【インタビュー】BAND-MAID、全米ツアーを経て届けたかった想い

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■ご主人様お嬢様の声って私たちのお給仕においてとても大事なものだったんだな
──そしてこの曲のミュージックビデオについて。さっそくガーデンシアターでのお給仕映像がふんだんに使われていますけど、いわゆるイメージシーンには小鳩さんのみが登場します。アメリカ西海岸の荒野で……たったひとりで取り残されていたわけですか?

小鳩ミク:そうなんですっぽ。迷子になった人がいたみたいですっぽ(笑)。

──まず素朴な疑問として、どうして小鳩さんひとりだけなんですか?

小鳩ミク:実は、深い意味はないんですっぽ。

SAIKI:そう、申し訳ないんですけど特に大きな意味はなくて。人ではなく鳩が撮影に行ったというだけのことで(笑)。

小鳩ミク:あはは! ホントに特に意味を持たせている訳ではないんですけど、10周年を迎えて、出発点では小鳩ひとりだけだったということもあって、その10年間の始まりの時を思い出すというか、それを連想させるというか……。初期の「Don’t let me down」という曲の映像では小鳩がひとりで走ってたりするんですけど、そこからの成長というか……。

SAIKI:ホントに本気でひたすら走ってたもんね!

小鳩ミク:今思い返してみても、めちゃくちゃ大変だったんですっぽ。なにしろこのヒールを履いて走っていたわけで(笑)。この「Memorable」の撮影をしてる時も、ちょっとそれを思い出して……「なんかひとりで走ってたけど、あれは大変だったなあ」とか「この10年間で撮影も随分いろいろやってきたなあ」とか。今、この曲でまた私ひとりのシーンがあること自体も、ある意味ちょっと感慨深いというか。

──歴史が一周廻ってきたみたいな感覚でもあったわけですね?

小鳩ミク:そうですっぽね。なんかこの10年間のいろんな想いをそこで……きっと最初の頃からのご主人様お嬢様には、私がひとりで歩いている姿を見ることで思い出すこととかもあるだろうなと思ったり。

──広大な場所を小鳩さんがひとりだけで歩いているという図を見ただけで「そうか、何もないところから始まったんだな」と思わされます。

小鳩ミク:そうですっぽね。ゼロからスタートして今があるんだよっていうのは、きっと伝わりますっぽね。



──あの撮影時というのは、かなり遠いところから撮られているわけで、身近な場所にほとんど人がいない状態だったわけですよね?

小鳩ミク:そうなんですっぽ。だからめちゃくちゃ不安でしたっぽ。撮影する時も最初に[ここの道をひたすらまっすぐ歩いてください」とだけ言われたんですっぽ。どこまでとも特に指示されないまま「わかりましたっぽ」ととりあえずまっすぐ歩いていくんですけど、ホントに誰もいないし何もないし、生物もほぼいない環境なんですっぽ。たまにヤモリみたいなのを目にする程度で。でも、あとで知らされたのはタランチュラとか人喰いアリみたいなのがいる場所らしくて。あ、アリは人までは食べないですっぽね(笑)。とにかく大きなアリさんのことですっぽ。

SAIKI:人喰いアリ……(笑)。

KANAMI:……(ツボにハマって笑いをこらえている)

──人喰いアリが存在するとすれば体長2メートルぐらいということになるはずです(笑)。

小鳩ミク:ごもっともですっぽ(笑)。とにかくそういう生物すらほとんどいないような場所をひとりで歩き続けて。撮影チームの声も、あまりに距離が遠くて届いてこないんです。ただドローンだけが上空を飛んでいて。すごく不安にはなりましたっぽ。それで、どこまで歩けばいいのかわからないまま歩いて行った先に道が途切れるところがあったんですけど、そこまで歩き切ったところでどうしたらいいかわからなくてキョロキョロしてたんですっぽ。そうしたらそこに偶然トラックが走ってきて。

──えっ? あのトラック通過シーンは筋書き通りのものじゃなく偶然なんですか?

