【インタビュー後編】有華、心が折れかけても諦めなかったデビューという夢「チャンスを掴もうと一生懸命でした」

国内のみに止まらず海外でのバイラルヒットを成し遂げ、「TikTok上半期トレンド大賞 2023 ミュージック部門」を受賞した「Baby you」など全11曲を収録したメジャー1stフルアルバム『messy bag』を、10月25日にリリースした有華。インタビュー前編では、主に新作アルバムに込めた思いなどについて話を伺った。
◆有華 動画 / 画像
後編では、彼女が歌手を目指したきっかけや、インディーズ時代の苦労、メジャーデビューに至るまでの経緯のほか、世界的にバズるという経験を経ていま思うこと、今後叶えたい夢などについて話を詳しく聞いた。
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■不合格の通知が来るたびに気持ちを立て直して
■「また頑張ろう」って自分を励ましていました
──デビュー曲「Baby you」が世界的にバズっている有華さんですが、いつごろから歌手になりたいと思っていたのですか?
有華:いわゆる物心がついた時から歌うことが大好きで、ぼんやりとそんな夢を持っていた気がします。姉の影響で、4歳からピアノと合唱を習っていて、音楽って楽しいなという体験をしたのが大きいと思います。どちらも好きだったんですが、より合唱で歌っているときの方が楽しくて。年齢やその子に合わせてクラスが変わったりもしたんですが、合唱ではずっと楽しく歌っていた記憶があります。
──実際に歌手になるため、行動を起こしたのはいつからですか?
有華:高校生になってすぐですね。その前の小学校、中学校からすでに歌手になりたい気持ちはあったのですが、両親と、「オーディションを受けるのは高校生になってから」と約束があったので、今か今かと高校生になるのを待っていた感じでした。当時は、月刊のオーディション情報雑誌などもあったので、それを見ては片っ端からいろんなオーディションやコンテストに応募していました。デモテープを送らなきゃいけないので、小さなICレコーダーを買って、カラオケを流しながら歌って録るという、かなりアナログな感じでしたね(笑)。

──オーディションの結果は?
有華:それが、もう、全然声がかからなくって。高校生になって、オーディションを受けたらすぐにでもデビューできると思いこんでいたので、かなり予想外でショックでした。それでも歌うことが好きだから、不合格の通知が来るたびに気持ちを立て直して「今度こそ」「また頑張ろう」って自分を励ましながら続けていましたね。
──希望いっぱいだったところから、一気に厳しい現実を突き付けられたと。
有華:ええ、そうですね。ただ、あるコンテストを受けたときに、審査員の1人がわざわざ後日、電話を下さり「ピアノが弾けるなら、オリジナルの曲を作ってみたらどうですか」とアドバイスしてくれたり、ライブハウスでライブするよう道筋をつけてくださったりしたんです。受けたコンテストは落ちちゃったんですが、活動が広がった感覚がありました。
──幼いころからピアノを弾いてきたにもかかわらず、それまでなぜオリジナル曲を作らなかったのですか?
有華:今思うと、自分でも不思議です。おそらく、小学生のときに「私は将来、モーニング娘。になる!」と決めていたので(笑)、歌手活動=歌って踊るイメージだったのかもしれません。ピアノはずっとクラシックを習っていたので、自分で曲を作るというより誰かが作った曲を正しく美しく弾くという印象も強かったんですよね。そんな私が高校3年生のとき、自分の想いを歌できるようになったのは大きな転換点だったと思います。
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