【舞台裏トーク】<SATANIC CARNIVAL>RAZORS EDGE、「レイザーズがコロナ明けに必要なものなんじゃない?」

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RAZORS EDGEがついに<SATANIC CARNIVAL>のステージに立った。かつてPIZZA OF DEATHに所属していた彼らの<SATANIC CARNIVAL>出演は、本人曰く「今また違う形で来た」ひとつの結びつきの在り方でもある。

◆<SATANIC CARNIVAL 2023> 画像

27年のキャリアを誇る彼らのサウンドは変わらずファスト。一方で、その経験と実績に裏打ちされたサウンドは一朝一夕に成し得るものではない。インタビューでは、敢えてメンバー5人全員にステージの感想、PIZZA OF DEATHとの関係性、バンドの現在について話を訊いた。

   ◆   ◆   ◆

■ピザが最初にレーベルに誘ってくれた感覚が
■今また違う形で来たってことなんじゃないかな

──ライブ、めちゃめちゃよかった!

KENJI RAZORS:本当ぉ?

──いや、このインタビューをやるにあたって、最初はRAZORS EDGE初期メンバー3人に来てもらって、昔のことも絡めた話を聞こうと思ってたんだけど、あのライブを観てるうちに“過去じゃなくて今を聞かないとダメだな”と思って、急遽メンバー全員に来てもらいました。

KENJI RAZORS:それはいいライブできたってことだよね。まあ、PIZZA OF DEATHに所属してたときの3人が、ただ懐かしいだけの話をしてもしょうがないもんね。

──そうそう。で、ライブはどうでしたか。

TOSHIKI:ライブの途中からあばらが痛くて。気が気でないです。

MISSILE:めちゃくちゃ個人的な話だった(笑)。

──それは現在進行形で?

TOSHIKI:はい。今も大きい声出せないです。

KENJI RAZORS:なんかでも、今までは“俺らでこの客をどうにかしたんねん!”みたいな感じでやってたけど、今日は昔からRAZORS EDGEのことを見てくれてるお客さんがライブ前から「うぉ~っ!」って盛り上がってたから、“どう期待に応えたろうかな”って気持ちにはなったけど、いざやりだしたらいつもと一緒やった。

──きっちゃん(KRASH)は?

KRASH:サタニックは昨日から来てたんやけど、久しぶりの大舞台やし…。

KENJI RAZORS:きっちゃんは大舞台好きやもんなあ! 普通のときと大舞台のときと意気込みが違い過ぎるから、もうちょっと均等にライブせえや!(全員笑)。

KRASH:ははは。で、昨日は楽しむつもりで来てんけど、まんまと気合が入ってしまって全然酒飲む気にならなくて。

──そうだったんだ。

KRASH:だから今、ようやく飲めてる。今日はおかげさまで楽しかった。

KENJI RAZORS:こっちには真逆の人がおんねん。

MISSILE:昨日からずっと飲んでます!

KRASH:移動中から飲んでるからな(笑)。

KENJI RAZORS:うれしなってもうてなあ。お前、大舞台の捉え方がだいぶちゃうぞ(笑)。

MISSILE:好き放題やれる場所っていう(笑)。

KENJI RAZORS:今朝もホテルのロビーに集合したとき目がトロンとしとったもんなあ。“絶対まだ酒抜けてないわ”って思ってた。

MISSILE:でも、昨日はちゃんと寝たんで。僕も大舞台に備えて体は整えてました。

KRASH:寝たのか、ただ潰れてたのか(笑)。

──HATAKENは?

HATAKEN:僕は人生最大の大舞台だったんで、緊張しました(笑)。でも、気持ちよかったです!

MISSILE:その緊張がこっちにもめちゃめちゃ伝わるんですよ。


──でも、すごいライブだったね。あそこまでなるとは思ってなかった。

KENJI RAZORS:でも、今までも面白い企画とか大きいところに出さしてもらう機会はあったし、めっちゃコケたっていう記憶はあんまないし、多分そういう積み重ねが今回も普通に出てたんやなって思う。だから、すっごい緊張してるメンバーがいたとしても、“そんなの関係ねえ”みたいな。

HATAKEN:ははははは!

