【インタビュー前編】有華、TikTok介し国内外でバズった「Baby you」収録1stフルアルバムは意欲作「心に寄り添えたり、元気の源になれたら」

■音源通りにうまく歌うというより
■みんなで楽しく歌っていただけたら

──有華さんの曲をカラオケで歌いたい人は多いと思います。歌唱のアドバイスをいただけますか？

有華：私自身、カラオケがすごく好きなので歌っていただけるのはとても嬉しいです。たとえば、「バースデーソング」という曲は、誕生日を祝う歌なので、カラオケで歌のプレゼントをする人も多いと聞いて、すごく光栄だなって思います。シングルやアルバムに収録されている曲もそうですが、私の曲は一人でしみじみ歌うというより誰かと一緒に歌うほうがより楽しめるし、幸せ度が増すのかなって思います。音源通りにうまく歌うというより、結婚式の二次会や三次会とかでみんなで楽しく歌ってもらったりしたら盛り上がれる曲が多いと思いますし、そうやって楽しんでいただけたらうれしいです。



──有華さんのカラオケにまつわるエピソードはありますか。

有華：カラオケが大好きなので、学生のころなどはよく行っていたんですが、あるとき調子に乗ってソファーの上で立ち上がっちゃったんです。そうしたら、ソファーがばたんと崩れて落下して（笑）。もともと簡易に折りたためるようなタイプだったので、ソファーを壊さずに済みましたし、私もけがはなかったのですが……。たくさんの人と一緒だったので「ああ、もう恥ずかしくて終わった」って（笑）。よい子の皆さんは、決してマネしないでくださいね。

──（笑）。アルバム『messy bag』のおすすめの聴き方は？

有華：サブスクが当たり前なので、アルバムの曲順通りに聴く機会ってあまりないと思いますが、アーティストはみんな曲順に意味や想いを込めて作っていると思います。自由に聴いていただきたいですが、1度くらいは最初から最後まで聞いて、そのアルバムのストーリーを感じていただけたらうれしいですね。私が1曲目を「Partner」にしたのは、スタッフさんから「この曲から、有華は始まったんだね」と言われたからなんです。そして、最近の私を象徴するような曲が並び、少しずつ私を深掘りしていくような曲となっていきます。私が伝えたいメッセージや、いま思うことを詰めこんだ曲を聴いていただいた後に、最後にまた、「Baby you -Reprise-」で終わります。リプライズでは、ピアノと歌のみなので私の原点も伝わるんじゃないかなって思います。

取材・文◎橘川有子





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