小鳩ミク:単なる偶然なんですっぽ(笑)。

──あのトラックがピアノを運んできたのかと思いました。

小鳩ミク:違いますっぽ、違いますっぽ。あの道の先にちょっとした集落みたいな場所があるみたいで、おそらくそこに向かって家具を運んでいた方のトラックだったんですっぽね。おばちゃんとおじちゃんが乗っていて、手を振られたので、こちらも「どうもですっぽ」という感じで会釈して……あのシーンはそういう偶然の産物だったんですっぽ(笑)。結果的にすごくいいシーンになって良かったです。

KANAMI:まさか偶然だったとは全然知らなかったです(笑)。

小鳩ミク:あの撮影場所自体、小鳩しか行ってないので、みんなは事情を知らないんですっぽ。

──僕は、5人が世界のいろんな場所をひとりで歩いている映像を撮ったら面白そうだな、と思いました。それがどこかで集結して世界征服へと向かう、みたいな。

SAIKI:そうですね。そういうのは撮っておきたいかも。ただ、そうなってくるともう映画の世界ですよね。

小鳩ミク:うん、それは映画にしたいっぽね。

SAIKI:それは小鳩にまかせた(笑)。

──そんなこともいつか実現することを願っています。そして4月には東京ガーデンシアターでのお給仕の模様を収めた映像作品の発売も決まっています。あの日のお給仕自体については、その後こうして時間を経てきて、どんなことがいちばん印象に残っていますか?

小鳩ミク:やっぱり小鳩としては、有観客で「声を出していいよ」って言えたお給仕がホントに3年ぶりだったので、第一に「ご主人様お嬢様の声って私たちのお給仕においてとても大事なものだったんだな」というのがすごくありましたっぽね。そこがいちばん強く残ってます。あとはやっぱり、客席に新しい顔がたくさんあったこと。そこにもびっくりしましたっぽ。もしかしたらこの3年間でご主人様お嬢様が減ってるんじゃないかと不安に思ってたんですけど、逆にコロナ禍で初めて私たちのことを知って、興味を持ってくださった人たちが観に来てくれてるっていう事実もあって、その嬉しさもすごく大きかったですっぽ。

SAIKI:やっぱり声出しのこともありますけど、今までで最大の規模だったので、人の多さに最初は圧倒されましたね。「めっちゃ居るな!」と思って(笑)。ガーデンシアターの客席の構造って結構独特じゃないですか。新しいし、広いし、そこのずーっと上のほうまで人がいるのを見た時に「さすがに遠いなあ」とか思ったり(笑)。歌に集中しながらも実はそんなことを思ってました。ただ、遠いからこそ「もっと伝えなきゃ!」というのがあって、歌いながらその気持ちがどんどん強くなっていく感じでしたね。


──当日のステージ上で「何を喋るか考えてこなかった」みたいな発言をしていましたけど、本当に何も用意していなかったんですか? 

小鳩ミク:ホントになーんにも考えてなかったですっぽ。

SAIKI:ちょっとぐらい考えておけば良かった、と後から思って(笑)。「何を話そうかな?」みたいなことは言ってたんですよ、事前に。だけど何も出てこなかった(笑)。

小鳩ミク:そういう意味でも初心に帰ってたのかもしれないですっぽね(笑)。

SAIKI:ホントに何もなかったから「何か話したい人いる?」みたいなことになって。

小鳩ミク:小鳩がいない時だけ、なんか大変そうだったというのを聞いてましたっぽ。

SAIKI:そこに助けに来てくれたはずのMISAとAKANEが、くだらないことしか喋らなかったので(笑)。

小鳩ミク:駄目だっぽ。そのふたりは助けにはならんっぽ!

SAIKI:期待した私が馬鹿だった(笑)。この10年で何も学べてなかった。


──あのおふたりに期待すべきは「喋り」ではなく「突っ込みどころを提供してくれること」ではないかと思います。

小鳩ミク:そうですっぽ、そうですっぽ。

SAIKI:それはそれでいいんだけど、なんか楽屋トークみたいになっちゃって。だから「このまま続くとヤバい。小鳩、まだかなあ」とか思ってた(笑)。

小鳩ミク:小鳩も反省してますっぽ。もうちょっと早く戻れば良かったなって(笑)。

SAIKI:実際、ゲネ(=本番通りの内容で行なわれるリハーサル)の時とかも「今回はちゃんとみんなで話そうね」とか言ってたんですけどね。

小鳩:うん。小鳩が完全にハケてる場面ではみんなそれぞれちゃんと話さないと駄目だからねっていう話をしてたんですっぽ。

SAIKI:ただ、その時点でもうKANAMIは「辞退します」って言ってた(笑)。

KANAMI:あははは! そんなこと言ってたっけ?