KENJI RAZORS:普段できること以上のことをしようとするから緊張すんねん! どうせお前なんか60点ぐらいのことしかできひんやんけ!って。

──でも、KENJI RAZORSもすごくどっしりしてるなと思った。気負いがないというか。MCも落ち着いてたし。変な言い方だけど、大人な感じ。

MISSILE:実際、50歳なんですけどね(笑)。

──そうなんだけどさ(笑)。

KENJI RAZORS:コロナ禍になってみんなお酒を控えてたわけやんか。でも、俺は相も変わらず酒場へ繰り出してたんやけど、そこがけっこう面白い人たちが集まるとこで、ずーっと飲みながら喋ってたの。で、そこでは俺は面白い人って思われてて(笑)、面白いって思われてるのがわかるとよく喋るじゃん。だから、前よりトークが上手になったと思う、たぶん。

──シンプルにトーク力が上がったってだけなんだ。経験を重ねてとか、年齢を重ねてとかじゃなくて。

KENJI RAZORS:純粋にトーク力が上がってる(笑)。「俺、こんなに酒場を賑わしてる!」って。

──音楽のインタビューとしては0点の回答だね。

KENJI RAZORS:あはははは!

──トーク力の話は聞きたくないのよ(笑)。

KENJI RAZORS:まあ、結局やりたいことをやるしかないから。主要メンバーはみんなお店をやったりしてるし、 あと何年バンドを続けられるかはわかんないけど、続ける以上はやりたいことはまだあるし、好きなことだけをちゃんとしたい。

──そのせいなのか、なんか吹っ切れた顔をしてたんだよね。表情がすごくよくて。昔なんか目つきがすごかったじゃない。

MISSILE:ギラギラしてて。

KENJI RAZORS:それがよかったっていう人もいるけどね。

──まあね。でも、今日はRAZORS EDGEの新しい一面を見た気がするし、これはこれで2020年代のRAZORS EDGEとしてカッコいいなって純粋に思えた。あと、かつてはファストなバンドってけっこういたじゃん。けど、気づけば表舞台でガンガンやってるバンドはいなくて。だから、サタニックみたいな場でRAZORS EDGEを見るっていうのが2周ぐらいして新鮮だなって。

KENJI RAZORS:そうやね。Toshikiなんて俺ら20歳違うんだけど、「速い音楽が新鮮です」つって楽しんでやってくれてるから、まさしく2周ぐらいよね。

──Toshikiみたいな若者からするとRAZORS EDGEみたいな速い音楽はどうなの?

Toshiki:たまに友達がライブを観に来てくれるんですけど、「芸術」って言われます(全員笑)。

──なんでも行き過ぎると芸術になるんだ(笑)。

KENJI RAZORS:「売れようとしてない」って言ってたよな(笑)。

Toshiki:やっぱ、音源よりもライブがめっちゃいいと思うから、みんなライブに来てほしいです。


──ところで、RAZORS EDGEがPIZZA OF DEATHから音源を出してたのっていつぐらいまでだっけ?

KENJI RAZORS:2015年に出した『RAW CARD』まで。そこでバンドとレーベルとしての関係性は終わってるから、あれから8年ぐらい経ってるか。

──その間、PIZZA OF DEATHとの絡みは?

KENJI RAZORS:全然なかったよ。でも、最初にPIZZA OF DEATHが“RAZORS EDGEが面白い”って思ってレーベルに誘ってくれた感覚が、今また違う形で来たってことなんじゃないかな。この間は、その“面白いな”っていう感覚がPIZZA OF DEATH側としてはなかったのかも。

──なるほど。

KENJI RAZORS:でも、俺らも<STORMY DUDES FESTA>を始めて、去年は“コロナが明けた”って勝手に宣言したかのような内容になって、そういうことをちゃんとPIZZA OF DEATHもチェックはしてくれてたと思うし。まあ、こっちも好きなことをやってるうちに、いつか波長が合えば絡むでしょって思いながらやってた。“またなんか誘ってくださいよ」って無理にいうのもなんかめんどくさいし、カッコ悪いから嫌だってだけで。

