【レポート】リアルとバーチャルが融合した新時代のカルチャーイベント<αU spring week 2023>閉幕

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KDDIはメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU」のローンチを記念し、3月8日から12日にかけて<αU spring week 2023>(以下、本イベント)を開催。本イベントでは次世代クリエイターたちとコラボレーションした渋谷での特別展示「αU apartment」や、メタバースでは「αU metaverse」や「αU live」といったバーチャル空間で、展示だけでなくコラボレーションしたクリエイターによるイベントも開催された。

◆<αU spring week 2023> 関連映像&画像


「αU」では、リアルとバーチャルが繋がることで、音楽ライブやアート鑑賞、ショッピングなどが時間や場所を選ばず楽しめる空間を目指している。今回は「αU」の世界観を体験してもらうことを目的に<αU spring week 2023>をリアルとバーチャルで開催したもの。本イベントでは、東京渋谷にあるHz-Shibuyaを拠点に、特別展示「αU apartment」を開催。会場内にて、今注目のアーティスト、クリエイター、インフルエンサーとコラボレーションした「マイルーム」を公開した。また同会場でのイベント期間中には5日間連続でパーティも。毎日、異なる世界観が楽しめるこのパーティでは、トークや音楽ライブに加え、生配信やミート&グリートなども実施し、連日大盛況のうちに終了した。またバーチャルでも同様に、アーティストやクリエイターたちの展示やイベントを行い、参加したファンたちはリアルでは体験できない演出などを楽しんだ。

■MANON(bala)コメント

<αU spring week2023>では、balaとして本当に貴重な経験をさせていただきました!
バーチャルでは「αU Live」の3Dライブ、「αU metaverse」でのアバターライブにbala展など本当に没入感があって、リアルでも「αU apartment」でのマイルーム展示にライブなどなど、連日のパーティではMCもさせていただいて、毎日素敵なゲストとも交流できて、とても刺激的な5日間でした!
αUのメッセージでもある「もう、ひとつの世界」を誰よりも実感できましたし、誰よりも楽しんだかもしれないです!今後、私達balaがリアルとバーチャルの架け橋となって、もっと沢山の人を巻き込みながら、今までにないハイブリットな表現をし続けていきたいです!ありがとうございました!

今後も「αU」では、リアルとバーチャルが繋がった「もう、ひとつの世界」をコンセプトに次世代のカルチャーを牽引するようなイベント開催やコンテンツ提供を目指していくという。

<Hz-Shibuya開催 リアルイベント>

◆3月8日(水) とうあ「とうあの"何者"ガタリ」

1stフォトブック「何者」が大好評のとうあが、初公開のオフショット動画をみながら撮影の裏話や、20歳のリアルな気持ちを語り尽くすトークショーと来場者を対象とした「何者」フォトコンテストを開催。「違和感」をテーマにしたフォトブックは、3日間で20パターンを撮影するというハードスケジュールで行われたそうで、バスの車内でのファッションショーやごみ処理場での撮影だけでなく、水中でメイクをしたり、泥をかぶったりなど、とうあ自身も「自分史上、一番過酷だった」と振り返った。その分こだわり抜いた一冊になっているようで、とうあも「誰も作ったことのないような作品になっていて満足している」と太鼓判を押していた。そんな自分の世界観を持っているとうあに「マイルール」を聞いたところ、「妥協しない」と即答。メイクやファッションに対するこだわりを披露した。今回はリアル会場とメタバースの両方でフォトブックの世界観を体感できる「マイルーム」を展示。トーク中には実際に「αU metaverse」内にはいってルームツアーをしたとうあ。ルームの中を散策しながら、作品一つ一つを丁寧に紹介した。「バーチャルの中に入っているのって新感覚!凄い楽しい」と、今までにない作品展示を楽しんでいる様子であった。

