【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「響板」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第81回のお題は「響板」です。

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ピアノの音響効果を高める役割を持つ板状の部位。グランドピアノでは弦線の下に、アップライトピアノでは背部に組み込まれており、弦の振動が共鳴することで音を増幅させる。

響板には余分な高音をカットし、音を豊かにする性質を持つ木材が適しているとされる。中でも木材としては柔らく、より振動しやすい性質を持つスプルース、エゾマツなどが用いられることが多い。

また、響板には適度な反り(クラウンと呼ばれる)があり、これにより響板がさらに振動しやすくなり、豊かな響きを生み出す。

響板は数枚の板を張り合わせて作られている。裏側に響棒と呼ばれる棒状の部材を、木目に対して直角に貼り付けることで、響板を補強している。加えて、響棒をつけることで、弦の振動が響板全体にむらなく広がるようになるとされている。

文:竹内伸一



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