──自然とまたこういうときが来た。

KENJI RAZORS:そうそうそう。だから、今回I.S.Oちゃんから電話がかかってきた瞬間に、もう何の話かわかったもん(笑)。8年間全く電話のやり取りがなかった人からいきなりかかってきても、“これは…”って(笑)。

──大阪でPangeaとかライブハウスを経営して、普段からPIZZA OF DEATHとやりとりのあるきっちゃんからするとどういう感じなの?

KRASH:俺はちょこちょこみんなと会ったりしてるけど、RAZORS EDGEの話をどういうテンションでしていいのかわからへんっていうか、向こうがRAZORS EDGEに対してどう思ってるのかがわからへんから、あんまりそういう話をこっちからすることはなかった。だから、今回に誘われたのはすごく驚いた(笑)。

──今年のRAZORS EDGEは面白いよね。こうやってサタニックに出て、フジロックも決まってるっていう。この妙な流れって何が要因なんだと思う?

KENJI RAZORS:RAZORS EDGEがコロナ明けに必要なものなんじゃない? そういう感覚が漠然とあって、そこに奇跡的に俺らがいたっていう。まあ、ストーミーの存在とかも大きいのかもしれないけど、“俺ら、もってんなあ!”って思う(笑)。

KRASH:別に新しいアルバムを出すっていう話をしてるわけでもないのにこういうことが立て続けにあるなら、もっとちゃんとバンドを回していきたいなっていう気持ちはある。普通、逆やん(笑)。

──そうだよね(笑)。

KENJI RAZORS:俺は全然そんなこと思ってないけどね。このいいタイミングでアルバムをつくるっていうのはなんかちょっと葛藤がある(笑)。

KRASH:でも、最近なんかちょっと楽しそう。

──そうなんだ。

KRASH:(KENJI RAZORSからの)LINEの返信が早くなってる(笑)。

──あはは!

MISSILE:内輪な話やなあ!

KRASH:曲作りの話とかしてるとちょっと返信が早くなる。

──知らず知らずのうちにね(笑)。でも、それぐらいのスタンスのほうがRAZORS EDGEはバランスいいのかもしれないね。

KENJI RAZORS:前は、デザイン、ライブの組み立て、曲作り、バンドの運営方針決め、ホームページ、SNS、全部自分でやらないとこだわりを出せないと思ってたから全部背負ってたし、ほかのメンバーにやらせたくないっていう気持ちがあったけど、今は自分の仕事が忙しいこともあって、いろいろ任せられるようになって、そういうこともあってライブをすることがちょっと楽になったかもしれない。

HATAKEN:これまでKENJIさんがやってたことは今ほとんど僕がやってます(笑)。

KENJI RAZORS:ありがとう! 感謝してるよ!(笑)

文・撮影◎阿刀大志

◆BARKS内<SATANIC CARNIVAL '23>特集
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■<SATANIC CARNIVAL 2023>

6月17日(土) 幕張メッセ国際展示場 9-11
6月18日(日) 幕張メッセ国際展示場 9-11

▼6月17日(土)出演者
AFJB
バックドロップシンデレラ
The BONEZ
Crossfaith
Dizzy Sunfist
Dragon Ash
ENTH
Fear, and Loathing in Las Vegas
FOMARE
ハルカミライ
HAWAIIAN6
Ken Yokoyama
locofrank
MONGOL800
ROTTENGRAFFTY
SHANK
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Survive Said The Prophet
Track's
WANIMA
Prompts (O.A.)

▼6月18日(日)出演者
04 Limited Sazabys
10-FEET
coldrain
Crystal Lake
dustbox
Fire EX.
GUMX
G-FREAK FACTORY
花冷え。
HEY-SMITH
LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
OVER ARM THROW
RAZORS EDGE
SAND
SHADOWS
SiM
Suspended 4th
Hi-STANDARD

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