レミ・カバカ、アフロ・ファンクLPの中で最も入手困難な作品と言われる『Son of Africa』リリース

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(C)Camilla Gibson

BBE Musicが、アフロ・ファンクLPの中で最も入手困難で人気を博する作品と言われるレミ・カバカの『SON OF AFRICA』を再発リリースする。

◆レミ・カバカ 関連画像

現在85歳であり、アメリカで引退生活を満喫しているレミ・カバカは、ジンジャー・オロロンソ・ジョンソン、フェラ・クティなどと共に50年代〜70年代のイギリス西アフリカ音楽界の礎となった人物だ。ジンジャーがソーホーのクラブ界でマンボやチャチャを演奏し、フェラがメロディスク・レーベルから初期の“ハイライフ・ジャズ”系の作品をリリースしている間、彼は英ロック界にどっぷり身を置き、ザ・ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー、ジンジャー・ベイカー、スティーヴ・ウィンウッドなど、数えきれないほどの著名なアーティストとセッションやライブを行っていた。

カバカは70年代になると、今や伝説的なUK出身のアフロ・バンド、オシビサの結成が起源とする、英国を拠点にした西アフリカのファンク・シーンの成長に貢献することになる。彼の影響とインスピレーションはその後、サイマンデやザ・イコールズ(エディ・グランドが在籍)、ザ・アヴェレイジ・ホワイト・バンド、マタタなど現代のあらゆるイギリスのファンク・バンドへと波及していった。

本アルバムは、1976年にアイランド・レコードからリリースされたが、宣伝も賞賛もされなかった。なぜなら当時のイギリス黒人音楽市場は何よりもレゲエを望んでおり、ボブ・マーリーを抱えていた同レーベルは当然ながらほかの優先事項があったため、このアルバムは姿を消すこととなった。しかし2000年代初頭に700ポンドを超えるコレクターズ・アイテムとして公の場に再登場し、大躍進を遂げたというわけだ。

アルバム自体は30分と短尺だが、その1分1分に“ファンクネス”が充満している。スペーシーなサイケロック、ディスコ、ブギーといった大げさな演出もないが、ただひたすらグルーヴが体に直撃する力作と言えよう。なお本作には、スティーヴ・ウィンウッド、アラン・ドゥプリーといったロック界の重鎮や、UKのアフロ・ファンクの重鎮たち──エディ・クワンサー、フィリップ・ラマコン、マック・トントー、ウィンストン・デランドロ、ジェローム・リムソン──、加えて元トラフィックやカンのメンバーであったガーナ人のパーカッショニスト、リーボップ・クワク・バーも参加している。

ターンテーブリストであれ、ヒップホップ・サンプラーであれ、純粋にアフリカン・ファンクが好きな人であれ、この限定プレスの再発盤(最新のライナーノーツ付き)を手に入れてほしい。


『Son of Africa』

2023年4月21日(金)
BBE Music BBE727ALP

■Trarcklist
SIDE A
1. Kabaka
2. New Reggae Funk
3. Sure Thing
SIDE B
1. Future of a 1000 Years
2. All Black Festival
SIDE C
1. Aqueba Masaaba
2. African Hustle
SIDE D
1. Meteorite
2. Blue Lagos
3. Follow Your Needs

◆BBE Music オフィシャルサイト
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