SAIKI:うん。だから小鳩が戻ってくるまでの間は3人でどうにか頑張ろうねって言ってたんですけど、あの3人は全然でした(笑)。

小鳩ミク:きっと、楽しくなっちゃったんだっぽね(笑)。

──ウィスキー飲んでる人もいればバナナを食べてる人もいて、なかなか自由度の高い光景でしたけど、KANAMIさんもだいぶ自由な感じではありましたよね。

KANAMI:そうでしたっけ? 私はただ、SAIKIに話し掛けたかっただけなんですけど。

小鳩ミク:ところがSAIKIのMCに助け舟を出すのかと思ったら全然違っていて(笑)。

KANAMI:そんなこと言ってますけど、あの日のすべてのMCの中でいちばん忘れられないのは、小鳩の「ぴょん!」ですからね。あれはもう一生忘れられない想い出になりました。まさに「Memorable」ですね(笑)。

SAIKI:いきなり「ぴょん!」が出るのってヤバくない?

小鳩ミク:なんか自然に出ちゃったんだっぽ。兎年だな、とか思ったら。だけど結果、誰より私自身が恥ずかしかったっぽ(笑)。

SAIKI:そこも漏らさず映像作品に入ってますから(笑)。

小鳩ミク:残念ながら入ってますっぽ……。いつも映像を編集する段階で“おまじないタイム”をカットするかどうかって話になるんですけど、「ぴょん!」をどうするかについては意見さえ求められなかったですっぽ(笑)。「入れるから」という報告だけがありました。

──そこまで余すところなく収められることになるんですね。楽しみにしてます。

小鳩ミク:もちろんあまりにも間延びしてしまってるところは詰めた感じになってますっぽ。そこは実際に観に来てくださった方たちだけの特別感みたいなものを大事にしたいところでもありますっぽね。ただ、「ぴょん!」については、小鳩の知らないところでいつのまにかGIF動画にされていたりとかするんですっぽ(笑)。

SAIKI:もうメンバー間でも超いじりまくっちゃったんで。ここまで晒されたら、さすがに映像作品上でカットするわけにはいかないですね。

小鳩ミク:もう諦めましたっぽ。なかったことにはできないっぽ、あれは。なんであんなこと言っちゃったのかなっていう後悔は、多少ありますけどっぽ(笑)。

──このライブ映像作品のボーナスディスクにはアメリカツアー中のドキュメンタリー映像が収められているとの情報も届いています。これまで、舞台裏についてはあまり見せずにきたところがありましたよね?

小鳩ミク:そうですっぽね。単純にお見せできると思える場面があまりなかったんですっぽ(笑)。ただ、今回についてはあのツアーを通じてすごく特別な体験ができたという自負もあるし、そこは大きいと思いますっぽ。ツアー自体も長かったし。

SAIKI:うん。久々だっただけじゃなく、あんまりない機会でもあるので、せっかくだからドキュメンタリーも撮っちゃいましょうみたいな感じでした。

小鳩ミク:ただ、実際にはまだ編集中で、自分たちでもどんなふうになるのか現時点ではわかってないですっぽ。

SAIKI:だからちょっと、そわそわしてます(笑)。記憶もやや薄まってきてるので、どんな場面を撮影してたかもよく憶えてないし。

KANAMI:いつもお給仕を正面から見てきた人たちにとっては、今回初めて裏のほうを見ることで「ああ、全米ツアーってこんなにいろいろ大変なんだね」というのが伝わる……のかな?

小鳩ミク:どうだろうっぽね? 私はとにかく「変なシーンが入ってませんように」というのがあるだけですっぽ(笑)。


──欧米でのツアーの場合、ツアーバスでの移動時間がとにかく長くなりますよね。やっぱりいちばん大変だったのはそこですか?

SAIKI:むしろ大変なのは移動中よりお給仕後じゃない?

小鳩ミク:そうだっぽね。お給仕後がいちばん大変ですっぽね。やっぱりライブハウスを退出しなきゃいけない時間というのが決まってるので、それまでにちゃんとシャワーを浴びて、とか。今回はバス移動主体だったので、シャワーも会場で済ませることが多かったので、それが大変だったっぽね。

SAIKI:ひとり5分みたいな感じでね。

小鳩ミク:携帯のタイマーをストップウォッチみたいにして、「誰がいちばん早くシャワーを済ませられるか選手権」みたいなのを勝手にやっていて……さすがにその場面は映像化されないですけどっぽ(笑)。

KANAMI:AKANEが速かったね!

