【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「コンデンサーマイク」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第98回のお題は「コンデンサーマイク」です。

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(C)Leo Wieling / Unsplash

コンデンサーマイクは電気を蓄えたり放出したりする“コンデンサー”の技術を応用したマイク。 使用の際は電源供給が必要で、広い周波数帯を高い感度で拾うことができることが最大の特徴。レコーディング用マイクをはじめ、パソコン、ハンディレコーダーなど、多岐にわたる分野に使用されており、歌の息遣いや弦の擦れる音、部屋鳴りなど、細かいニュアンスの収録に適していると言われている。その一方で、衝撃や湿気に弱く、振動ノイズやポップノイズを拾いやすいためショックマウントホルダーやポップガードが必要となることも多い。

レコーディングによく使用され直径1インチのダイアフラムを使用した、比較的サイズの大きい「ラージダイアフラム」、小さなダイアフラムを使用したマイクで、ペンシル型とも呼ばれる「スモールダイアフラム」、胸元につけたり目立たない場所に仕込んだりできる小型のマイクで、ピンマイクとも呼ばれる「ラベリアマイク」、楽器へ直接取り付けるタイプの「楽器用クリップマイク」などがある。

なお、よく比較されるダイナミックマイクは、ダイアフラムとコイル・磁石で電気信号に変換するシンプルな仕組みのため、環境変化や衝撃に強い構造になっており、ライブ会場などの変化や動きが激しい環境で使用されることが多い。

文・編集部




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