◆3月9日(木)吉田凜音「RINNEEE presents BOOOOO!!! x World」

得意のラップを披露しながら登場した吉田。「アーティスト名、変わりました!RINNEEE(リンネ)でやっていくことになりました!」と、イベント前日の3月8日に音楽活動を「RINNEEE」名義で行っていくことを発表したことを改めてファンに報告。新曲「Shut up」と「文句BOO」を含む6曲を披露したライブパフォーマンスでは、RINNEEEだけでなく、一緒に中国の番組に出演した仲のMomo Koyamaや、新曲「文句BOO」をプロデュースしたいつかが飛び入りゲスト出演。若き才能同士のコラボレーションに、会場からは自然と拍手が溢れた。今回は、リアルとバーチャルが融合した新しいカルチャーイベントとして開催しているので、RINNEEEに改めて「RINNEEEにとってのバーチャル」を聞いてみたところ、「バーチャルは身近」と即答。実は普段からゲームやVRが好きで自宅で楽しんでいるとのことで、おすすめのゲームについて、トークが盛り上がった。最後にライブの感想を聞かれたRINNEEEは、「ガラス張りの会場だったので、渋谷の街を観ながらのライブは新鮮でした!会場全体でバーチャルな雰囲気を味わえて素敵な夜になりました!」と締めくくった。

◆3月10日(金) ロイ「ロイPresents 春のロイ祭り」

スマホ片手に登場したロイは、TikTokでのライブ配信をしながらハイテンションで登場。実は初のリアルライブ開催となるロイを目当てに、会場には50人近くのファンが集結。「みんなバンバン撮っちゃってね」とファンに声をかけるとファンは大盛り上がり。そんな雰囲気に反応するように、ロイのテンションもどんどん上がっていった。新曲「わらびもち」をリリースした“プレイバック”期間中であるロイは、「わらびもち」以外に「KNOCK KNOCK」や「チキンマサラにナンつけたい」など、自身の世界観を詰め込んだ楽曲を披露。ステージだけでなく客席に接近するなど、ロイらしい自由なパフォーマンスにファンは大興奮。「絶対成功させたくて、前日、友達とのお泊り会でもずっと歌っていた!」と、この日のために猛練習したロイ。これで楽曲は出し切ってしまったので、「作んないとヤバイ!」と新曲リリースに向けて意気込んでいる様子だった。ミーグリタイムでは、ロイが考え抜いたプレゼント「りんご飴」や「ドリンク」のお渡しと、フォトブースでのツーショット撮影タイムに。「みんな~!写真撮ろう!」と会場に呼びかけ、ファン1人1人と思い出を作っていた。

◆3月11日(土) Miyu「Miyu Presents Step into the Metaverse」

水曜日のカンパネラの人気楽曲「エジソン」のミュージックビデオで、「足ダンス」を披露した世界的ダンサーのMiyuが登場。今回は座るだけでミュージックビデオのような撮影ができる「エジソンの部屋」が特別展示。実物を見たMiyuは、「再現度めちゃくちゃ高くてびっくりしました!座るだけでレアな動画が撮れますね」と大満足の様子。「足ダンス」のワークショップでは、足の動きひとつひとつを丁寧にレクチャー。Miyuが「みなさん、ミュージックビデオに出演している気分でノリノリでやってみましょう!」と、来場したファンに投げかけると、ファンは思い思いに足ダンスを実践。会場が一つになっているように盛り上がった。続いてステージ上でMiyuと一緒に踊れる「足ダンス」タイムがスタート。6名限定のところ、会場のほとんどのファンが挙手をし争奪戦に。選ばれたファンたちは自分たちのスマートフォンでも撮影し、この特別なラッキータイムを楽しんでいた。

◆3月12日(日) bala「bala Presents balallel-party」

<αU spring week 2023>のラストを飾ったのは、3月8日に1stシングル「barla」をリリースしたbalaの4人。今回、balaはHz-Shibuyaでのマイルーム展示、リアルとバーチャルでもイベントを開催。様々なシーンでbalaの世界観を発信した形だ。マイルームについては「もともとKANOちゃんが3Dで作って、そこから着想を得て完成しました! みんなぜひ、写真撮ってね」と紹介。来場したファンも、フォトジェニックな空間を思い思いに写真におさめた。αU metaversで開催されたバーチャルライブは、リアルとはまた違ったコミュニケーションができたようで、「またやりたい!」とメンバー全員が大興奮。「バーチャル渋谷に集合ね!っていいね」と気に入っている様子。また3月8日にリリースされたデビュー曲「barla」については、「ミュージックビデオを2月の本当に寒い時期に撮影したのに、それを感じさせないクールな表情もみどころです」とアピール。様々な活躍が期待されるbala4人は、「これからも、コンセプトがあるイベントをどんどんやっていきたい!」と意気込んでラストを締めくくった。