SAIKI:3分だった(笑)。それってすごくないですか?

──男性でも3分というのは結構きついですよ。

KANAMI:メイクを落とすところから始めないといけないし、私たちの場合は。

──ライブ終了後、次の会場に向かうバスに乗り込むまでの間は、まさに時間との闘いですもんね。

小鳩ミク:いちばんバタバタしてるのがその時間帯ですっぽね。

SAIKI:お給仕前にのんびりしてたら、いつの間にか時間が無くなってるみたいなことは結構ありますけど、お給仕後は常にバタバタでしたね。

小鳩ミク:うん。でも今回のアメリカツアーについてはとてもいい移動環境でやらせていただけたので。過去にもっと辛いツアーも体験してきましたし、それと同じことを覚悟してたんですけどっぽ、初期のヨーロッパツアーの時と比べたら優雅と言っていいくらいのツアーでしたっぽ。だからドキュメンタリーを見てくださるご主人様お嬢様には、ツアーの大変さばかりではなく「ここまで優雅に過ごせるようになったんだよ」というのも伝わるといいと思いますっぽね。

SAIKI:みんなに舞台裏も見せられる程度のところまで来れたよ、という感じで(笑)。

KANAMI:昔はもう、何ひとつ見せられなかったもんね(笑)。機材搬入とかセッティング、片付けとか、全部自分たちでやっていたので、撮影してる余裕すらもなかったし。

小鳩ミク:昔のツアーの舞台裏は、あまりにリアル過ぎて見せられなかったっぽね。

SAIKI:見せたら同情されちゃいそう(笑)。

小鳩ミク:お涙頂戴の映像になっちゃいますっぽ(笑)。さすがに自分たちでもそれは求めていなかったので。

──ええ、そういう意味でもすべてを見せればいいというものではないはずですよね。しかしツアーをするうえでの快適な環境を手に入れるというのはとても重要なことだと思いますし、これから機会を重ねていくことでさらに快適さを増していくことになれば、それがまさに成功の証ということになると思います。

小鳩ミク:そうですっぽね。今のレベルから下がることはないようにしたいですっぽ。

──それこそ欧米のビッグネームの中には、メンバー1人につきバスを1台使っていたりする人たちもいるようですし。

KANAMI:えっ、それは寂しいです。嫌だ嫌だ!

SAIKI:せめて2台までだよね。1台をメンバーと女性スタッフだけのバスにするとか。

小鳩ミク:うん。それ以上は求めてないですっぽ。メンバーひとりひとりが個別のバスで過ごすっていうのは多分無理ですっぽ。

KANAMI:もしもそんなことになったとしても、絶対誰かのバスにみんな集まっちゃうよね(笑)。

小鳩ミク:そうなると結局、誰も乗ってないバスが2~3台出てきちゃうから、やっぱり最大でも2台でいいと思いますっぽ(笑)。

──バスに空きが出たらお邪魔しにうかがいたいものです。次回のアメリカツアーも5月に控えているわけですけど、その前に3月下旬には全国ツアーが始まります。ライヴハウスから始まり、途中にアメリカでの日程が挟まってきて、11月26日に横浜アリーナでツアーファイナルを迎えることになります。すごい展開ですね、これは!

KANAMI:このまえSAIKIから「こういう曲をやっていこう」っていうセットリストの案が送られてきて、「うぉー! この懐かしい曲とかもやるんだね」みたいなのも結構多かったので、ご主人様お嬢様が「昔のこの曲を聴きたかったー!」と思ってくださってた曲も今回のツアーではたくさん披露できると思うので、昔から好きでいてくださる方も、最近になって知ってくださった方もお楽しみいただけるんじゃないかなって思ってます。ただ、練習が大変そうではあるんですけど(笑)。頑張ります!

