaka Bayside
open17:00 / start18:00
3月9日(木) 福岡県 Zepp Fukuoka
open18:00 / start19:00
3月17日(金) 北海道 Zepp Sapporo
open18:00 / start19:00
3月22日(水) 東京都 Zepp DiverCity (TOKYO)
open18:00 / start19:00
▼チケット
1Fスタンディング・2F指定席
料金:¥5,610(税込¥6,171)
※未就学児入場不可・ドリンク代別途必要

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