【俺の楽器・私の愛機】1261「ジョージのテレキャスとドンズバ!」

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【FENDER CUSTOM SHOP「ALLROSE TELECASTER 1994年製」】(京都府 情事 万歳)


前回は「グレッチ・テネシアン・6119」を掲載して下さったので(No.1160)、今回の「ジョージとドンズバ」は「フェンダー・オールローズ・テレキャスター」です。映画「LET IT BE」でジョージが弾いていたテレキャスターを見た時に「珍しいテレキャスターだなぁ?」と思い、あちこちと調べてみましたが、当時は今のように簡単に調べる事が出来なかったのです。

後年、ギター全体がローズウッドで作られた「オールローズ・テレキャスターのプロトタイプ」だと知りました。また、プロトタイプとその後に発売されたオールローズとでは仕様の違いが多く、ボディやネックの塗装、ヘッドのロゴや、ネックや指板等が全く違っていました。ドンズバが欲しい私でも「プロトタイプと同じギターを入手するのは無理だし、仕様の違うヴィンテージは高価格だし、諦めるしかない!」と思いました。しかし、数十年後、何気なく見ていたギター雑誌の広告で見つけたのが、今回のジョージとドンズバである、U.S.A.カスタムショップ・1994年製の「オールローズ・テレキャスター」でした。

ボディもネックも塗装無しの「マット仕上げ」ネック裏に「スカンク・ストライプ無し」指板は「貼り」ヘッドのロゴは「スパロゴ」「ヘッド・キャップ無し」ストリングガイド位置は「6弦寄り」の仕様で、間違いなくジョージのオールローズとドンズバのギターでした!(めでたし、愛でたし)

サウンドは「セミ・ホロウ・ボディ」なので、普通のテレキャスターのようなパキパキした音ではなく、クリーン・トーンで、少し柔らかなサウンドですし、リズムを刻むと、とても気持ち良い歯切れの良い音になるのが気に入っています(レスリー・スピーカーがあれば「LET IT BE」の音が再現出来るのですが、妻がねぇ・・・アンプの前で扇風機を回して雰囲気だけ味わうしかないですね・笑)

テレキャスターに因んで皆さんに質問したいのですが、テレキャスターには、リア・ピックアップの上に被せる「ブリッジカバー」が付属していますが、あれは一体何の為に付属しているのでしょうか?オールローズ・テレキャスターを入手後、某楽器店が開催していた「フェンダー・カスタムショップ展」で、スタッフさんに「テレキャスターに付いているブリッジカバーは付けた状態で弾くものなのか?何の為に付いているのか?」と質問した事がありましたが「リア・ピックアップのノイズを軽減し、サウンド面でも違いが出る」また「フロントのピックアップにはカバーが付いているが、リアは剥き出し状態なので保護の役目もする」という回答でした。ブリッジカバーを付けて弾いても、私にはサウンドの違いは感じられませんでしたし、ブリッジカバーを付けてプレイすれば弾きにくいのと、ブリッジ・ミュートが出来ないし…どなたか「これが正解です」という答えを御存知の方、是非教えて下さい(亡くなる前に、アルバート・コリンズさんに訊きたかったなぁ…)





   ◆   ◆   ◆

ブリッジカバー問題…これは永遠に謎ですね。ストラトのブリッジカバーも同じ。当時はブリッジミュートのような奏法も確立しておらず、右手は掻き鳴らす状態だったと思うのですが、アンプのボリュームも目一杯上げてのパフォーマンスだったでしょうから、ノイズも無視できないレベルだったと思われますよね。いわゆるハムノイズもそうですけど、無線電波もガンガン飛んでいたでしょうから、外来ノイズをできるだけ遮断するのに有効だったんじゃないの?って勝手に思ってます。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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