SAIKI:もちろんセットリストがすでに決まってるわけではなくて「こういう曲をやりたい」っていう候補を出した段階なんですけど、やっぱり10周年というのが鍵になっているので。今までやってきた曲を振り返ってみると結構信じられないぐらいの数があるし、全部はやり切れないなというのが正直なところあるんですけど、だからこそ、いいとこどりの内容を考えていて……。実際、コロナ禍周辺でも曲が増えていて、新しい曲から知ってくださった方も多いんですけど、ありがたいことに皆さん昔の曲まで遡って聴いて、好きになってくださってるんですね。だから「この曲を聴いてみたい」みたいな声もたくさん届いてるし、私たちとしてもそういう曲たちの中に久々にやりたいものが多々あるし、メンバーそれぞれにそれがあるわけなので、そういった要望にも応えられるはずだし。しかも今回は、初めての場所もあるし。行ったことがないところが多過ぎるんですよ、私たち。

小鳩ミク:行ったことがない場所を中心に回ってみたいね、という話も実は以前からしてたんですっぽ。それをようやく今回のツアーで実現できるんですっぽ。

SAIKI:ホントはこれを本来は10周年を迎える前に、それこそ去年とかにやりたかったんです。ただ、それがコロナ禍で実現できなくて。

小鳩ミク:結果、10周年のツアーにいろいろ詰め込む形になりましたっぽ。


──しかもツアーの出発点は熊本じゃないですか、小鳩さんの地元の。

小鳩ミク:そうなんですっぽ! 嬉しいですっぽ!

SAIKI:今回のツアーに向けて「みんなの近くに行きたい」というのがメンバー全員にあって。やっぱりお給仕の本数が限られてる状況だと、いろんな場所から東京とかの大都市に来てもらわないとならないし、そういうことが多かったじゃないですか。だからこのツアーでは九州にも北海道にも行きたかったし。熊本はどんなことになるんでしょうね?

小鳩ミク:小鳩が絶対、大変なことになりますっぽ(笑)。

SAIKI:地元が大変なことになるのは嬉しいでしょ?

小鳩ミク:嬉しいですっぽ。「熊本には行ったことがないからこの機会に行ってみよう」っていう書き込みを見つけたりもして、それも嬉しかったですっぽ。それに加えて「地元でやるからには小鳩がきっと何かやる」という憶測が出てきているみたいで、ハードルが勝手に上がってきつつあるのを……ホントは感じないようにしてたんですけど、覚悟を決めて頑張るしかないと思ってますっぽ(笑)。

──気の早い話ですけど、ツアーの最後、横浜アリーナでどんな景色を見たいと思っていますか?

小鳩ミク:やっぱり10周年の集大成ということになるので、ソールドアウトで迎えたいですっぽね。私たちが見る初めての景色。ご主人様お嬢様にも「BAND-MAIDのお給仕でこんな景色が見られるんだ!」っていうのを感じてもらえるようなお給仕にしたいなって思ってますっぽ。

SAIKI:もう泣いちゃうよ、きっとみんな。泣かせてやるぞ、と思っちゃう(笑)。ガーデンシアターの時も、感極まってる感じの方が多かったんですけど、実はその様子を見ながら「このあともっとすごいことになるんだぞ!」と思ってました。

小鳩ミク:皆さん、10周年ツアーのファイナルは武道館だろうって予想してたみたいなんですっぽね。だからあの日はお給仕をやりながら「このあと終演後にツアーファイナルの会場が発表されたらきっと驚くぞ!」と思ってましたっぽ(笑)。

KANAMI:横浜アリーナは、実は個人的にもすごく目標にしてきた場所だし、バンドとしても数年前のミーティングで「横浜アリーナを目標にしましょう!」と言っていたので、それがやっと叶うというもあるし、前々から横浜アリーナでやりたいと思っている楽曲もあるので……なんか感動しちゃうな。あそこでSAIKIが歌うんだって考えただけで私自身も感極まっちゃいますね。

SAIKI:そこなの?(笑)でも、絶対に“泣かせパート”を作ることになるんで、皆さん覚悟していて欲しいと思います。

小鳩ミク:もちろん中には「絶対泣かないぞ!」という強い意志を持って来てくださる方もいると思うので……そこは闘いましょうっぽ(笑)。

──ライブハウスを廻っている時点でも各地で感極まることになりそうな気がしますし、次回のアメリカツアーでも新たな体験が待っているはずですし、おそらくこの先も10周年に伴うさまざまな情報が届けられるはずですよね? そうしたすべてを楽しみにしていますし、どこかツアー先にもお邪魔しようと思います。

KANAMI:お待ちしてまーす!

