【俺の楽器・私の愛機】1491「かつてと今のアンプ事情」

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【Hughes & Kettner Ampman Modern】(石川県 りゅう 20代がけっぷち)


前回(1469)はご紹介ありがとうございました。私としては軽めな気持ちでの投稿だったのですが意外と驚かれたようで何よりです。そして今回、「今までの収入はほとんどギターの機材に消えた」ということを裏付ける写真がまた出てきたので紹介します。

見ての通りめちゃ積まれたギターアンプなんですが、上から順にENGL Ironball、MOOER Little Tank D15、DV MARK BAD BOY 120、Brunetti XL R-Evo II、Lee Jackson XLS-1000、DV MARK NEOCLASSIC 212 Cabinet、ELK FS-21です。Lee Jacksonは訳あって音の出ないジャンク。これ以前にもVOXやELK、Bad Catの中国製のアンプ(いずれもヘッドアンプ)を使っておりました。良い音を追及するというよりもただ買うのが目的の「機材厨のような何か」だったのかもしれません。

この写真の中だとENGLが最も好みの音だったので当時はそれがメインでした。この写真を見ると、かなり意味不明な買い物の仕方だな~と思います(苦笑)。ちなみにこの後もアンプヘッドやキャビは二転三転しますが、キャビはDV MARKの2発が個人的に最強でしたので今ではこれに落ち着いています。


その後部屋が狭くなったという理由で機材整理をし、全部売ったかと思いきや、機材の軽量化という名目でDV MARKのMultiampを購入。まるで反省していない。しかしMultiampはクリーンは好みだったものの歪みが個人的には合わず、ENGLのE530を導入し、ついでに電源も導入し4Uラックを構成。やはり反省していない。

ENGLを歪み用のプリアンプとして使い、Multiampはクリーン用のプリアンプ兼、空間系エフェクター兼、パワーアンプという変則的かと思われる使い方に落ち着きました。

しかし完璧かと思われたこのシステムすら、重量が増して当初の軽量化という目的から外れたので解体、売却。ですがこの当時のシステムが個人的に最も良い音で鳴らせていたと感じていたので後悔が残ります。持ち出してのライブの予定とかないから重量はどうだってよかったはずでは。


現在行き着いた所はHughes & KettnerのAmpman Modern。最大50Wの出力、レコーディングのRed Box DI Outを備える何でも屋。個人的にはキャビシミュも8種類付いていたのが録音メインの人として有難かった。またフロア型なのでセンドリターンのケーブルがコンパクトに収まり、軽量化とシステムの簡素化も達成。技術の進歩に感謝。

ただEQはTONEとPRESENCEしかなく、音作りはなかなか難しい。特にリード・トーンの音作りには悩み続けています。

ENGLに戻ろうかな。いやでもENGLは真空管だしメンテナンスが…、シンプルなAmpmanの方が…、いやでも音はENGLが…、いやでも録音はAmpmanが…、いやもういっそKemperを…といった感じで機材探しの旅は長く続きそうです。

P.S.前回教えていただいたPRSのモダンイーグルですが、やはり私はB.C.Rich Eagleのデザインに惚れてしまったのでEagleと一緒にいます。悪しからず。


   ◆   ◆   ◆

私もアンプ厨だったので、お気持ちお察しします。そして同じ穴のムジナ同士、分かっているのに認めようとしないポイントを一撃必殺で突いてみせましょう。そう、存在しない答えを求めて彷徨っているのです。目的地があってないような旅なのです。でもそれでいいでしょう。重いとかでかいとかクリーンだとか歪みだとか、生だとかラインだとか、デジタルだとかアナログだとかトランジスタだとかチューブだとか、いろんなファクターがあるのだけど、すべてをまるっと大満足させてくれるブツなんて、この世に存在するはず無いやん。ここ、見て見ぬふりをして爆走するから楽器の旅は面白いのです。同じ道をもう一度走るのもよし、走ったことのないダートをケツを振りながら激走するもよし。まだまだ旅路は道半ばなのです。グッドラック。ちなみに私、たくさんのアンプを触って確信を持ったポイントがひとつだけあります。ギターアンプの音質はプリが決め品質はパワーが決める。間違いなーい。あくまで個人の意見ですが反論受け付けません(笑)。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
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 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

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