【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「スティールパン」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そうなの?的なものから、世界の民族楽器まで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第127回のお題は「スティールパン」です。

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スティールパン(Steel Pan)は、トリニダード・トバゴ出身の音楽家たちによって開発された、鋼鉄製の打楽器。カリブ海地域の音楽、特にトリニダード・トバゴのカリプソやソカ音楽で広く使用され、また世界中のさまざまな音楽ジャンルで取り入れられている。

スティールパンは、トリニダード・トバゴのアフリカ系とインド系の住民が、廃棄された油槽のフタやドラム缶を打楽器に転用することから生まれた。これにより、異なる音程を持つ部分を打つことで音楽を奏でることが可能となった。

スティールパンは、鋼鉄のドラム缶を手作業で調律し、異なる音程を得るために異なる部分を切り開いて作られる。最も高い音程のものから低い音程のものまで、さまざまな種類のスティールパンが存在している。

スティールパンにはテナーパン(Tenor Pan)、ダブルセコンド(Double Second)、バスパン(Bass Pan)など、いくつか種類がある。それぞれが異なる音域や音程を担当しており、全体としてアンサンブルを形成する。

スティールパンの演奏は非常にリズミカルであり、複雑なフレーズやメロディを奏でることができる。多くの場合、複数のスティールパンが組み合わさってアンサンブルを形成し、力強いパフォーマンスを生み出す。

スティールパンはその鮮やかで陽気な音色と、カリブ海の文化を反映した音楽で知られており、近年では、世界中で演奏や教育の場で活用され、異なる音楽ジャンルで採用されている。

文・編集部

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