取材・文◎増田勇一

配信シングル「Memorable」

2023年2月22日(水)配信開始
https://band-maid.lnk.to/memorable

ライブ映像商品『BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI (Jan.09,2023)』

2023年4月26日(水)発売
予約:https://band-maid.lnk.to/TGTOKYUJI_j

■完全生産限定盤[2Blu-ray+PHOTOBOOK] PCXP-50979/税込¥16,500
特殊パッケージ仕様
[Blu-ray Disc-1]「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI (Jan.09,2023)」本編映像
[Blu-ray Disc-2]「BAND-MAID U.S. TOUR 2022 BEHIND-THE SCENES」ドキュメンタリー映像
[PHOTOBOOK] 100P予定

■通常盤[Blu-ray] PCXP-50980/税込¥6,600
通常仕様
[Blu-ray]「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI (Jan.09,2023)」本編映像

■通常盤[DVD] PCBP-55597/税込¥5,500
通常仕様
[DVD]「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI (Jan.09,2023)」本編映像

【収録内容】
「BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI (Jan.09,2023)」本編映像

収録曲(予定)
Unleash!!!!!
Play
influencer
BLACK HOLE
DOMINATION
H-G-K
the non-fiction days
'll
I still seek revenge.
alone
onset
サヨナキドリ
Sense
火花
Corallium
about Us
Memorable
Manners
Puzzle
HATE?
from now on
Balance
After Life
endless Story
NO GOD
Choose me

■法人別特典
・Amazon.co.jp:フォトカード5枚セット
・タワーレコードおよびTOWER mini全店、タワーレコードオンライン:パスステッカー
・全国HMV/HMV&BOOKS online:A4クリアファイル(Type-A)
・楽天ブックス:クリアポーチ ※BAND-MAIDオリジナル配送BOXでお届け
・セブンネットショッピング:アクリルコースター(スタンド付き)
・Neowing:A4クリアファイル(Type-B)
・ポニーキャニオンショッピングクラブ、その他法人:アクリルマグネット

US TOUR

<BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR(US)>
Sun, May 14, 2023 Houston, TX Bayou Music Center
Mon, May 15, 2023 Austin, TX Emo's
Thu, May 18, 2023 Daytona, FL Welcome to Rockville Fest
Fri, May 19, 2023 Atlanta, GA Buckhead
Sun, May 21, 2023 Nashville, TN Brooklyn Bowl
Mon, May 22, 2023 Charlotte, NC Underground
Wed, May 24, 2023 Detroit, MI St Andrews Hall
Fri, May 26, 2023 Columbus, OH Sonic Temple Festival
Sat, May 27, 2023 St. Louis, MO Pointfest Radio Show

<POINTFEST 2023>
開催日程:2023年5月27日 ※米現地時間
https://www.1057thepoint.com/shows/pointfest-2023/

<WELCOME TO ROCKVILLE 2023>
開催日程:2023年5月18日~22日 ※米現地時間
https://welcometorockville.com/

<Sonic Temple Art & Music Festival>
開催日程:2023年5月25日~28日 ※米現地時間
https://sonictemplefestival.com/

<BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR>

詳細:https://bandmaid.tokyo/contents/609624

3/23(木) KUMAMOTO B.9 V1
3/25(土) KAGOSHIMA CAPARVO HALL
3/26(日) FUKUOKA DRUM LOGOS
4/21(金) KOBE Harbor Studio
4/22(土) KYOTO KBS HALL
4/24(月) OSAKA BIG CAT
7/3(月) TOKYO ZEPP SHINJUKU
7/9(日) NIIGATA LOTS
7/15(土) SHIZUOKA LIVE ROXY SHIZUOKA
7/19(水) KANAGAWA KAWASAKI CLUB CITTA'
9/2(土) NAGANO CLUB JUNK BOX
9/3(日) KANAZAWA EIGHT HALL
9/22(金) OKAYAMA CRAZYMAMA KINGDOM
9/23(土) HIROSHIMA CLUB QUATTRO
9/30(土) TAKAMATSU MONSTER
10/1(日) MATSUYAMA SALONKITTY
10/7(土) AKITA Club SWINDLE
10/9(月祝) MIYAGI SENDAI GIGS
10/13(金) HOKKAIDO SAPPOLO PENNY LANE24
10/15(日) HOKKAIDO OTARU GOLDSTONE
10/20(金) OSAKA NAMBA HATCH
10/25(水) AICHI NAGOYA DIAMOND HALL
11/26(日) KANAGAWA YOKOHAMA ARENA (TOUR FINAL)

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