【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「マレット」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第99回のお題は「マレット」です。

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(C)Leo Wieling / Unsplash

マレットは、マリンバやヴィブラフォンなどの鍵盤打楽器を含むさまざまな打楽器を演奏する際に用いられるヘッドの付いた“ばち”のこと。

持ち手の材質はプラスティック、籐、バーチ製が多いが、ヘッド部分は、黒檀、硬質ゴム、プラスティック、アセタールなどを利用したシロフォン向け、真鍮、アルミなどを利用したグロッケンシュピール向け、ゴムに毛糸や綿糸を巻きつけた物、ゴムマリンバ向け、木、毛糸、フェルトなどを利用したティンパニ向けなど楽器によって材質や硬さなどが異なり、膨大な種類がある。また、ウッドブロック、カウベル、ゴングなど一般的な打楽器には、材質と持ち替えの利便を考慮してさまざまなマレットが用いられることが多い。

なお、ドラムで利用するものに関しては(ドラム)スティックと呼び、ブラシやロッドと並び、演奏法によってマレットを用いることもある。

文・編集部




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