【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ディジェリドゥ」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第126回のお題は「ディジェリドゥ」です。

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Bernd Hildebrandt / Pixabay

ディジェリドゥ(Didgeridoo)は、オーストラリア原住民のアボリジニ文化に起源を持つ伝統的な楽器。この楽器は通常、長い円筒形の管状で、木製や竹製などさまざまな素材で作られている。一般的には、長さが約1メートルから3メートル以上に及ぶことがある。

ディジェリドゥの特徴的な演奏スタイルは、循環呼吸と呼ばれる技法を使用すること。これは、演奏者が息を吸いながらも同時に息を吹き出すことで、絶え間なく音を出すことができる方法である。この技法により、ディジェリドゥの音は非常に独特でリズミカルなものとなっている。

ディジェリドゥは、アボリジニの文化や伝統的な儀式、物語の伝承などにおいて音楽的な役割を果たしている。また、近年では世界中のミュージシャンやアーティストによって取り入れられ、さまざまな音楽ジャンルで使用されているのはご存知の通り。

ディジェリドゥの音は、低いドローン音や共鳴音が特徴的であり、その振動はリラックス効果があるとされ、瞑想やヨガなどの活動にも使われている。

文・編集部

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