デフ・レパード、スティーヴ・クラークの死後、5人の友人たちを後任候補に
(C) Ross Halfin
アイアン・メイデンのエイドリアン・スミスは3年前、デフ・レパードのスティーヴ・クラークが1991年に亡くなった後、その後任ギタリストの候補に挙がっていたことを認めたが、フィル・コリンによると、デフ・レパードのメンバーはスミスを含め5人の友人たちに声をかけていたという。
先週金曜日(6月16日)、フランスのフェスティバル<Hellfest>が開いた記者会見で、『eonmusic』からクラークの後任を決めるオーディションについて問われたコリンは、こう答えたという。「俺ら、5人を招待した。5人の友人たちだ。そして、ヴィヴィアン(・キャンベル)が即座に適合した。そうなるのが運命だったかのように。エイドリアンは素晴らしかった。彼は素晴らしいシンガーでもあり、歌えるかどうかは(自分たちが求めていた)一つの要素だった。ジョン・サイクスともプレイした。彼も素晴らしいプレイヤーで、素晴らしいシンガーだった。でも、ヴィヴィアンの声は凄かったよ。でも、それ以上に彼は僕らがやっているスタイルにピッタリだった」
「さっき言ったとおり、5人だけだ。俺らは、(大々的に)キャスティング・コールみたいなものをしたわけじゃない。スティーヴを喪い、正直言って、まだちょっと辛い時期だった。だから、俺らは精神的に、家族の一員として過ごせる人を求めていたんだ。ヴィヴはそのものだったよ。即座にね」
スミスは2020年、『eonmusic』のインタビューで、「クラークが亡くなったとき、デフ・レパードのメンバーの座をめぐり競っていたのか?」と問われると、「うーん……(しばらく間を置き)、そうだったよ。ああ。ああ、俺はそうだった。わからないけど……。俺はもっと本を書きたい。そのことは次の本で書くかもな(笑)! それに関してはいろいろあるんだ」と答えていた。
デフ・レパードのリック・アレン(Dr)はその翌年、同じく『eonmusic』のインタビューで、スミスが加入するというアイディアを「僕は気に入っていた」と話し、スミスほか、Huwey Lucasという若い無名のギタリストや元ホワイトスネイクのジョン・サイクスが候補に挙がっていたと明かしていた。
Ako Suzuki
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