ボブ・ロック、“ニッキー・シックスはベースをプレイしていない”発言を釈明

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プロデューサーのボブ・ロックが、先週公開されたインタビューで“モトリー・クルーのニッキー・シックスは初期4作で自分はベースをプレイしていないと言っていた”と発言したことについて、誤解を解きたいと声明を出した。

◆モトリー・クルー画像

ロックは『Talk Is Jericho』ポッドキャストにゲスト出演した際、彼が初めてプロデュースしたモトリー・クルーのアルバム『Dr. Feelgood』(1989年)について話す中で、「彼(シックス)がこう言ったんだ。“これまでのモトリー・クルーのアルバムで俺はプレイしていないと思う。夜に誰かが来て、俺のパートを差し替えたと俺は思ってる”“だから、俺はベースをどうプレイするか、わからない”ってね。僕は、“それは残念だな。君はここではベースをプレイすることになる”って言ったんだよ」との逸話を明かしていた。

『Loudwire』によると、ロックはポッドキャストが配信された翌日、こんな声明を出したという。「昨日、クリス・ジェリコのポッドキャストで、僕はニッキー・シックスやモトリー・クルーと『Dr. Feelgood』で共作したときの話をした。残念なことに、現代のインターネットにある多くの事柄同様、文脈を無視し引用され、誤解された。『Dr. Feelgood』で僕がモトリー・クルーと仕事をし始めたとき、バンドは初めて素面の状態で、ニッキーはとくに周知のヘロイン依存症から回復しつつあるところだった。僕らはよく冗談を言っていて、ニッキーは、自虐的な調子で、それ以前のアルバムではプレイしたことを覚えてさえいないと言っていた。それは、僕らが取り掛かろうとしていたアルバムではベストを尽くし、これまでで最高のアルバムにするという、彼流の意思表示だった。僕らはその通りのことをした。僕はニッキーがモトリー・クルーのアルバムでベースをプレイしていなかったなんて、全く以て思っていなかった。彼はこの世界で最も独自で才能あるプレイヤーの一人で、あの楽器に対する彼の取り組み方はモトリー・クルーを素晴らしいものにした要因の一つだ」

さらに、学ぶことや成長することを決して止めないシックスをリスペクトしていると続け、再度、「間違いなく、ニッキー・シックスは、僕がこれまで光栄にも共作してきた人たちの中で、最も才能があるプレイヤー、作詞家、ソングライターの一人だと言える」と、シックスを称えた。

ボブ・ロックは最近、モトリー・クルーの新曲も手掛けており、バンドはジョン5が加わった新ラインナップで3曲をレコーディングしたという。



Ako Suzuki

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