【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ユーフォニアム」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第106回のお題は「ユーフォニアム」です。

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(C)Joonas Sild / Unsplash

ユーフォニアムは、金管楽器の一種であり、バリトンホルンとも呼ばれる。音域や形状がトロンボーンに似ているが、ボア(内径)がより広く、円錐形のベルを持っていることが特徴だ。バンドやオーケストラで広く使用される楽器で、特にブラスバンドや吹奏楽団で重要な役割を果たす。低音域から中音域までの音を奏でることができ、美しいメロディラインや豊かな和音の演奏に適している。

ユーフォニアムは、バリトンホルンのような3つのピストンバルブを備えており、これらのバルブを操作することで音の高さを変えることが可能。また、一部のモデルでは、追加のフリーシステム(スライド)を備えている場合も。音色は、温かみのある豊かな響きで知られており、しばしばソロ演奏やアンサンブルで使用される。

金管楽器の中でも比較的重い楽器であり、演奏には十分な筋力と息力が求められるが、その美しい音色と表現力の幅は、多くのミュージシャンや聴衆に魅力を与えていると言える。

文・編集部




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