【インタビュー】KANATSU、朝ドラ挿入歌とダンサーの二面性を持つ謎多き素顔「歌をやめちゃったら、もう私ではなくなる」

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■サービス精神旺盛なダンスステージと
■思いを伝えるバラード…個性が強いかも

──そうやって完成した『Prayer』というアルバムは、今振り返って、どういう作品になったと感じていますか?

KANATSU:自分の思いを素直に伝えられたかなと思います。自分の好きな音楽性もうまく表現できた。妊娠、出産と忙しくて、なかなかライブができなかったんですけど、今後ライブ活動が再開できたら、このアルバムの曲を歌って伝えていきたいと思ってます。

──『Prayer』は歌はもちろん、楽曲自体もオーガニックで優しく語りかけるような作品です。シングル「2020」はそれから一転、エレクトリックなダンスミュージック。こんな振り幅があるんだ!?っていう2作ですね。

KANATSU:そうですよね(笑)。でも「2020」はアルバムと真逆のように見えて、伝えたいメッセージとしては似ているんです。「2020」はもともとアルバム収録曲のうちの1曲として作っていたし。まだ他にも、そういうエンターテインメントな曲もあるので、いずれ完成させて、そういう面もお見せしたいと思っています。



──ナチュラルな歌も、ダンスをはじめとするエンターテイメントも、KANATSUさんが持つ魅力ですし。

KANATSU:もともとエンターテインメントが大好きなので、ステージのオープニングからエンディングまでの構成、内容のドラマを自分でプロデュースして表現したいんです。私が培ってきたダンスやいろんな国の文化をそこに取り入れて、私にしかできないエンターテインメントを表現したい。ステージに関してはそういうビジョンがあるんです。でもアルバム収録バラードに関しては、エンターテインメントとはまったく別な感じになっていくんです。

──ギャップが激しい。

KANATSU:両方とも持っているもので、やりたいことなんです。だけど、なかなか人には受け入れられないかもしれないですね(笑)。もしかしたら自分の性格もそういう感じなのかもしれない。明るくて楽しくて、いつもふざけているけれど、真面目でおしとやかなときもあって。そのどちらも私のような気がします。サービス精神旺盛でエンターテインメントなダンスステージと、自分の思いを伝えるバラードと。ちょっと個性が強いアーティストではあるかもしれません(笑)。

──それは今後、融合していくことにもなるんですかね?

KANATSU:融合させたいと思っていますね。ライブでは両方を見せていけたらというのはあります。誰もが飽きなくて、見ていて楽しく、心に響くようなステージ。そういうコンサートをしたいなと思っています。

──先ほど「いろんな国のダンスも身につけている」とおっしゃってましたが、“これは誰も取り入れてないだろうな”という、KANATSUさんが隠し持っている表現もありそうですね。

KANATSU:例えば韓国舞踊はカラフルな衣装や独特の音楽、リズムでとても素敵なんです。舞踊だけでなく韓国の伝統的な打楽器、チャンゴや五面太鼓を叩いたりもします。実は五面太鼓を使った音楽も今作っています。それは平和や祈りをコンセプトにした情熱的な曲なんですが、その曲を通じて素晴らしい文化も知ってもらえたらなと。


──年々、貪欲に新しいことへ挑戦してどんどんパワーアップしている感じがありますが、なんでしょうね、このバイタリティの源って。

KANATSU:今は子どもがいることが、大きなパワーにつながっているなと感じます。もともと元気なほうではあるんですけどね(笑)。人生一度しかないから楽しんで生きていきたいというのと、過去には辛い経験があったので、それを考えたら今は毎日が幸せだし音楽もできる。一度は生きる気力を失って、“何のために生きるんだろう?”と思った日々もありましたけど、その悲しみを乗り越えると、次は幸せを日々感じるようになっていくんですね。今でも毎日、家族が事故にあってないか、無事に帰ってきているかという心配をしてしまいます。とにかく今一緒にいられることが幸せだし、これがずっと続いてほしいという気持ち。いつ何が起こるかわからないということを常に思いながら、日々生きている感じです。

──その精神が、自分の曲や歌詞に素直に出ていくんですね。『Prayer』もコロナ禍での制作ながら、しなやかに前を向いている感覚がありますし。

KANATSU:どんなにつらいことがあっても、ずっとそれが続くわけではないし。少しずつ良くなって、自分の想い次第でまた戻ってくるよ、という。これは自分がもともと持っているマインドでもあるんですけどね。

──これまでのお話を聴いていると、新しい作品が楽しみになってきます。2023年はどういう活動になりそうですか?

KANATSU:先ほどの五面太鼓の曲もリリースしたいし、今、完成しているのは、働くママの曲です。毎日の奮闘を面白おかしく、ダンス曲として作りました(笑)。早く聴いてもらいたいなって思います。制作の傍ら、Tik TokなどのSNSでカバー曲を聴いてもらおうという準備も進めています。

──「ライブ活動が再開できたら、『Prayer』を歌って伝えてたい」ともおっしゃってましたが。

KANATSU:はい。ライブは2023年からスタートしたいと思ってます。『Prayer』はもちろん、「2020」もアコースティックバージョンで聴いてもらったりとか。まずはライブハウスでアコースティックスタイルで歌を聴いてもらう感じになると思います。徐々にクラブとかでダンサーを従えて激しいパフォーマンスも披露していけたらって思います。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎緒車寿一

■シングル「2020」

2022年9月27日(火)リリース
Virtue Entertainment
Written, Recorded, produced by RuriMatsumura
Mixed by Yu Sasaki



■アルバム『Prayer』

2021年7月1日リリース
Virtue Entertainment
1. Hold me tight
2. You
3. 友達の定義
4. あなたとだから
5. Hu man
6. Precious One feat.Kosuke Kamishin
7. Mother home
8. Call my name
9. Change




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