【俺の楽器・私の愛機】1180「8,000円のギターをレジェンド仕様にモデファイ!」

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【グレコ SE380】(福島県福島市 ふみにゃん 58歳)


今から30年近く前に町の質屋屋に吊るしてあったグレコのストラトSE-380。当時値札8,500円だったものを8,000円に値切って(笑)購入。

購入当時にさすがにペグの精度が良くなかったため、グレコオリジナルのペグをクロコダイルロックチューナーのクルーソンタイプに変更したのですが、元々自分自身がギタリストでは無かったためあまり弾くこともなく納戸の奥へ…

一年半前、何を血迷ったか25年ぶりにエリック・ジョンソンにハマり、コピー挑戦を決意。自分が還暦を迎える3年後までになんとか一曲マスターすべく練習開始したのであります。

実家の納戸を開けた所、昔買ったこのギターを再発見!しかもこのグレコのストラト、販売当時’81年の定価は38,000円ながら、エリック・ジョンソンの愛機と同じ’54年ストラトのコピーモデルであった事が判明!しかも良い感じにプラパーツが変色しているではないですか!これはイケると思ったのが運のつき。ここからなんちゃって改造の旅が始まりました。

ストリングガイド→丸型からレリック仕様のバタフライに。トレモロスプリング→レアビンテージを5本掛けに。

さらに一念発起してネックをリペア工房にて加工依頼。

指板R→7.25Rから12Rに変更。フレット→グレコオリジナルからジャスカーのミディアムジャンボに変更。ナット→オリジナルから牛骨オイル漬け(溝切りはフェンダーのエリック・ジョンソンモデルに準拠)

そしてここから先は自分で改造を進めました。

ピックアップ→グレコオリジナルからフロントとミドルをフェンダーUSAのエリック・ジョンソン・シグネイチャーに交換。リアはディマジオHS-2(シングルコイルモードで結線)。ブリッジ→グレコオリジナル(ミリピッチ)からフェンダーUSAのエリック・ジョンソン シグネイチャーモデルのブリッジ(インチピッチ)に変更、さらに1弦サドルのみグラフテックのストリングセイバーに変更。コントロールサーキットとジャックプレート→丸ごとフェンダーUSAエリックジョンソンシグネイチャーの物に交換。ピックアップカバーやコントロールノブなども全てUSAのエリック・ジョンソン モデルのものを流用しています。配線はビンテージクロスワイヤーでハンダはKester44。

もはや木材とピックガード以外は全てエリック仕様に交換となりました(笑)。

しかも交換したパーツは全て中古で調達!(笑)ヤフオク、メルカリ、そしてeBay が意外に役に立ちました。総額でも結構安く仕上がっているかと(笑)。

さてここまで書くと改造の達人みたいな感じがしますが、合わない部分のザグリはノミでやっつけ、ハンダもボテボテ(笑)ネジ穴の開け直しなども素人丸出しの改造です。でも今の自分にはこのぐらいで十分。

すでに1年半練習してますが、相変わらずテクニックはチーチーぱっぱですから(笑)。でも気分はエリック(笑)。果たしてあと1年半で弾けるようになるのか!多分難しいなぁ(笑)。




   ◆   ◆   ◆

いやー、改造の達人きたな。見えないところはグッチャグチャというところも含めて、多くの楽器人の共感満載ではないでしょうか。自分で満足できればそれで善し、というのが趣味の世界の楽しいところ。販売目的の中古ショップであればそんな訳にはいかないでしょうけど、我々のような単なる楽器ファンは、こういう楽しみ方をしているのよ。2023年も楽しい楽器ライフを過ごしましょう。あけましておめでとうございました。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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