<αU metaverse開催 バーチャルイベント>

◆3月10日(金)獅子神レオナ virtual reality mini live & ミーグリ

αU metaverse内に新設されたライブ会場に登場した獅子神レオナ。まずは「Brand New Days!」と「ナンセンス・ワード」の2曲を歌い上げた。会場内は曲に合わせてレーザーなどの照明演出がされ、参加しているファンはサイリウム片手に盛り上がる。「どうですか? みなさん良かったですかー?」という獅子神がファンに投げかけると、ファンたちは拍手などのリアクションで反応。ラストには獅子神レオナのオリジナル楽曲「頑張れ頑張れ超頑張れ」を披露して、ライブは終了した。ミーグリでは、ファンが待機しているルームに獅子神レオナが登場すると「かわいい~!」とファンは大盛り上がり。今回は、獅子神と同じ空間に入っておしゃべりができるので、参加したファンは獅子神との記念撮影などを楽しみながら、「貴重な体験!」と感激している様子だった。


◆3月11日(土)bala 「balallel-meta-Party」

balaのクルーメンバーでもあるKANOがデザインした可愛らしいキャラクター「BI」がアバターとなってステージに登場。balaメンバーの動きにリンクしてパフォーマンスを披露した。「みんな! はじめまして。balaです! balaは、それぞれ違った感性や個性を持った4人が集まって、個性大爆発! 化学反応起こして行こうっていうクルーです!」と自己紹介。デビュー曲「barla」を披露すると参加したファンは一緒にダンスしたり、サイリウムを振ったり、盛り上がっている様子だった。


◆3月12日(日)水曜日のカンパネラ virtual reality mini live & ミーグリ

ライブパフォーマンスでは、「ティンカーベル」や「エジソン」、「バッキンガム」など人気楽曲を披露。今回、初めてアバターになった詩羽は「アバターをとても可愛く作ってもらいました!」と大満足。楽曲に合わせて、歌詞が空間に浮かび上がったり、ステージに絵本風のセットが突然登場したりと、バーチャルならではの演出に、ファンは大喜びの様子だった。ミーグリでは、詩羽のファンがルームに集合。「ライブどうでした?」と詩羽がファンに問いかけると「エジソンが良かった!」や「すごいかっこ良かったです! 赤ずきんが一番よかった」など次々と声が上がり、「リアルではできない演出ができて良かった」とライブの興奮さめない様子で盛り上がった。またファンからは5月にスタートするライブツアーについて聞かれると、詩羽は「今年は勝負の年にしたいから、みんなで元気に走り切りたい!」と意気込みを語った。このようなミーグリは初めてという詩羽とファンは、リアクションを送りあったり、ダンスモーションを使って一緒にダンスしたりと、特別な時間を楽しんでいるようだった。



このほかにもリアルイベントとして「もう、ひとつの世界。」をテーマに作られた一軒のアパート“αU apartment”が渋谷に登場。BE:FIRST 「Boom Boom Back Touch & Try 」、バーチャルシンガー花譜の 「花譜観測所」をはじめ、Z世代が注目するイラストレーター、雪下まゆ・ヨシフクホノカ・バウエルジゼル愛華の3人による描き下ろし作品展示など、住人には新時代を作るクリエイターたちが集まり、リアル、バーチャルを垣根なく楽しめた“ウィーク”となった。

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■au Design project発のNFTストア「αU dotadp」オープン!

ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にもなっているINFOBAR(デザイン:深澤直人)や前衛芸術家・草間彌生とコラボした携帯電話など数々の名作を生み出してきたau Design project。2023年10月に初代INFOBAR発売から20周年を迎えるメモリアルイヤーにau Design project発のNFTストア「αU dotadp(アルファユー ドットエーディピー)」をオープンした。

デザイン、アート分野に特化したNFTを取り扱い、Web3 / AI/ メタバース時代にふさわしい新たなデザイン・アートシーンの創造を目指す。第1弾として、初代INFOBARのプロトタイプ「info.bar」を3DCGで蘇らせたNFTコレクションや、初代INFOBARが可愛いピクセルアートになった「インフォバーフレンズ」を発売。またZ世代から支持されるアーティスト雪下まゆ、ヨシフクホノカ、バウエルジゼル愛華初となるNFTコレクションをリリースした。

◆αU dotadp

「αU Market(アルファユーマーケット)」

「αU Market」では、リアルで使える特典を備えたNFTを購入できるマーケットプレイスを提供。先に述べた「αU Wallet」に接続することで、簡単に欲しいNFTを購入することができる。「αU Market」では“クリエイターファースト”を掲げ、クリエイターやアーティスト、そして彼らのファンに還元することを目的に、NFT商品を多数取り揃えている。3月7日のサービスローンチ時には、国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2023」とコラボレーションを行いDesigner’s NFTを販売。対象のNFT購入者には、NFTが証明となるファッションショーへの招待権や、デザイナーのNFT作品がプリントされたTシャツが手に入る特典を用意している。

デザイナーには、「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」、「ヘヴン タヌディレージャ アントワープ(HEAVEN TANUDIREDJA ANTWERP)」、「ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」、「ミューラル(MURRAL)」、「スリー トレジャーズ(THREETREASURES)」「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」など、昨今国内外で注目を集める新進気鋭のデザイナーが名を連ね、デザイナーの坂部三樹郎が運営するファッションの学校「me」からも、「ヤスカワ(yasukawa)」、「ウォーター ブルー(Water Blue)」、「ショー ムラタ(SHO MURATA)」、「カデット(KADDET)」「イズモ(IZUMO)」の若き才能あふれる5ブランドが参加しNFT作品を提供するなど、「αU Market」の掲げる“クリエイターファースト”とファンへの還元というサービス理念に対する姿勢を感じることができる。

他にも渋谷エリアの飲食店と国内有数のNFTプロジェクトsoudan NFTがコラボしたNFTを販売。このNFTを対象店舗に持っていくと、NFTの購入額分の割引を受けることができる。NFTという言葉が先行して世の中に浸透する中、“飲食店の割引“という慣れ親しんだ特典は初心者にとって安心かつ魅力的なのではないだろうか。ぜひ初めて手にするNFTとしてお勧めしたい。なお先述したDesigner’s NFTは3月末までの期間限定販売のため、気になる方は急ぎチェックを。

◆αU Market

■「αU Wallet(アルファユーウォレット)」

「αU Wallet」というアプリをご存じだろうか?このアプリはただのウォレットアプリではない。ブロックチェーンやNFTなど、昨今耳にすることが多くなった「Web3(ウェブスリー)」と呼ばれる世界へ簡単かつ安全に参加できる国内発の暗号資産ウォレットだ。今年、KDDI株式会社(以下、同社)が大手通信キャリアに先んじてローンチを発表した。何よりこのウォレットが画期的である点は、法定通貨である日本円でNFTを購入できることである。そして購入したNFTは自動的にpolygon(ポリゴン)ブロックチェーンに対応し管理され、MATIC(マティック※polygonブロックチェーンで流通する暗号資産の呼称)の送金・入金も可能となる。さらに今年上半期中にはイーサリアムなど、複数のブロックチェーンへ対応予定とのことだ。

ここ数年間、多くの国内事業者が「Web3」に参入してきた。一方、新興業界ゆえのボラティリティの高さから多くの事業者はプライベートチェーンと呼ばれるいわゆるクローズドな(≒自社内で管理可能な)チェーンでの参画や一部の技術提供にとどまっていた。今回、同社がPolygonをはじめ、オープンチェーンとの接続を前提にローンチすることは、まさに主たる事業である通信インフラ事業者として人々を隔たりなくつなぎ歩み続けてきた企業としての責任と、新時代を牽引するWeb3への理解を感じる。なお、同社のウォレットには、バックアップ機能やフィルタリング機能なども用意され、暗号資産をハッキングされたりするのではないかというユーザーの不安も解消しており、テック感度の高い人々だけでなく、初心者にとっても利用しやすいUXを実現している。

◆αU Wallet


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